2010年04月21日
鎌田温泉 「畔瀬」
鎌田温泉には3軒の宿があります。源泉もそれぞれ、自家源泉や村有泉を使用しているため、泉質は似ていますが、宿により微妙に湯質が異なります。
片品川の支流・小川に架かる尾瀬大橋を渡った田んぼの中に、ぽつんと一軒だけ離れて湯の宿「畔瀬(はんぜ)」があります。部屋数12部屋の小さな宿ですが、2代目の若主人・入沢尚和さんが家族と頑張っていました。
ここの売りはなんといっても湯量豊富な自家源泉を所有していること。毎分190リットル、47.6度の高温泉が湧いています。泉質も、他の鎌田温泉がアルカリ性単純温泉なのに加えて、ここの湯は硫黄成分を多く含んでいます。だから浴室に入ると、硫黄独特の腐卵臭がします。
やはり、硫黄泉は「温泉に入ってる~!」という満足感が味わえる、温泉らしい温泉ですね。僕の好きな泉質の1つです。湯舟には、硫黄泉ならではの白い湯花が無数に浮遊していました。
湯花は本物温泉の証拠として、僕はありがたく思うのですが、主人に聞けば必ずしもそうではないようです。「汚い」「掃除をしていない」との苦情は茶飯のようで、頭を抱えていました。これも、循環して湯をろ過している日帰り温泉の悪影響なんでしょうね。温泉は無色透明だと思っている。また無色透明が、掃除が行き届いた清潔な湯だと思い込んでいる。
毎分190リットルの源泉ですから、もちろん加水なし、加温なしの完全放流式(かけ流し)の新鮮な湯を存分に楽しめました。加水も、加温も、循環もしていないということは、人の手で湯の面倒をみているということです。季節、気温、天候により、湯の供給量を微妙に調節しています。いわゆる、湯守(ゆもり)のいる宿です。いい湯は、手間隙がかかるものなのですよ。
ちなみに若き湯守の2代目主人は、独身とのこと。温泉宿の女将となる花嫁を募集中です。
ああ、僕がもっと若くて、女だったら、名乗り出るのですがねぇ。残念です。
それくらい、いい湯でした。
片品川の支流・小川に架かる尾瀬大橋を渡った田んぼの中に、ぽつんと一軒だけ離れて湯の宿「畔瀬(はんぜ)」があります。部屋数12部屋の小さな宿ですが、2代目の若主人・入沢尚和さんが家族と頑張っていました。
ここの売りはなんといっても湯量豊富な自家源泉を所有していること。毎分190リットル、47.6度の高温泉が湧いています。泉質も、他の鎌田温泉がアルカリ性単純温泉なのに加えて、ここの湯は硫黄成分を多く含んでいます。だから浴室に入ると、硫黄独特の腐卵臭がします。
やはり、硫黄泉は「温泉に入ってる~!」という満足感が味わえる、温泉らしい温泉ですね。僕の好きな泉質の1つです。湯舟には、硫黄泉ならではの白い湯花が無数に浮遊していました。
湯花は本物温泉の証拠として、僕はありがたく思うのですが、主人に聞けば必ずしもそうではないようです。「汚い」「掃除をしていない」との苦情は茶飯のようで、頭を抱えていました。これも、循環して湯をろ過している日帰り温泉の悪影響なんでしょうね。温泉は無色透明だと思っている。また無色透明が、掃除が行き届いた清潔な湯だと思い込んでいる。
毎分190リットルの源泉ですから、もちろん加水なし、加温なしの完全放流式(かけ流し)の新鮮な湯を存分に楽しめました。加水も、加温も、循環もしていないということは、人の手で湯の面倒をみているということです。季節、気温、天候により、湯の供給量を微妙に調節しています。いわゆる、湯守(ゆもり)のいる宿です。いい湯は、手間隙がかかるものなのですよ。
ちなみに若き湯守の2代目主人は、独身とのこと。温泉宿の女将となる花嫁を募集中です。
ああ、僕がもっと若くて、女だったら、名乗り出るのですがねぇ。残念です。
それくらい、いい湯でした。
Posted by 小暮 淳 at 14:45│Comments(0)
│温泉地・旅館