温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
群馬のブログポータルサイト「グンブロ」顧問
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使
四万温泉大使
ぐんまの地酒大使
群馬県立歴史博物館「友の会」運営委員



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2015年01月31日

おかげさまで6年目


 月日が経つのは早いもので、今年も12分の1が終わりました。
 明日からは2月です。

 このブログを開設したのが2010年の2月からですから、丸5年が過ぎたことになります。
 その間に書いた記事は1,500話以上。
 ざっと計算しても、年に約300話。月約25話になります。

 まあ、我ながら良く続いていると思います。
 て、いうか、僕よりも読者の方々の根気良さに脱帽!
 辛抱強くお付き合いしていただき、本当にありがとうございます。
 この場をお借りして、筆者よりお礼申し上げます。


 思えば、そもそもの始まりは5年前の今ごろ。
 当時のグンブロの担当者が声をかけてくださったのが、きっかけでした。
 でも僕は、まったくのアナログ人間で、パソコン音痴!
 なのに手取り足取り指導してくださり、なんとか今日まで書き続けることができました。

 ひとえにYさんの指導の賜物です。
 ありがとうございます。


 最初は “たかがブログ” と、高をくくっていたんです。
 「きっと、誰も読まないんじゃないの?」
 なーんてね。

 ところが1年、2年と経つうちに、方々から声をかけていただくようになりました。
 講演会やサイン会などの席でも、「いつもブログ読んでます」 って。

 “されどブログ” なのであります。

 その後、マスコミやメディア関係者からも 「ブログを読んでます」 なんて連絡をいただくようになりました。
 ここ数年のテレビ出演や雑誌の掲載依頼などは、すべてこのブログからであります。

 まさに、ブログさまさまであります!


 さて、明日からこのブログも6年目に入ります。

 気負わず、格好つけず、素のままで。
 これからも、ありのままの自分をさらけ出していこうと思います。

 ので、末永くお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
  


Posted by 小暮 淳 at 17:11Comments(3)執筆余談

2015年01月29日

バラだらけの記憶


 ♪うーさーぎーおーーいし、かーのーやーま~
   こーぶーなーつーーりし、かーのーかーわ~♪


 病棟でオフクロを見舞った後、リハビリ棟に寄ってきました。
 オヤジがデイサービスに来ているはずです。

 柱の影から、そーっと覗いてみると・・・

 円座の真ん中で、マイクを握り締めて、大声で歌っているのは、まぎれもなくオヤジであります。
 それにしても、ひどい音痴です。

 昔からオヤジの音痴は有名ですが、こんなにもひどかったかと思わんばかりのド下手ぶりに、思わず笑ってしまいました。
 それにしても、さすがボケ老人の集まりです。
 誰一人、オヤジの歌を笑う人はいません。
 手拍子をしながら、一緒に歌っています。

 その光景は、まさに幼稚園児の合唱であります。


 しばらく見ていたら、遠い遠い記憶がよみがえってきました。
 確か、あれは、僕がまだ小学生の低学年だったと思います。
 オヤジと風呂に入った、数少ない思い出です。

 いきさつは忘れましたが、なぜか音痴のオヤジが湯の中で歌を歌い出したのです。

 ♪バーラが咲いた~ バーラが咲いた~♪

 当時、流行っていたフォークソング、マイク真木の 『バラが咲いた』 でした。
 この歌なら、僕も良く知っていました。
 ので、一緒に歌おうとしたのですが、オヤジの 『バラが咲いた』 は一向に終わりがありません。

 ♪バラが咲いた バラが咲いた バラが咲いた バラが咲いた バラが咲いた バラが咲いた♪
 メロディーに乗せて、この歌詞だけが延々と繰り返されます。

 おかしくて、おかしくて、しまいには僕も一緒になって、悪ふざけのように歌った記憶があります。


 あれ以来、オヤジの歌なんて、一度も聴いたことがありませんでした。
 だから、とっても懐かしかったのです。

 あれから50年近くも経っているのにね。
 オヤジの音痴が直っていなかったことが、なんだか、とっても嬉しかったのであります。
   


Posted by 小暮 淳 at 20:11Comments(2)つれづれ

2015年01月28日

今日の朝日新聞②


 現在、僕は朝日新聞群馬版に毎週水曜日、コラムを連載しています。
 タイトルは 『小暮淳の温泉考座』。
 2013年の4月からのスタートですから、もうすぐ丸2年になります。

 内容は、温泉の基礎知識やうんちく、取材秘話、宿の歴史や湯守の話など、そのつど考えながら書いています。
 いつもは講演やセミナーなどで話しているような知ってためになる情報を掲載しているのですが、今回初めて私的な事を書きました。

