2021年05月14日
コロナ VS 性欲
ちょうど1年前の今頃でした。
馴染のカウンターで常連客と、こんな会話をしたことがあります。
「来年の出生率は、上がるかね? 下がるかね?」
僕の問いに常連客は、
「当然、下がるでしょう! “3密回避” に “不接触” の時代ですよ」
僕も、それが正論だと思います。
でも、性欲とは、抑えられるものなのでしょうか?
「どうかな? 不要不急の外出禁止だから “不倫” は減るかもしれないけど、その分、“家庭内性交渉” は増えるんじゃないの?」
などと異論を唱えてみたのであります。
その後、「将来の不安から家庭内でも避妊する確率が増えるんじゃないか?」 とか、「在宅ワークが多くなるんだから、ついつい始めちゃうんじゃないの?」 なんて、酔いに任せて勝手な憶測をしていたのであります。
が!
結果が出ました~!!
なななんと! 僕らみたいに酒の席ではなく、国が真面目にリサーチしてくださったんです。
厚生労働省研究班の調査によれば、昨年の3~5月の間に男性の4割、女性の6割が性交渉をしなかったことが判明しました!
これは全国の20~69歳の男女9,990人が回答したものです。
性交渉の頻度について聞いたところ、
「しなかった」 49.8% (男性39.5%、女性59.8%)
が最も多く、
「減った」 7.9%
「変わらなかった」 39%
でした。
この結果は、未婚でも既婚でも変わらなかったといいます。
さて、気になるのは、その理由です。
減った理由については、
「外出を控えた」 (男性45.7%、42.1%)
「その気になれなかった」 (男性22.6%、女性48.8%)
などが挙げられています。
ここで気になるのは、「外出を控えた」 という理由です。
既婚者ならば、それは “不倫” の頻度が減ったということですよね。
その減った分の頻度が、家庭内には還元されなかったということなんでしょうか?
とりあえず、コロナ禍においては、人間の性欲は減退するということだけは、判明しました。
これで今年の出生率も下がり、少子化にますます拍車がかかってしまうということであります。
Posted by 小暮 淳 at 11:30│Comments(0)
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