温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
群馬のブログポータルサイト「グンブロ」顧問
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使
四万温泉大使



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2018年07月18日

特集/足湯鼎談


 中之条町のみなさ~ん、こんにちは!
 あなたの町の観光大使です。

 四万温泉のみなさ~ん、こんにちは!
 あなたの湯の温泉大使です。

 そう、僕は群馬県吾妻郡中之条町の観光大使と、中之条町にある四万温泉の温泉大使をしています。
 その2つの大使のダブル公務ともいえる 「中之条町町勢要覧2018」 が発行されました。


 町民のみなさんは、もう、ご覧になりましたか?
 特集/足湯鼎談(ていだん) 「世のちり洗う四万温泉」を!
 4ページにわたり、3人のおじさんとおばさんが、熱く熱く四万温泉について語っています。

 3人とは、歴史と民俗の博物館 「ミュゼ」 館長の山口通喜さん、一般社団法人 「四万温泉協会」 副会長で 「中沢旅館」 女将の中沢まち子さん、と僕です。

 山口さんは四万温泉の歴史や文化を、中沢さん四万温泉の今昔や慣習など、そして僕は四万温泉の湯の魅力について語っています。
 ちょうど僕らは、同世代。
 取材当日は、あまりに和気あいあい過ぎて、話が止まらなくなり、大いに脱線してしまい、スタッフに大変ご迷惑をかけてしまいました。
 ま、それだけ楽しいエピソードが満載の鼎談記事となっています。
 ※(取材当日の様子は、当ブログの2017年10月18日「四万を語る」を参照)


 中之条町民はもちろん、町外の人でも、これを読めば四万通になり、もっともっと四万温泉を好きになること間違いなし!

 ■発行・編集/中之条町役場 TEL.0279-75-2111
  


Posted by 小暮 淳 at 11:13Comments(0)大使通信

2018年07月17日

マロの独白(40) 最年長だワン!


 こんにちワン! マロっす。
 ここんちの飼い犬、チワワのオス、12才です。
 お久しぶりでやんした。

 えっ、気づかれました?
 そーなんです!
 オイラ、誕生日が来て、先週、12才になりやした~!!

 あんまり、うれしくはないんですけどね。
 だって犬の12才って、人間様でいえば、完璧に60歳以上ですよね。
 誕生日の日、朝からいイヤ~な予感が、してたんですよ。


 「おい、マロ! おめでとう」
 「あ、ご主人様! ありがとうございます」
 「ほれ、誕生日プレゼントだ」
 そう言って、おやつにオイラの大好物のクッキーとジャーキーをくださいました。

 「で、マロは、いくつになったんだ?」
 「はい、12才になりました」
 「えーーーっ、じゅうにさいだ~!」
 「ご主人様、ちょっと大げさじゃありませんか。11才だったんだから、次は12才でしょ?」
 「まあな、でも、そんなになるのか……。マロがうちに来て……」


 オイラは、埼玉県のブリーダーの家で生まれ、その後、群馬県内のペットショップに引き取られました。
 他の仲間たちは、次から次と買われて行くのに、オイラだけ生後6ヵ月になっても、売れ残っていました。
 そして、ついには、正月初売りの福引き景品になってしまったのです。

 それも、2等です。
 (ちなみに1等は、トイプードルでした) 

 で、ここの家の奥様と次女様が、当ててくださったのであります。


 「あの時は驚いたな~。家に帰ってきたら、犬の鳴き声がするんだもの」
 「そうそう、ご主人様の驚きようったらありませんでしたよ。犬嫌いだったんですものね」
 「しかも、ブサイクな犬だった」
 「ブサイクは、余分です!」

 でも事実、オイラは “ブサイク” だったから売れ残ったんです。
 だって、チワワなのに目は小さいし、鼻は白いし、顔も面長なんです。

 「これ、なんていう犬だ?っていうのが、ご主人様の第一声でしたね」
 「テレビのCMで見るようなチワワには、見えなかったからな」
 「それでも、家族の一員として迎えてくださいました」
 「だって、うちに来ちゃったものは、しょうがないだろう」


 あれから11年半になります。
 気が付いたら、オイラも老犬です。

 「ご主人様、これからも末永く、よろしくお願いいたしやす」
 「いやいや、こちらこそ、先輩!」
 「先輩ですか?」
 「ああ、俺は来月、誕生日が来ても、まだ還暦だもの。マロは、古希だろ?」
 「まだです!」
 「ハハハ、いずれにしても、我が家の最年長であることには違いない」
 「……ええ、まあ……」
 「よっ、長老! これからも長生きしてくれよな」

 なんか、オイラ、とっても幸せだワン!
   


Posted by 小暮 淳 at 10:36Comments(2)マロの独白

2018年07月13日

無事、下山しました!


 “出版は登山に似ている”

 さしずめ著者にとっての 「登頂」 は、脱稿(原稿を書き終えること) です。
 達成感という絶景を味わいます。

 しかし登山とは、山頂に立つことではなく、無事に帰ること。
 下山して、初めて登山が完結します。
 では、出版において下山とは?