 1月28日、今日掲載された76回目のコラムには、“湯治場の再生 宿と障害者 NPO仲人” と見出しが付いています。
 このたび設立したNPO法人 「湯治乃邑(くに)」 の設立にいたる経緯を書かせていただきました。
 ※( 「湯治乃邑」 については、当ブログのカテゴリーをご覧ください)


 で、今日の掲載日をうっかり忘れていた僕に、昼ごろ突然、新聞社から電話がありました。
 「早くも、新聞を読んだ読者から問い合わせの電話が入っています」 とのこと。

 うれしいじゃ、あーりませんか!
 ライターとは、記事を読んでもらって ナンボの仕事です。
 しかも、掲載されるやすぐに反響があるなんて、冥利に尽きます。

 すぐさま、事務所の連絡先をお教えしました。


 昨年暮れ、上毛新聞にNPO設立の記事が載ったときも、大変反響があり、新聞社に問い合わせがあったとのことです。
 また、このブログでも賛同してくださる読者からの書き込みが、いくつもありました。

 みなさん、ありがとうございます。
 とても励みになりました。

 活動は、これからが本番です。
 会員と賛助会員が一丸となって、湯治場の再生を目指します!

 群馬が、真の “おんせん県” であるために・・・
  


Posted by 小暮 淳 at 18:34Comments(0)執筆余談

2015年01月27日

貝掛温泉 「貝掛温泉館」


 今日は月に1度の野外温泉講座日でした。
 僕はNHK文化センター前橋教室で、温泉講座の講師をしています。
 早いもので、今年で7年目を迎えます。

 なんでも、全国にあるNHKのカルチャースクールの中で、温泉講座があるのは群馬県だけなんですって!
 さすが、湯の国群馬! 温泉大国ぐんま! だと思いませんか?
 (こんな講座の講師を引き受けるヒマ人は、僕のほかにはいないということかも・・・)


 と、いうことで、新年第1回目の野外講座は、お隣新潟県の貝掛(かいかけ)温泉へ行ってきました。
 毎年この時季は、「ドカ雪の露天風呂に入りたい!」 という受講生らの要望から豪雪地帯の温泉へ行くのが恒例となっています。

 関越自動車道を北へ走り、新潟県へ。
 トンネルを抜けると、一面の銀世界です。
 湯沢I.Cを下りて、国道17号を走ること約20分。
 貝掛温泉の入口に着きました。

 バスが行けるのは、ここまでです。
 宿からの送迎車で、数回に分けてピストン輸送をしていただきました。

 「先生、凄いところですね」
 「まさに秘湯という感じがします」
 と受講生らは口々に、雪深い渓谷美を眺めながら叫びます。
 積雪は、優に2mは越えていました。


 貝掛温泉は、一軒宿です。
 開湯は鎌倉時代と伝わり、かの上杉謙信の将兵が傷を癒やしたことから 「謙信の隠し湯」 とも呼ばれています。
 また、源泉の成分に眼病に効くホウ酸が多く含まれているため昔から 「目の温泉」「目の湯」 として知られています。
 実際に、昭和初期までは 「貝掛の目薬」 も生産され一般に販売されていたそうです。

 源泉の温度は約37度。
 熱い湯が苦手な僕としては、大歓迎であります。
 炭酸を含んでいるため全身に泡が付くのが特徴です。

 「温度といい、泡の付き具合といい、川古温泉(群馬県みなかみ町) に似ていますね」
 と、Tさん。
 言われてみれば、似ているかもしれませんね。
 ただこの時季は、ロケーションが違います。
 グルリと露天風呂のまわりを雪の壁がおおっています。

 「ヒートショックに気をつけてくださいね! 内風呂で十分に温まってから外へ出てくださいよ」
 一応、講師として呼びかけましたが、みなさん元気に極寒の露天風呂へ出て行かれました。
 もちろん僕もチャレンジしましたが、その時は、すでに雪が舞っていました。


 「カンパーイ!」
 湯上がりのビールを飲みながら、また温泉談義が始まりました。

 受講生のみなさん、また今年もよろしくお願いいたします。
 1年間、楽しく秘湯&名湯をめぐりましょうね!
   


Posted by 小暮 淳 at 23:03Comments(2)温泉地・旅館

2015年01月26日

ああ、コンプレックス!