 編集者、カメラマン、デザイナーたちとの制作です。
 完成に向けて、チームワークを駆使して、一歩一歩丁寧に仕上げていきます。


 今日、最後の制作会議を終えました。
 「すり合わせ」 という作業です。
 1校、2校と校正を終えたゲラ刷り(校正用に刷った印刷物) の最終チェックを行いました。

 「お疲れさまでした」
 「それでは、これでお願いします」

 表紙、本文、奥付等のチェックを終え、ここから先は、すべてをデザイナーと編集者に託します。
 後は、野となれ山となれ!
 泣いても笑っても、出版日は来るのです。

 そして僕らは、「下山」 を無事に終えました。


 でも、下山口で振り返っても見えるのは、うっ蒼と生い茂った森だけです。
 そう、たった今、スタッフ全員で抜けて来た深い森が見えるだけ。

 あと、もう少し歩かなくてはなりません。
 山のふもとの町のバス停まで……

 そこから振り返った時、僕らが制覇した山の全容が見えるはずです。
 (その間に、印刷~製本と作業が行われます)

 そしてバスに揺られ、電車を乗り継ぎ、我が家に帰る頃、本が書店に並びます。


 ☆ 小暮淳・著 『ぐんま謎学の旅 民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん/定価 1.000円税込) は、8月8日の発売です。
 ●問合・予約/ちいきしんぶん TEL.027-370-2262
   


Posted by 小暮 淳 at 20:07Comments(0)著書関連

2018年07月12日

もっと恍惚の人


 「確か、昔、読んだよな。たぶん、あったような気がしたけど……」

 オヤジの介護をしていて、突然、僕は、ある本が読みたくなって、書庫へ駆け込みました。
 書庫といっても、たたみ2畳ほどの小さな納戸です。
 天井までの書棚が2つあるだけです。

 その棚の奥の奥に、セピア色した文庫本を見つけました。
 有吉佐和子・著 『恍惚(こうこつ) の人』(新潮文庫)

 読んだ記憶はありますが、内容は、まったく覚えていません。
 ただ、老人介護の話だったという以外は……

 「昔は、どうだったんだろうか? 今とは勝手が違ったのだろうか?」
 急に、自分が抱えている介護との比較がしたくて、読み始めました。


 小説が出版されたのは、昭和47年(1972)。
 当時、ベストセラーとなり社会に大きな影響を与えました。

 物語は、ショッキングなシーンから始まります。
 主人公の嫁・昭子は、仕事帰りに、町を徘徊する舅(しゅうと) の茂造と出くわします。
 「腹が減った。何か食べさせてくれ」
 「おかあさんは、どうしたんですか?」
 「婆さんは、いくら言っても起きてくれない」

 あわてて家に帰り、離れをのぞくと、姑(しゅうとめ) が亡くなっています。
 舅、84歳。姑、75歳。
 このとき初めて、息子夫婦は、茂造が認知症であることに気づきます。
 そして、経験したことのない介護生活が始まります。


 でも、これは半世紀近く前に書かれた小説です。
 当時はまだ “認知症” という言葉はなく、「ボケ」 「痴呆(ちほう)」 「耄碌(もうろく)」 という言葉が使われています。
 そして驚いたのは、当時の平均寿命です。
 男性は69歳、女性は74歳なんですね。
 今より10歳も若かったことになります。


 「うんうん、分かる、分かる。そうそう、そうなんだよな」
 と、時代は変われど、介護の実状は変わりません。
 でも時には、
 「甘い、甘い。うちのジイサンは、そんなもんじゃねーぞ!」
 なんて、ツッコミを入れたりしながら読んでます。

 ふと、本から目を離すと、寝息を立てているオヤジがいます。


 息子の信利が妻に言った言葉が、めぐります。
 「俺もうっかり長生きすると、こういうことになってしまうのかねえ」
  


Posted by 小暮 淳 at 11:01Comments(0)つれづれ

2018年07月10日

あわてん坊な読者


 以前、「キレる中高年」(2018年2月14日) というブログを書いたところ、多くの反響をいただきました。

 なぜ中高年はキレやすいのか?
 定年退職した喪失感からの苛立ちとか、諸説あるようですが、一説には、認知症の始まりとの指摘もあります。
 心当たりのある方は、ご注意くだされ!


 ブログでは、中高年が、やたらと店員に “怒鳴る” “せかす” といった理不尽なクレームをつけるという行動について書きましたが、僕ら編集・出版業界にもクレームは付きものです。
 ま、たいがいは出版や編集の担当者が処理してくださるのですが、時として、僕のように記名で記事を書いている場合は、筆者まで持ち込まれることがあります。

 その場合、確かに内容の誤りだったり、表記の間違いだった場合は、素直に認め、後日、訂正と詫びの一文を掲載いたします。
 でも、時として、熱心な上に、あわてん坊も読者もいたりするのです。


 先日、某新聞に連載している記事に対して、読者から編集室に、こんな指摘がありました。
 <「明朗活発」 は、「明朗闊達」 の間違いではないでしょうか?>
 というものです。
 僕は、「明朗活発」 という四字熟語を使いました。

 確かに、読者の言うように “明朗” と聞くと、“闊達” と連想する人が多いと思いますが、“明朗” には、たくさんの四字熟語があります。
 「明朗快活」、「明朗会計」 なども、よく使う言葉です。
 ちょっと辞書を引けば、分かることなのですが、手間をはぶいて、つい電話やメールをしてしまうのですね。


 以前、僕の著書に対しても、出版元に抗議の手紙が届いたことがありました。
 若山牧水の 『みなかみ紀行』 に触れた一文に対してでした。

 <大正11年10月21日。前夜は四万温泉に宿泊した歌人の若山牧水(37歳)は朝、宿を出て中之条から電車に乗って午後、渋川に着いた。ふたたび電車に乗り沼田で下車し、その晩は「鳴滝」という旅館に泊まっている。>

 これに対して、読者は、
 <若山牧水は電車に乗りません。電車は当時、ありませんでした。>
 とのことでした。

 最初は、なんのことを言っているのか分かりませんでした。
 だって、牧水自身が紀行文の中で、そう書いているのですから……

 よくよく手紙を見ると、みなかみ町在住の読者でした。
 しかも大正生まれのご高齢の方です。
 さっするに、昭和3年に開通した上越線と勘違いしているのではないでしょうか?

 渋川~沼田間には、明治44年から利根軌道という馬車鉄道が開業しており、大正7年には全線が電化されています。
 ですから、もちろん牧水は電車に乗れたわけです。

 読者には、その旨を告げる手紙を書きました。
 ちょっと調べれば分かることですが、人は、ついつい自分の感情に支配され、思いつきで行動してしまうもののようです。


 でも、そんな “あわてん坊” の読者さんたちですが、それだけ熱心に僕の記事を読んでくださっているということです。
 やっぱり、筆者にとってはありがたい存在なのであります。

 これからも、ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:43Comments(0)執筆余談

2018年07月08日

さすが天下のNHK


 「今!偶然見てます~」 
 「今、淳ちゃんを観てます。後で、またメールします」
 「今!喋ってます~、出てる~」
 オンエア中から、続々とメールが届きました。

 そして放送終了後には、
 「先生~~~、カッコよかったです~」
 とか、
 「小暮さんの表情が豊かでしたね」
 とか、
 「NHK観ました。相変わらずのいい笑顔をしていましたね」
 とか、
 「昨日のと今日の再放送、両方観たよ」
 などなど、友人・知人たちから “見たよメール” が、たくさん届いたのでした。


 いつからでしょうか?
 温泉本を2、3冊書いた頃からだと思います。
 最初は、地元のテレビ局やラジオ局から声がかかり、新刊が出版されるたびに出演依頼が来るようになりました。
 それが5、6冊になると、東京のテレビ局からも依頼が来るようになりました。
 最初は、民放某局の旅番組でした。
 やがて他局も、“群馬特集” が組まれると、お呼びがかかるようになりました。

 でも今回は、今までにない反響であります。
 昨年もNHKのBSに出させていただきましたが、やはり、まだまだ地上波のほうが視聴率が高いんですね。
 しかも放送されたのが、金曜日の夜7時半というゴールデンタイムでした。
 さらに、翌日の土曜日の午前中にも再放送が流れましたから、その視聴率の高さといったらありません。

 僕が住んでいる町は、前橋市内でも田舎ですからNHKの視聴率は、さらに高いのです。
 「おっ、昨日、出てたね!」
 「見たよ、色男に映ってたね」
 なんて、犬の散歩の途中に、何人もの町民に声をかけられました。


 では、家族の反応は?
 なかなか冷ややかなものです。
 離れて暮らす長男からは、「録画してたの今見たよ」 の1行メールだけ。
 嫁いだ長女からは、孫が 「じいじ!かっこいい!」 と大興奮だったというものの、本人のコメントは 「白髪が気になるわ(笑)」 だけでした。

 でもね、メールをくれるだけいいのです。
 それに引き換え、同居している次女のひと言が気になります。

 「見るわけないじゃん! こうやって毎日、見ているんだから」
 だって。
 えっ、家内ですか?
 ええ、まあ……、話題にもなりません。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:54Comments(0)テレビ・ラジオ

2018年07月07日

書籍化決定!!


 高崎市民のみなさん、こんにちは!
 他市、県外、全国のみなさん、はじめまして!
 “謎学ライター” の小暮です。


 今週発行された高崎市のフリーペーパー 「ちいきしんぶん」(ライフケア群栄) 7月6日号に、こんな広告が掲載されました。

 <『民話と伝説の舞台』 書籍化決定!! 8月上旬発売予定>

 『民話と伝説の舞台』 とは、僕が2007年11月から不定期連載をしている伝奇エッセイです。
 今月で第25話を迎えました。
 このシリーズに、番外編で掲載された 「謎学の旅」 と題した2話を加えた全27話が、このたび書籍になり出版されることになりました。


 科学や医学が進んだ現代でも、いまだに迷信のようなことを信じ、守り続けられている風習や慣習。
 民話や伝説にも、先人が口承により伝えた作り話なのに、ゆかりのモノまでもが残されています。
 そして、そこには必ず舞台があるのです。

 本書では、荒唐無稽な伝説や摩訶不思議な民話の舞台を訪ねて、その謎を解き明かしていきます。

 たとえば、こんな内容です。
 ・姫よ、なぜにあなたは竜になった!?
 ・浦島太郎の墓があった!
 ・虫歯を治す神さまたち
 ・オオカミの首をねじ切った大男は実在した!
 ・分福茶釜のふたは、どこへ行った?
 ・ウナギを食べない人たち
 ・カッパは七年に一度現れる
 ・夜な夜な現れる妖怪チャンコロリン などなど

 いかがです?
 なんか、ワクワク、ゾクゾクしてきませんか?
 僕と一緒に、謎学の旅に出かけませんか?


 小暮淳 著 『ぐんま謎学の旅 民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) 定価1,000円(税込)

 ●問合・予約/ちいきしんぶん TEL.027-370-2262
  


Posted by 小暮 淳 at 11:33Comments(0)著書関連

2018年07月05日

今年も四万の夏がやって来る!


 四万温泉ファンのみなさん、お待たせしました!
 また今年も夏の風物詩 『レトロ通りの懐かしライブ』 が、やって来ます!