 ほとほと自分の性格がイヤになります。

 テレビでお笑い芸人を見て、嫉妬。
 ドラマで名優の演技に涙して、嫉妬。
 小説を読んで作家に、嫉妬。
 映画でも、音楽でも、スポーツでも、感動を覚えると、途端に嫉妬が始まります。

 「いいなぁ~、うらやましいな~」 ってね。
 いわば、自分ができないことへのコンプレックスの表れなんです。

 若い頃ならいざ知らず、この歳になっても、この “嫉妬グセ” が直りません。


 子供の頃から好奇心が旺盛で、興味があることには何でも手を出してきました。
 ミュージシャンにあこがれて、音楽学校へ通いました。
 役者になりたくて、劇団にも入りました。
 作家を気取って、小説を書いていたこともあります。

 でもね、どれ1つとしてモノになったためしがありません。
 才能がないのか、飽きっぽいのか、根性が足りないのか・・・

 10代、20代、30代、40代と、さまよった挙句の果てにたどり着いたのが、現在の仕事です。
 だから目指したわけでも、夢をかなえたわけでもありません。
 あれも、これも、それもやってみて、みーんなダメで、やっとの思いで搾り出した “絞りカス” なのです。

 だからなんでしょうね。
 各分野で活躍している成功者を見ると、すぐに嫉妬してしまいます。

 でもね、この歳になって、やっと居場所を見つけた感じはしています。
 たとえ “絞りカス” でも、長い長い年月をかけて搾り出したカスですからね。
 大切にしていますよ。

 と、分かっているんですけど、やっぱり、嫉妬してしまうんですよ!

 あ~、イヤだ!
 このコンプレックス!
    


Posted by 小暮 淳 at 20:27Comments(2)つれづれ

2015年01月25日

妻が愛人になる日


 「女房ってさ、歳をとると愛人と変わらなくなるね」
 「えっ、愛人ですか !?」

 先日、フリーランスの先輩と仕事したときのことです。
 互いに、現在の危うい人生を語っていました。

 年々、歳を重ねると若いときのように体が動かなくなり、仕事をこなせる量も減ってくる。
 ひいては収入も減るし、限界を感じる。
 「勤め人なら役職も付いて、そろそろ楽ができる年齢なのにね」
 なーんて、フリーランスならではのグチを言い合っていたのでした。

 「結局、金だからね。女房も愛人と変わらないよ」

 先輩の言葉に、僕は思いっ切り深いため息をついてしまいました。


 “金の切れ目が縁の切れ目” などと言います。
 でも、長年連れ添ってきた夫婦は、金だけじゃなかったはず。
 特に自営業者の家庭は、時代時代で波がありますもの。
 いい時もあれば、悪い時もある。
 それを共に手と手を取って助け合うのが、夫婦というものです。

 なーんて言うと、
 「お父さんの人生、いい時ってあったっけ?」
 と、すぐに返されてしまいます。

 それでも若い頃は、笑って言ってくれていたんですよ。
 でも、どうでしょうか・・・今は!

 「働いている、働いているって、口ばっかりじゃないの! 月々ちゃんとお金を入れてくださいよ!」

 まさに、“愛人化” しています。


 「あー、この歳になるとサラリーマンがうらやましいね」
 と先輩。
 「そうですか? 本当に、そう思っています?」
 と問えば、
 「それができるくらいなら、今の人生やってないよね」
 と苦笑いするのでありました。

 問題は、妻の愛人化であります。
 別の意味で愛人化するなら、いいんですけどね。
   


Posted by 小暮 淳 at 19:46Comments(5)つれづれ

2015年01月24日

パンツの話


 昨日、オフクロが入院したことをブログに書いたところ、何人かの知人から励ましのメールをいただきました。
 ありがとうございます。

 今日も朝から病院へ行ってきましたが、おかげさまで病状は悪化しておらず、ベッドの上で安静にして過ごしていました。
 (言語は、まだハッキリしませんけど…) 
 それでも、一生懸命に何かを伝えようとするので、こっちも口元に耳を近づけて聞き取ろうとします。

 「マスク……、テッシュ……」

 翻訳すると、「マスクとテッシュを持ってきて欲しい」 とのことのようです。
 「わかった。明日持ってくるから」
 と言えば、にっこりと笑います。

 なんだか、とっても不思議です。
 オフクロといえば、一日中でもしゃべり続けている “口から生まれた口子さん” だったのにね。
 「うるさいな、少し黙っていてくれないか!」
 子どもの頃から、いっつも僕は、そうオフクロに対して怒鳴っていました。

 今はベッドの上で、目だけキョロキョロと動かして、僕の姿を追っています。
 そんなオフクロを見ていて、ふと、20年以上前に会ったスナックのママのことを思い出しました。


 当時、僕はタウン誌の出版社に勤めていました。
 時々、上司に連れられて行ったスナックでのこと。
 ママのお母さんが入院しているという話になりました。

 「母に下着を届ける時は、必ず私が一度、身に付けることにしているのよ」
 「えっ、パンツもですか?」
 と驚く僕に、
 「そう、パンツも必ず私が履いてから渡すの」
 そう言って、ほほえみました。

 そのこころは・・・

 買ってすぐのおろしたてや、洗いざらしの下着は、年寄りの肌には刺激が強いため、一度、娘であるママが身に付けて、繊維質をやわらかくしてから渡しているのだといいます。

 実はその話を聞いたとき、えらく感動した記憶があるのです。
 親子の愛情って、凄いって思ったのでしょうね。
 それも母と娘だからこそできる愛情表現です。

 だって、父と息子でも、母と息子でも、できませんもの!