 2012年の第1回から出演している人気バンドといえば?
 そうです! 
 群馬のスーパーローカルオヤジバンド 「KUWAバン」 であります。
 僕は、このバンドのボーカルとギターを担当しています。

 なつかしのフォーク&オールディーズを演奏するバンドですが、なんといっても、うちのバンドの特徴は、オリジナルソングを多数持っていること。
 それも、すべて、ご当地ソングです。
 もちろん、今年も 「四万のうた」 をはじめ、「湯源郷」 「焼きまんじゅうろう 旅すがた」 などを歌います。
 そして最後は、ご存じ! 群馬の温泉応援ソング 「GO!GO! 温泉パラダイス」 を会場のみなさんと一緒に踊ります。

 ぜひ、湯上がりに、ビールを片手に、遊びに来てくだいね!



    『レトロ通りの懐かしライブ 2018』

 ●日時  2018年7月21日(土) 11:00~16:30
 ●会場  四万温泉 新湯横丁広場(落合通り入口)
 ●出演  四万温泉認定アーティスト
 ●観覧  無料
 ●問合  四万温泉協会 TEL.0279-64-2321
 ※KUWAバンは今年もトリを務めます。15:40~出演予定。
   


Posted by 小暮 淳 at 17:40Comments(2)ライブ・イベント

2018年07月04日

ふたりのトークショー


 もし僕に、“師匠” と呼べる人がいるとすれば、それは、野村たかあきさんです。

 野村さんは木彫・木版画の工房を持つ作家ですが、講談社絵本新人賞や絵本にっぽん賞を受賞した絵本作家でもあります。
 僕は、ちょうど30年前に友人を介して、野村さんと出会いました。
 僕が29歳、野村さんが38歳のときです。

 野村さんの作品展の会場でした。
 その場で意気投合し、その日の晩には、飲みに出かけていました。
 そして、翌日からは毎日のように野村さんの工房に、遊びに行くようになりました。

 というのも、当時の僕は “主夫” だったのです。
 家人を仕事に送り出したら、ほかにやることはありません。
 大義名分的には、家で小説を書いていることになっていましたが、それだって、いい加減なものでした。

 早い話が、無職だったのであります。

 そんなとき出会った野村さんは、格好の遊び相手となりました。
 (たぶん、野村さんも当時はヒマだったのだと思います)。
 そして会えば、「生きるとは?」「人生とは?」「表現とは?」と、これまた大義名分を付けて、熱く語り合っていたのであります。

 その後、僕は編集者となり、独立して、フリーのライターとなりました。
 いわば、そのような人生になるように導いてくださった “人生の師” が、野村さんだったのであります。


 あれから30年。
 「なあ、ジュンちゃん。オレとトークショーをやってくれよ」
 「トークショー?」
 「ああ、対談だよ」
 「何を話すんですか?」
 「何でもいいんだよ。二人だけにしか分からないことを話せば」
 「あんなこととか、こんなこともですか?」
 「そう、そんなことでも、どんなことでもいいんだよ」

 ということで、今度、野村さんの絵本原画展の会場で、トークライブを行うことになりました。
 当日は、定員制となります。
 参加を希望される方は、ご予約をお願いいたします。



  野村たかあき原画展 「落語三席」

 ●会期  2018年7月14日(土)~8月26日(日)
        11:00~20:00 火曜休館
 ●会場  フリッツ・アートセンター
        前橋市敷島町240-28 (敷島公園内)
        TEL.027-235-8989


  落語的対談 「野村たかあき 対 小暮淳」 第一回戦

 ●日時  2018年8月5日(日) 15:00~(開場 14:30)
 ●会場  フリップ・アートセンター
 ●料金  無料 (定員50名、要予約)
 ●出演  野村たかあき(絵本作家) 、小暮淳(温泉ライター)
   


Posted by 小暮 淳 at 15:27Comments(0)ライブ・イベント

2018年07月03日

生涯現役


 <「こうなったら、自分の人生も、いやいや死に場所だって温泉以外にねえってもんさね(けっこう芝居がかった言い方になってきます)。酒エ飲んだくれて、湯船で息絶えたら、『温泉葬』にしておくんなさい。遺影はもちろん、湯につかっている写真だいねえ……> (木部克彦著 『続・群馬の逆襲』 言視舎 より)


 落語家の桂歌丸さんが亡くなられました。
 81歳でした。

 僕は、一度だけ師匠にお会いしたことがあります。
 15年ほど昔のことです。
 知人の落語家さんの真打ち昇進祝賀会の席でした。

 東京のホテルの大きな会場でした。
 もちろん僕なんて末席ですから、師匠の席とは遠く離れていました。
 それでも、まわりの誰もが 「あっ、歌丸さんだ!」 と、ざわつくほどのオーラを放っていました。


 「息の続く限り、落語家として桂歌丸を見ていただきたい」

 生涯、現役を貫いた人でした。


 訃報を知って、真っ先に脳裏を横切ったのが、ジャーナリスト・木部克彦氏が書いた一文でした。
 氏は著書の中で僕のことを、“まさに「温泉バカ一代」” と形容してくれました。
 そして、冒頭の文章で締めくくっています。

 師匠と比べたらおこがましいのですが、僕もやはり “生涯現役” でいたいのであります。
 サラリーマンではなく、フリーランスという生き方を選んだのも、仕事に定年がないことが理由の一つです。

 でも現在、親の介護をしているからこそ、思うのです。
 つくづく、生涯現役で人生を終えることは、大変難しいことだと……

 それを貫いた師匠の生き方は、ただただ尊敬いたします。
 そして、心よりご冥福をお祈りいたします。
   


Posted by 小暮 淳 at 11:15Comments(0)つれづれ

2018年07月01日

コオ先生が教えてくれたこと


 30年も前のことです。
 僕は、駆け出しのタウン誌記者をしていました。

 巻頭のインタビュー記事の取材で、切り絵作家の関口コオ先生のアトリエを訪ねたことがありました。
 すでに先生は、切り絵の第一人者であり、個人美術館が建つほどの人気作家でした。

 駆け出しの僕は、大変緊張していたのだと思います。
 そこで、我がライター人生最大の失態を演じてしまいました。
 それは……
 今思い出しても、おぞましい出来事です。

 なななんと! 2時間のインタビューが、まったく録れていなかったのです。
 編集室にもどり、カセットテープを再生しても、何も録音されていませんでした。
 まさに、青天の霹靂!
 頭の中が、真っ白になってしまいました。
 怖くて、怖くて、編集長にも事実を伝えられないまま、一日、また一日と原稿の締切日だけが近づいてきます。

 どうしたらいい?
 先生に土下座して、もう一度、話してもらおうか?
 いえいえ、そんなことはできません。
 大先生に対して、あまりにも失礼です。

 えーい! こうなったら矢でも鉄砲でも持って来い!
 清水の舞台から思いっきりダイビングしてやる!

 腹をくくった僕は、わずかなメモと記憶だけを頼りに、巻頭4ページの特集記事を書き上げました。
 後は野となれ山となれであります。


 そして1ヶ月後、雑誌は書店に並びました。
 当然、先生にも見本誌が郵送されているはずです。
 毎日、編集室の電話が鳴るたびにおびえていましたが、先生からのクレーム電話はありませんでした。

 それから数ヵ月後のこと。
 コオ先生の個展が開催されました。
 腹をくくり、針のムシロの上に座るつもりで、ご挨拶に行きました。

 受付で記帳を済ませて、会場を見渡しましたが、先生の姿は見えません。
 「今だ、チャンス!」
 とばかりに、会場内を一周して、早々に退場しようと思った、その時です。
 壁に貼られた、4枚の紙が目に留まりました。
 見覚えのある記事です。

 そうです、僕が書いたインタビュー記事でした。

 そして、記事に近づいた時でした。
 「小暮さん、この度は、ありがとうございました」
 振り返ると、コオ先生が立っていました。
 「とっても素敵な記事です。私の言いたいことが全部、書かれています。嬉しかったので、貼ってしまいました」


 実は、それから後のことは、ほとんど覚えていません。
 たぶん、僕は舞い上がり、高揚していたのかもしれません。
 もしかしたら想像もしなかった展開に、驚き、涙していたのかもしれません。

 でも今思えば、あの出来事がなかったら、僕は、その後、ライターになっていなかったかもしれないということです。
 “記録よりも記憶”
 “頭で書くな、心で書け”
 そう、コオ先生が教えてくださいました。


 享年81歳。
 昨日、先生の訃報を告げる新聞記事を読みました。
 ご冥福をお祈りいたします。

 先生、ありがとうございました。
    


Posted by 小暮 淳 at 17:32Comments(0)取材百景

2018年06月30日

はじめての会議


 僕は今までに、9冊の温泉本をはじめ、紀行や登山のエッセイなど計13冊の書籍を出版しています。
 でも今までは、企画や制作の会議には参加しても、販売会議というものに呼ばれることはありませんでした。
 基本、著者とは、そういうものです。

 でも今回、本を作ってくださっているは、小さな地方の編集会社です。
 だから何から何まで手作りなんです。
 もちろん、著者だからといって高みの見物はできません。
 本を売るためには、販売会議にだって参加いたします。


 発売まで、いよいよ1ヶ月。
 制作も大詰めです。
 残るは、販売ルートの開拓であります。
 ということで昨日は、販売会議が開かれました。

 社長、編集長、スタッフ全員で、知恵をしぼり合います。
 書籍コードの取得、書店のリストアップ、マスコミやメディアへの告知、イベントの開催、チラシやポップ、ポスターの準備などなど、議案は尽きないのであります。

 「へー、そうなんだ」 「そんなことも必要なんだ」
 と、著者の僕には、知らないことばかりです。
 こうやって本は作られて、書店に並ぶのですね。
 感心しきりであります。

 著者って、のん気なものですね。
 文章を書くだけなのですから。
 売ってくれる人たちがいるからこそ、本が読者に届くってこと、ちょっぴり忘れていました(反省!)。
 著者や読者の見えないところで、縁の下の力持ちたちが、大勢、額に汗してくださっているのです。

 感謝、感謝、ただただ感謝の二文字であります。


 さて、出版日が決まりました。
 8月8日です。
 書店に並ぶのは、それ以降になります。
 ただし、その前にイベントがあり、先行販売が行われます。

 それらの情報公開は、来週7月6日に解禁となります。
 初の “伝奇エッセイ” です。
 お楽しみに!
  