 「洗濯物はある?」
 と問えば、ベッドの下を指さすオフクロ。
 袋を覗き込めば、シャツが一枚入っているだけでした。
 「まだいいね。次ぎに来たとき持って帰るから」
 そう言って僕は、病室を後にしました。
   


Posted by 小暮 淳 at 20:11Comments(0)つれづれ

2015年01月23日

マイナス貯金


 またオフクロが入院してしまいました。

 一昨年の夏、脳出血で倒れて以来のこと。
 その後は大した後遺症もなく、元気に暮らしていたんですけどね。


 今日は、両親そろってデイサービスの日です。
 なのに、突然、お世話になっている施設から僕のケータイに連絡が入りました。
 「お母さんの様子がおかしいので、すぐ来てもらえますか?」
 なんでも、急に言葉のろれつが回らなくなったというのです。

 瞬時に、一昨年の悪夢がよみがえってきました。

 <もしかして、また脳出血!?>


 あわてて施設に駆けつけ、介護師とともに近くの病院へ駆け込み、すぐさまCT検査を受けました。

 結果、今回は脳梗塞とのこと。

 幸い軽いようで、多少言語に不自由はありますが、手足のマヒはありません。
 医者と相談した結果、しばらく入院をさせて様子を看ることになりました。  


 夕方、オフクロの着替えを届けに、再度、病院へ。
 やせ細った腕に点滴を打ちながら、ベッドに横たわっていました。

 「×♪#○△・・・・・」
 何か言おうとしていますが、聞き取れません。
 「いいよ、何も話さなくて。また明日来るから」
 そう僕が言うと、またしても話そうとします。
 でも今度は、かすかに聞き取れました。

 「ス、マ、ナ、イ、ネ。シ、ン、パ、イ、カ、ケ、テ」


 「何言ってんだよ。もっともっと心配かけてもいいんだよ」
 そう言ったとき、一瞬にして走馬灯のように僕の過去がめぐりだしました。

 10代~20代、両親にかけてきた親不孝の数々。
 何度、オフクロを失意のドン底におとしいれて、泣かしたことか……
 それはすべて、オフクロに預けた “マイナスの貯金” です!

 もしかしたら、生きているうちには返しきれないかもしれないけど、1つでも多くの親不孝を返済したいと思っています。
   


Posted by 小暮 淳 at 20:25Comments(2)つれづれ

2015年01月21日

はじめの一歩


 今日は第3水曜日。
 NPO法人 『湯治乃邑(くに)』 の月例役員会議の日です。
 午後から高崎市の事務所へ行ってきました。

 去年の夏から何度となく通っている道。
 高崎駅西口から歩いて、約20分。
 古い町並みが続く、閑静な住宅街の一角にあります。

 僕は毎回、この駅から事務所までの道程を楽しんでいます。
 もちろん車でも行けますが、駐車場の数に限りがあるので、会議の時は必ず歩くようにしています。

 高崎市は古い町名が残されていて、いいですね。
 鞘(さや)町や羅漢町、九蔵町、歌川町・・・
 前橋市は空襲で焼け野原になってしまったため、戦後、区画整理が進んで、なつかしい町名がほとんど消えてしまいましたもの。
 古い町並みは、それだけで散策が楽しくなります。


 さてさて、今年最初の役員会議であります。
 プロジェクターを使って、結成からこれまでの歩みの報告、および現在着手している案件の現状と予定を話し合いました。

 現在、我々が取りかかっている案件は2件。
 宿を閉めてしまったN温泉の再生と、未使用源泉の活用を考えるH温泉です。

 すでに2件とも昨年から会員が現地に入り、オーナーや地域住民との話し合いを行っています。
 僕も何度か同行して、説明会などを開いています。

 “湯治場の再生は地域の人たちと共に”

 これが我々の基本理念です。
 かつての湯治場は、外部の人たちのための観光施設ではなく、“地域の社交場” であったからです。
 だから使用されていないキャンプ場や廃校など、周辺施設の再利用も含めて、地域住民との連携を進めています。