Posted by 小暮 淳 at 12:29Comments(3)著書関連

2018年06月28日

ライターとして大使として


 今日は、中之条町観光協会の 「定時社員総会」 に呼ばれ、講演を行ってきました。
 会場は、中之条ガーデンズ 「桃源郷」(旧花の駅「美野原」)。
 演題は、「中之条町の温泉の魅力と活用方法」。


 僕は10年前から、企業や団体、自治体等から依頼を受け、講演やセミナーを行っています。
 たぶん、何百回と講話をしていると思います。
 でも今日ほど、やりにくい講演はありませんでした。

 だって僕は、中之条町の観光大使であり、同じ中之条町にある四万温泉の温泉大使であります。
 しかも過去には、中之条町にある7つ(10年前は9つあった) の温泉地、すべての宿を取材して本を書いています。
 だもの、温泉および観光関係者は、みんな顔見知りなんです。

 案の定、演台の前に立つと、知っている顔、顔、顔、顔……
 聴講者のほとんどが、温泉旅館のご主人や女将さんたちです。
 さらに温泉協会事務局長や温泉組合長、観光協会長、そして町長までもがいます。

 「こんな、やりづらい講演は初めてです。これは講演という名を借りた “いじめ” ですよ。温泉ハラスメント、“オンハラ” です」
 これが僕の、第一声です。

 考えてみてください。
 聴講者全員が、温泉と観光のプロたちですよ。
 その人たちを相手に、なにを話せばいいのでしょうか。


 でも講演が始まってしまえば、すべてが杞憂でした。
 温泉のことを知っている人たちだからこそ、ウケるネタというのがあるのですね。
 “裏ギャグ” “裏ジョーク” っていうやつです。

 また、一般の人では分からない “身内ネタ” というのもありますから、コツさえつかんでしまえば、逆にいつもの講演より笑いも取れるし、楽しい時間となりました。


 「良かったですよ、今日の話。さっそく、参考にさせてもらいます」
 講演終了後、声をかけてきたのは、なななんと! 群馬県温泉協会長でした。
 「えっ、なんでいるんですか? 中之条町と関係があるんですか?」
 「小暮さんの講演があるって聞いたから、来たんですよ」

 その時は大変驚いたのですが、よくよく考えてみれば不思議なことではないのですね。
 だって群馬県の温泉界のトップなのですから。


 今回の講演も、この言葉で締めさせていただきました。
 「“群馬といえば温泉” ではなく、“温泉といえば群馬” と言われるように、オール群馬でがんばりましょう!」  
  


Posted by 小暮 淳 at 21:21Comments(2)講演・セミナー

2018年06月27日

そうだ、湯治に行こう!


 <今、群馬で再び注目されている「湯治」。四万温泉の新スタイル「ごほうび湯治」や、温泉ライターおすすめの夏に楽しむ温泉まで、“温泉大県”群馬の湯を楽しみ尽くします。>(番組概要より)


 いよいよ、番組放送まで、あと2日となりました。
 ということで、詳細が分かりましたので、ご報告いたします。

 番組では、四万温泉(中之条町) の “新湯治” スタイルや “草津のなおし湯” として栄えた湯治場、沢渡温泉(中之条町)。
 暑い夏でも無理なく入浴できる “ぬる湯” の湯治宿、川古温泉(みなかみ町) などを紹介します。

 ナビゲーターは、「中之条町観光大使」 で 「みなかみ温泉大使」 の僕が担当します。
 そしてナレーションは、群馬が生んだスーパーバラドル、タレントの井森美幸さんです。

 番組タイトルは、『ぐんまスペシャル そうだ、湯治に行こう 極上!温泉大国ぐんま』。
 群馬県民はもちろん、他県の温泉ファンも必見ですぞ!


 ●放送局  NHK総合テレビ
 ●放送日  2018年6月29日(金) 19:30~19:57
 ●再放送  2018年6月30日(土) 10:55~11:22
  


Posted by 小暮 淳 at 12:39Comments(5)テレビ・ラジオ

2018年06月25日

カイメンライダー2号


 先週、『昔イクメン、今カイメン』(2018年6月19日付) というブログを書いたところ、知り合いから、こんなメールが届きました。

 <正義の味方 カイメンライダー 長期任務 お疲れ様です!>


 うまい!
 と感心した次の瞬間、思わず涙がちょちょ切れてしまいました。

 “カイメン” とは、介護する男子のことです。
 そんなこと、日本中でたくさんの人がやっていることじゃないか…
 決して、偉いことでも、ほめられることでもないし…
 でも、介護の大変さは、経験した人しか分からないし…
 だからって、分かってほしいとは思わないのだけど…

 なのに、なのに、心のどこかで、賛同を求めている、ちっちゃな自分がいるのです。

 そんな、どうでもいいつぶやきに、“正義の味方” だと言ってくれた人がいたこと…

 ただただ、うれしくて…………


 今週も今日、3日間の任務が無事、終わりました。
 昨晩は4回、オヤジに起こされました。
 ちょうど2回目のトイレタイムが、0時10分でした。
 あわててテレビをつけると、「1-0」 の文字。
 日本が負けている!
 「じいさん、いいときに起こしてくれたな」 と、そのままサッカー観戦となりました。
 だから今日は、ちょっぴり寝不足です。


 毎週日曜日は、オヤジを車イスに乗せて、施設に入所しているオフクロを見舞っています。
 洗濯物の交換をして、様子を看て、オヤジとの対面をさせて、帰ります。

 ふと、オフクロのベッドの隣にあるタンスの上に、小さな封筒があるのに気づきました。
 「誰からだろう? 職員からか? それとも見舞い客がいたのだろうか?」
 何気に中の便箋を開いてみると、見覚えのある文字が…

 <91歳、お誕生日おめでとう。親父のことは心配しないで、長生きしてください。> 

 差出人は、アニキでした。
 洗濯物を交換に来た際に、そっと手紙を置いていったようです。

 またしても、涙、ナミダ、なみだ…

 なんだよ、あんちゃん、ずるいよ。反則だよ!
 自分だけ、かーちゃんに、気に入られようとしてさ!
 俺だって、同じくらい親のことは心配してんだからな!