 約2時間の有意義な会議を終え、僕はまた暮れなずむ高崎の街を歩き出しました。


 NPOの活動は始まったばかり。
 やっと歩き出した幼児と同じです。

 まずは、はじめの一歩から!
 少しずつ、できることからコツコツと歩を進めていきたいと思います。
   


Posted by 小暮 淳 at 20:41Comments(0)湯治乃邑

2015年01月20日

公開講演会のお知らせ②


 「小暮さん、うちでも講演をしてくださいよ」
 と声をかけられたのは、僕が日頃から地域活動でお世話になっている上川淵公民館(前橋市) の職員Mさんでした。

 “うちでも” というのは、昨年10月に同じく前橋市内の桂萱(かいがや) 公民館が僕の講演会を開いたからです。
 「私のほうが先だったのに……」
 と悔しそうでした。
 確かに、話があったのはMさんのほうが先でしたが、開催は桂萱公民館が先になってしまったのです。


 と、いうことで、めでたくこのたび、僕の地元でもある上川淵公民館にて、一般公開の講演会を開催することになりました。
 もちろん、地域住民以外の聴講もOK!
 しかも、入場無料!
 おまけに、休日開催です。

 たっぷり2時間、楽しくてためになる温泉の話をいたします。
 もちろん、ラストはお約束のアノ歌も歌いますよ!



    上川淵公民館地域づくり講座
      講演会
     「群馬は温泉パラダイス」
     温泉ライター  小暮 淳

 ●日 時   平成27年2月8日(日)
          午後2時~4時
 ●会 場   上川淵公民館 ホール
          前橋市後閑町35
 ●入 場   無料
         (事前申し込み不要。当日会場へお越しください)
 ●問 合   上川淵公民館 TEL.027-265-0455    
            


Posted by 小暮 淳 at 20:18Comments(0)講演・セミナー

2015年01月19日

お詫びと訂正


 前ページの 『どこかで 誰かが⑥ 恩師より』 の16行目が、何度入力しても消えてしまいます。

 正しくは、
  
 が入ります。

 お詫びして、訂正いたします。
 それにしても、ミステリーです。

 あ、また消えたーーーー!  


Posted by 小暮 淳 at 18:52Comments(0)つれづれ

2015年01月19日

どこかで 誰かが⑥ 恩師より


 <七時一寸過ぎにテレビをつけたら小暮くんのにこやかな笑顔が写し出され、間に合ってよかったと釘づけです。>

 郵便受けから取り出した1枚のハガキ。
 達筆な文字が、紙面いっぱいに、ビッシリと書かれていました。

 ハガキをひっくり返して、差出人の名前を見ると・・・
 「えええーーーっ!」
 な、な、なんと! 小学校5年生の時に、たった1年だけお世話になった担任のT先生(女性)であります。


 昨年、小学校の同窓会があり、T先生とは45年ぶりに再会しました。
 その数年前には、テレビで僕を見たと、わざわざ僕を探し当てて、電話までいただいたこともありました。
 そんな縁もあり、たびたび僕は、新刊が出版されると、先生に本を贈っていたのであります。

 でもね、今回のテレ東のことは、教えていませんでしたよ。
 そしたら、
 
 ですって。
 Tさん(女性) とは、同窓会の幹事です。

 彼女は、中学校も同じで、中学校の同窓会幹事もしています。
 だからかも知れませんが、別の仲の良い同級生にテレビ出演のことを知らせたら、彼女に伝わり、彼女から小学校&中学校の同級生および担任の先生たちに一斉メール、電話、ハガキが配信されたようであります。
 なんとも行動力のある人です(子供の頃から変わっていませんね)。


 先生のハガキには、こんなことも書かれていました。
 <美しい女優さん達にも勝る100万ドルの笑顔(小学生当時の純真な)、話しかけに、他の案内人が影うすく感じられました。>
 だなんて、先生、照れますよ~!
 それじゃあ、小学生から全然変わってないみたいじゃありませんか!

 そして、最後には、こんな一言が添えてありました。

 <タレント的要素があると、通知票に書きたいよ♪>
 ですって。
 いくつになっても、先生は先生なんですね。

 ありがとうございました。
 先生、いつまでもお元気で、長生きしてくださいね。

 僕も先生の教え子で、良かった!
   


Posted by 小暮 淳 at 18:01Comments(0)つれづれ

2015年01月18日

進化 ~どこまでも続く~


 <1999年より絵画の発表を始める。> DMより

 この年の春、僕は画家の久保繁とベトナムを旅しました。
 そして秋・・・

 僕は、旅行記 『ヨー!サイゴン』 を出版。
 彼は、初の個展を開催しました。

 あれから16年。
 僕はライター、彼は画家の道を歩んできました。

 そう、このブログの読者なら、もうお分かりですね。
 たびたび登場する “紅雲愚連隊” のメンバーの1人、K君です。


 彼は中学1年生の同級生。
 大人になって、偶然に居酒屋で再会して意気投合して以来、旧知の仲であり、互いに切磋琢磨し合う人生の良きライバルであります。

 そんな彼の個展が、今年も昨日から前橋市内の画廊で開催されています。
 もちろん、初日に行ってきました。


 <270×900mmのパネルにホワイトワトソンを張り込んで描いた作品。これまで試みたこともないサイズと形に初挑戦。久保繁の作品がどう変化し、どう回帰し、どう進化してきたのか…> DMより