 でも、やっぱ、あんちゃんが1号だね。
 俺は、2号でいいや。
 これからも一緒に、正義のために戦おうぜ~!!!!


 ゴー、ゴー、レッツゴー!
 カイメンライダー、カイメンライダー、ライダー、ライダー!
   


Posted by 小暮 淳 at 14:26Comments(0)つれづれ

2018年06月22日

湯の旅へ② <沢渡~川古>


 今日は “あつ湯” と “ぬる湯” の温泉をハシゴして来ました。


 放送日が近づいているということで、急きょ、僕のコメント撮りをすることになりました。
 読者のみなさんは、覚えていますよね?
 たびたび、東京からテレビ局のディレクターが訪ねて来ていたことを。
 ついに4度目の今日は、ディレクター1人ではなく、カメラマンと音声さんを連れてやって来ました。

 前橋インター近くで待ち合わせて、僕がスタッフの車に同乗。
 一路、中之条町へ。
 最初の撮影場所は、沢渡温泉の入り口にある「晩釣(ばんつり)せせらぎ公園」。
 ここで、旅のナビゲーターを務める僕が、カメラに向かってごあいさつ。
 その足で、温泉街へと向かいました。

 次の撮影場所は、「三喜屋旅館」。
 ここでは入浴シーンのみの撮影。

 温泉街を歩くシーンの後、共同浴場へ。
 思えば、ちょうど1年前も、ここでNHKBSプレミアムの 「ニッポンぶらり鉄道旅」 の撮影をしたのでした。
 あの時同様、今回も沢渡温泉組合長の林伸二さんが、沢渡温泉名物の 「きび大福」 を持参して出迎えてくださいました。
 ここでは、居合わせた一般客に許可をもらい、一緒に入浴してもらい、雑談シーンを撮影しました。

 浴槽の湯の温度は、ぬるい方でも44~5度あります。
 熱いのなんのって、お客さんも悲鳴を上げていました。
 が、僕はプロです!
 しっかりディレクターに頼んで、カメラに映らない箇所からホースで水道水を注いでもらい、テイク2でOKを出しました。


 午後は、大道峠を越えて、みなかみ町へ。
 ぬる湯の宿で知られる一軒宿、川古温泉 「浜屋旅館」を訪ねました。
 3代目主人の林泉さんとは、かれこれ15年近くの付き合いになります。
 雑誌の取材だけではなく、過去には新聞で対談をしたこともある仲です。

 「では、小暮さんとご主人の再会のシーンから撮ります」
 「次は、2人の会話の場面です」
 手際よく仕切られて、言われるままに “役者” に徹します。

 露天風呂での入浴シーンでは、やはり客の許可を取り、一緒に撮影しました。
 温泉の温度は、約39度。
 今の季節ならば、熱くもなく、ぬる過ぎず、ちょうど良い温度です。
 長いシーンの撮影には、持って来いの湯であります。
 それでも撮影が終わる頃には、額にビッシリと汗が噴き出していました。


 さてさて、どんな番組に仕上がるのでしょうか?
 みなさんも、楽しみにしていてくださいね。

 ●放送局  NHK総合テレビ
 ●番組名  「首都圏情報ネタドリ番外編&群馬スペシャル」
 ●放送日  6月29日(金) 19:30~19:57
 ●再放送  6月30日(土) 10:55~11:22

 ※ナレーションは群馬県出身のタレント、井森美幸さんが担当します。
  


Posted by 小暮 淳 at 22:30Comments(2)テレビ・ラジオ

2018年06月21日

御裳裾の湯を訪ねて


 谷川温泉(群馬県みなかみ町) には、こんな “いで湯発見伝説” があります。

 その昔、谷川の川岸に夜な夜な、ルリ色の光が立つようになりました。
 村人たちは不思議に思い、ある夜、ひそかに近寄ってみると、輝くばかりの美しい娘が流れに身を清めていました。
 村人が近づくと、光も娘も消えうせ、岩間から温泉が湧き出たといいます。
 この湯を浴むと、疲れも病もたちどころに癒えたため、村人たちは 「これは菩薩のお告げ」と喜び、姫が裾を洗ったら湯に変じたことから 「御裳裾(みもすそ) の湯」 と名づけられました。


 昨日は朝から雑誌の取材で、谷川温泉へ行って来ました。
 訪ねたのは3ヶ所。
 日帰り温泉施設の 「湯テルメ・谷川」 と 「旅館たにがわ」、「金盛館せゝらぎ」 です。

 「湯テルメ・谷川」 には、3種類の異なる源泉風呂があるのをご存じですか?
 単純温泉とアルカリ性単純温泉とカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉です。
 それぞれに浴槽が異なり、加水や加温なしにかけ流されています(一部、循環併用)。
 露天風呂のみ混合泉を加温しています。

 都会の入浴施設では味わえない、ちょっと贅沢な日帰り施設なのです。


 「旅館たにがわ」 では、文豪・太宰治のギャラリーを取材。
 くしくも一昨日が、命日の 「桜桃忌」 でした。
 宿前に立つ記念碑には、献花がされていました。

 「金盛館せゝらぎ」 は、歌人・若山牧水ゆかりの宿です。
 大正7年(1918) 11月16日から3日間、投宿しています。
 牧水は滞在中に、妻に宛て、こんな手紙を書いています。
 <夕方、山路を越えて、ここに着いた。名のごとく、谷川の岸。通された部屋は、その谷の瀬の上に、突き出していた。>