 確かに、進化しています!
 より繊細に、よりワイルドに、キャンバスから訴えかけてくるものを感じます。


 「俺たち、もう後戻りはできない。逃げ切るしかないんだ」
 そう言って、飲み明かした日々。

 “どこまでも続く” 彼の挑戦を、突きつけられた思いがしました。



      2015年画廊企画PART 1
         久保 繁  展
       ~ どこまでも続く ~

 ●会 期   2015年1月17日(土)~25日(日)
          10:30~19:00 (20日火曜日休廊)
 ●会 場   画廊 「すいらん」
          前橋市文京町1-47-1 TEL.027-223-6311
  


Posted by 小暮 淳 at 15:33Comments(0)つれづれ

2015年01月17日

湯宿温泉 「ゆじゅく金田屋」④


 「あつーーーーい!」
 「熱くなけりゃ、湯宿の湯じゃねえ!」
 「ワッハハハ~!!!!」

 湯宿温泉の外湯 「窪湯」 の浴室に、おじさんたちの笑い声が響き渡ったのであります。


 昨晩は、僕が在籍するフリーランスのクリエイティブ集団 「プロK」 の新年会でした。
 会場は、湯宿温泉(みなかみ町) の 「ゆじゅく金田屋」。
 創業は明治元年(1867) ですから、約150年の歴史を持つ老舗旅館であります。

 大正11年(1922) には、歌人の若山牧水が訪れています。
 牧水が泊まった部屋は、今も蔵屋敷の2階に 「牧水の間」 として残っています。


 「カンパーイ!」
 「今年もよろしくお願いしまーす!」

 カメラマンやイラストレーター、デザイナーなど9名が出席。
 今年の抱負などを語りながら、宴がにぎやかに始まったのであります。

 「二次会場は、牧水の間でやりましょう!」
 と、5代目主人の岡田洋一さんがにごり酒を手にして登場。

 「えーー、いいんですか?」
 と感激する僕。
 だって、初めて取材で泊まった晩に、主人と語り合った思い出の部屋です。
 ていうか、あの牧水様が泊まった部屋で、仲間たちと酒を酌み交わせる幸せ!
 ご主人も座に加わり、二次会が始まりました。

 「若山牧水は、大正11年の10月23日に泊まっています。その時の様子は、この 『みなかみ紀行』 に書かれています。えー、では、そのくだりをちょっと読んでみましょう」
 と、さっそく僕の講義が始まりました。
 みんな興味津々で聞いています。
 これを生きた温泉講座というんでしょうね。
 とっても楽しい時間でした。


 一夜明けて、みんなで外湯をめぐることに。
 湯宿温泉には、4つの外湯があります。
 ふだんは鍵がかかっているので、旅館で鍵を借ります。

 それにしても、相変わらず熱い湯であります。
 源泉の温度は約60度!
 水で薄めながら、やっと数名が肩まで沈みました。

 えっ、僕ですか?
 僕は、業界でも有名な “猫肌ライター” ですからね。
 熱いのは、ダメです。
 足を入れるのが、精一杯。
 情けない話ですが・・・


 プロKのみなさーん、今年も1年間よろしくお願いしますね。
   


Posted by 小暮 淳 at 18:10Comments(0)温泉地・旅館

2015年01月15日

どこかで 誰かが⑤ 感謝を込めて


 昨日のテレビ東京 『にっぽん!いい旅』 2時間スペシャルは、ご覧になりましたか?

 いや~、さすが全国ネットであります。
 いつも(ローカル局)だと、温泉ファンやブログの読者からの反響だけですが、昨晩はオンエア中から電話やメールがひっきりなしに入りました。
 それも、思わぬ人からが多かったですね。

 最初に電話が鳴ったのは、まだ遼河はるひさんとかとうれいこさんが旅をしている途中です!
 「小暮さーん! 今、テレビ出てた?」

 なんとも突拍子もない第一声であります。
 声の主は、20年以上前に僕が勤めていたタウン誌編集社の元同僚の女性でした。
 「まだ番組続いているから、じゃあね。今度、飲みましょう!」
 と、あわただしく電話は切れてしまいました。

 彼女らしい電話です。
 昔から、あわてん坊なところがありましたからね。
 でも、うれしかったですよ。
 ありがとうございます。

 思わぬ人の中には、中学の同級生がいました。
 嫁ぎ先の神奈川県からです。
 「見たよ。流石、男前!」
 とは、これまたオチャメな彼女らしいメールです。
 何年か前のクラス会で再会した時に、メール交換していたことを思い出しました。