 文人たちも浴んだであろう、御裳裾の湯。
 谷川の清流のように澄んだ、実に美しい湯であります。

 伝説の美女に、我も会いたし……

 雨音と瀬音を聴きながら、湯の中で妄想を膨らませていたのでした。
  


Posted by 小暮 淳 at 14:39Comments(0)温泉地・旅館

2018年06月19日

昔イクメン、今カイメン。


 「今日は、父の日だよ」
 「……」
 「はい、たまにはビールで乾杯しよう」
 「……」
 「カンパ~イ!」


 オヤジは満93歳。
 今秋、誕生日を迎えると94歳になります。
 一族でも、歴代最長寿タイに並びます。

 でも認知症を患って、かれこれ10年になります。
 年々症状は悪化しています。
 今ではオフクロも、僕も、アニキのことも分かりません。
 昼も、夜も、もちろん季節も分りません。
 1日24時間、食事の時以外は、目をつむっているか、寝ています。


 「おいしいかい?」
 「冷たくて、おいしい」
 「さあ、これを飲んだら、ちゃんと布団で寝ようね」


 寝る前にオヤジをトイレへ連れて行き、オムツを交換します。
 夜中に、だいたい3回 (多いときは10回近く起きる時も)。
 それでも間に合わない時があります。
 オムツの保水力の限界を超えてしまい、布団も本人もビショビショになることもたびたび……
 教訓を生かして、今は布団の上にレジャー用のビニールシートを敷いて、その上に寝かせています。


 オヤジのオムツを取り替えるたびに、思い出すのは20~30年前の子育てです。
 まだ「イクメン」(育児男子) なんていう言葉もない時代のことです。
 基本、昼間は勤め人ではない僕が、3人の子供たちの面倒を看ていました。

 食事、散歩、保育園の送り迎え……

 重なるんですね、オヤジとかつての子供たちの姿が。
 人間の一生は、元にもどるのだと、つくづく感じています。


 イクメンならぬ、今は 「カイメン」(介護男子) です。
 ただイクメンは10年経てば、すでに役目は終えているのですけどね。
 カイメンの任期って、いったいいつまでなんでしょうか?

 ふぅーーーーーーーーっ!!!
  


Posted by 小暮 淳 at 11:11Comments(0)つれづれ

2018年06月15日

正しくなくとも……


 「小暮さんは、大したもんだよ」
 「えっ、なんで?」
 「ブレないからだよ」
 「ブレないって?」
 「人生、生き方がだよ」
 「そうかなぁ~、でも、弊害も大きいんだよ」
 「弊害?」
 「ああ、家族にすれば、こんな亭主や父親は大迷惑だ」
 「でも、ちゃんと立派に3人の子供を育てたじゃない」
 「それはオレじゃない、カミさんだよ」
 「でも、ボクは間違っていないと思いますよ。小暮さんの生き方」
 「……そう、ありがとう。そう言ってもらえると、うれしいよ」
 「ま、正しいかどうかは分かりませんけどね(笑)」
 「だな(笑)」


 還暦が近づくに連れて、日に日に臆病になっている自分がいます。
 何か、あせっているのかもしれません。
 同級生は来年、定年退職を迎えます。
 自分だけ、人生に置いて行かれたような錯覚に陥るときがあります。

 いったい、オレは、いい歳をして何をやってんだ!
 学生じゃあるまいし、いつまでも夢みたいなことばかり考えて!
 すでに遅過ぎるけど、社会人として、家庭人として、もう少し、まともに生きられないのか!

 気が付くと、もう一人の自分が、説教を始めています。


 そんなときに、友が言ってくれた言葉に一瞬ですが、ホッと救われました。
 “正しくないかもしれないけれど、間違ってはいない”

 正しくないことは、端から分かっていたことです。
 心配だったのは、間違っていないかということ。

 お世辞でも、ジョークでも、ヨイショでもいいのです。
 他人に言ってもらえさえすれば。


 Y君、ありがとう!
 還暦を迎える勇気が出てきました。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:46Comments(0)つれづれ

2018年06月14日

山頂に立つ


 “出版は登山に似ている”

 たびたび、そうブログに記してきました。

 2009年9月から昨年5月まで毎年、僕は本を出版しています。
 9年間で、10冊の著書を出版しました。
 ※(2011年は2冊の本を書いています)


 そして今年もまた、昨日、最後の原稿を書き上げました。
 登山で例えるならば、山頂に立った気分を味わっています。
 昨晩は1人で祝杯を挙げ、頂上からの景色に酔いしれました。

 でも登山とは、無事に下山してこそ、山を制したことになります。
 いつまでも山頂の絶景を眺めているわけにはいきません。
 早くも下山の準備に、取り掛かっています。


 ここまでは、著者のひとりよがりです。
 ここからは、チームワークの見せ所です。
 カメラマンやデザイナー、編集者らと、一歩ずつ丁寧に足元を固めながら下りて行きます。
 そして下山して、振り返り見たとき、我々が制した山が屹立とそびえているのです。

 出版まで、あと1ヶ月半。
 今日は、これから出版会議です。

 いよいよ、タイトルや装丁を決定しなくてはなりません。
 楽しくも、緊張する時間です。

 でも、この高揚感が、なんとも言えないのです。
 “無” から “有” を生み出す醍醐味とでもいうのでしょうか。
 この充足感を味わいたくて、僕はライターの道を選んだのだと思います。


 では、行ってきます!
  


Posted by 小暮 淳 at 11:00Comments(0)著書関連