 そのほかPCにも、仕事関係者からメールをいただいております。
 そして、このブログの読者からもコメントをいただきました。

 みなさん本当にありがとうございます。

 どこかで、誰かが、必ず見ていてくれるんですね。

 これを励みにして、これからも群馬の温泉のために取材活動を続けていきたいと思います。
 感謝を込めて・・・
   


Posted by 小暮 淳 at 15:34Comments(3)つれづれ

2015年01月13日

どこかで 誰かが④


 某放送局から新番組の制作への協力依頼があり、打ち合わせに行ってきました。
 当然、僕は “温泉ライター” としての立場での参加だと思っていたのですが、話を聞くと、どうもそれだけではないようです。

 担当ディレクターから、こんな言葉が・・・

 「著書のほかにも、以前、『ちいきしんぶん』 に連載されていた里山の記事も興味深く拝読していました」 と。


 「ちいきしんぶん」 とは、高崎市内に配布されているフリーペーパーであります。
 で、ディレクター氏のいう “里山の記事” とは、2006年12月~2010年8月に僕が連載していた 『里山をゆく』 というハイキングエッセイのこと。
 発行部数の少ない地域限定のタウン誌であり、しかも “里山” というマニアックなネタだったので、彼の言葉に驚いたのであります。

 しかも連載終了から、すでに4年半も経っています。

 「ああいった切り口の番組を作れたらと」
 と言葉を継がれました。


 どこで、誰が見ているか分からないものだと、つくづく思います。
 ライター冥利に尽きる話ですが、これだから1つ1つの仕事に手が抜けません。

 どこかで、誰かが見ている!
 良いことも、悪いことも・・・

 ※( 『里山をゆく』 は、その後、『ぐんまの里山てくてく歩き』 というタイトルで上毛新聞社より出版されました)
  


Posted by 小暮 淳 at 17:36Comments(0)つれづれ

2015年01月11日

『にっぽん!いい旅』 2時間スペシャル


 冗談でも、口に出して言ってみるものです。

 何年も前から僕は、親しい友人たちに、
 「テレ東の旅番組に出られたら、温泉ライターとして本望だね」
 なーんて、大それた夢を語っていたのであります。

 当時、テレ東の旅番組と言えば、大御所の老舗番組 『いい旅 夢気分』 のことであります。
 一昨年の秋に番組の改編があり、現在は 『にっぽん!いい旅』 という番組名にリニューアルしています。


 昨年暮れ、突然、そのテレ東の 『にっぽん!いい旅』 の制作会社から、僕あてに連絡がありました。
 「番組の出演、および制作に係わっていただけませんか?」 と!

 いやいや、ウソも方便、口からでまかせは言ってみるものです。
 どこで、誰が聞いているか分からないものですね。

 と、いうことで昨年の暮れに、万座温泉で行われたロケに同行してきました。


 今回の 『にっぽん!いい旅』 は、新春一発目ということもあり、2時間のスペシャル番組であります。
 新潟班、箱根班、そして万座班に芸能人が分かれて、どこの旅が一番素晴らしいかを競い合います。
 で、僕が案内した万座班は・・・

 元宝塚の女優、遼河はるひさんと、元グラビアアイドルのかとうれいこさんです。
 2人の美女に囲まれて、鼻の下が伸びっぱなしの楽しいロケでした。
 ※(ロケの様子は、当ブログの2014年12月21日 「草津~万座 雪の名湯めぐり」 を参照)


 さて、どの旅班が優勝するのでしょうか?
 絶対、万座温泉ですよね!

 みなさんもテレビの前で、応援してくださいね!


 ●放送日  2015年1月14日(水) 18:57~20:54
 ●放送局  テレビ東京(系列局)
 ●番組名  『にっぽん!いい旅』 2時間SP
         “雪見の露天風呂とめったに見れない冬の絶景!(仮)”
  


Posted by 小暮 淳 at 17:16Comments(3)温泉雑話

2015年01月10日

初代県令とカルタ


 いよいよ今日から、群馬県庁昭和庁舎2階の 「ぐんま花燃ゆ大河ドラマ館」 がオープンしました。
 県内の新聞は、一斉に報じています。

 待望のNHK大河ドラマ 「花燃ゆ」 が今週日曜日からスタートして、ますます群馬県は観光誘致に力が入っています。

 で、ドラマの主人公は吉田松陰の妹、文(ふみ) ですが、彼女の2人目の夫となるのが初代群馬県令の楫取素彦(かとりもとひこ) であります。
 楫取素彦といえば、カルタの札でお馴染みですね。

 「き」 の 『教育に心血注ぐ 楫取素彦』

 えっ? そんな札は 「上毛かるた」 にはないって?
 そーです。「上毛かるた」 の 「き」 の札は、『桐生は日本の機(はた) どころ』 ですものね。

 僕が言っているのは、「新・ぐんまカルタ」 のことなんです。


 「新・ぐんまカルタ」 は、2008年に有志が集まって “これからの群馬を担う子どもたちのために” 作られた現代版 「上毛かるた」 なんです。
 当時、僕は制作実行委員をしていました。

 楫取素彦も、「上毛かるた」 には載らない偉人の一人として取り上げています。
 ご興味のある方は、県内の主要書店にてお求めください。   


Posted by 小暮 淳 at 14:19Comments(2)著書関連

2015年01月08日

雪と湯の里 in KATASHINA


 群馬の三大豪雪地帯といえば、嬬恋村とみなかみ町と片品村、でしょうかね。

 嬬恋村は先月、万座温泉で雪見風呂を堪能してきました。
 みなかみ町は、一昨年から取材で、イヤというほど雪三昧をしてきました。
 冬の湯ノ小屋温泉や宝川温泉は、雪の量がハンパじゃありません。

 そして昨年からは片品村にて、雪見温泉の取材を続けています。
 まあ、みなかみ町の藤原地区に比べれば、雪の量は大したことありませんが、そのぶん、雪景色に風情があります。
 サラサラのパウダースノーは、さすが県内有数のスキー王国であります。

 で、今年は群馬県で 「第70回国民体育大会冬季大会スキー競技会」 が開催されます。
 簡単にいえば、「冬季国体」 であります。
 競技は、スケート、アイスホッケー、スキーなどがありますが、このうちスキー関連の競技が片品村のスキー場で実施されます。

 大会スケジュールは平成27年2月20日(金)~23日(月)までの4日間。
 ホワイトワールド尾瀬岩鞍と武尊牧場スキー場で行われます。

 と、いうことで、僕がコメンテーターを務める次回の群馬テレビ 「ニュースジャスト6」 では、片品村内のスキー場周辺に湧く温泉と温泉宿を紹介いたします。
 スキーをやる人も、しない人も、温泉が好きな人は必見であります。
 ちょっとマニアックな民宿やペンションも紹介しちゃいます。


 ●放送局  群馬テレビ(地デジ 3ch)
 ●番組名  「ニュースジャスト6」
         NJウォッチのコーナー
 ●放送日  1月12日(月・祝) 18:00~18:30
 ●ゲ ス ト  小暮 淳(温泉ライター)
 ●テーマ   「雪と湯の里 片品村」
  


Posted by 小暮 淳 at 14:13Comments(6)温泉雑話

2015年01月06日

予定がハズレて


 今日は何の日か、ご存知ですか?

 い(1) ろ(6) の語呂合わせで、「色の日」。
 また明治12年の今日、東京・上野の風月堂が日本初のケーキの宣伝をしたことから、「ケーキの日」 でもあるんですって。
 個人的には、元アイドルで女優の 「大場久美子さんの誕生日」 というのを正解にしたいんですけどね。

 でも、もっともっと大切な日であることを忘れていませんか?
 そーですよ、年末ジャンボ宝くじの支払い開始日でありま~す!

 と、いうことで、さっそく現金と引き換えてきました。


 実は僕、宝くじは何十年も買っていません。
 億万長者の夢を見るのも疲れたし、ハズレると分かっていて買うのももったいないし。
 そのぶん、美味しいものを食べたほうがいいし・・・

 でもね、他人が出した金で買った宝くじは別です。
 期待します!
 一攫千金を夢見ます!
 億万長者になった時の自分を想像します!


 「当たったらさ、お前とW(兄の名) で半分ずつ分けるんだよ。私がお金は出すから、買ってきておくれ」
 オフクロに言われて、昨年暮れに買ったバラの宝くじ10枚・・・

 前後賞合わせて7億円なり。
 僕とアニキとキッチリ、3億5千万ずつ山分けだ~!

 あ、ちがった。
 バラだから1等5億円で、2億5千万ずつでした。
 (連番だったら良かったのに)
 ま、1億円少ないけど、バアサン許す。

 ありがとう。兄弟で仲良く分けるよ。
 その代わり、バアサンとジイサンは、最高級の老人ホームに入れてやるからな!
 まあ、これは、オレとアニキからのささやかな人生最後の親孝行だと思ってくれよ。


 という予定でしたが、見事に今年もハズレてしまいました。

 今年もまた、夢が醒めた後の現実に打ちひしがれています。
 引き換えた300円を握りしめながら・・・
   


Posted by 小暮 淳 at 19:58Comments(0)つれづれ