温泉ライター、小暮淳の公式ブログです。雑誌や新聞では書けなかったこぼれ話や講演会、セミナーなどのイベント情報および日常をつれづれなるままに公表しています。
プロフィール
小暮 淳
小暮 淳
こぐれ じゅん



1958年、群馬県前橋市生まれ。

群馬県内のタウン誌、生活情報誌、フリーペーパー等の編集長を経て、現在はフリーライター。

温泉の魅力に取りつかれ、取材を続けながら群馬県内の温泉地をめぐる。特に一軒宿や小さな温泉地を中心に訪ね、新聞や雑誌にエッセーやコラムを執筆中。群馬の温泉のPRを兼ねて、セミナーや講演活動も行っている。

群馬県温泉アドバイザー「フォローアップ研修会」講師(平成19年度)。

長野県温泉協会「研修会」講師(平成20年度)

NHK文化センター前橋教室「野外温泉講座」講師(平成21年度~現在)
NHK-FM前橋放送局「群馬は温泉パラダイス」パーソナリティー(平成23年度)

前橋カルチャーセンター「小暮淳と行く 湯けむり散歩」講師(平成22、24年度)

群馬テレビ「ニュースジャスト6」コメンテーター(平成24年度~27年)
群馬テレビ「ぐんまトリビア図鑑」スーパーバイザー(平成27年度~現在)

NPO法人「湯治乃邑(くに)」代表理事
群馬のブログポータルサイト「グンブロ」顧問
みなかみ温泉大使
中之条町観光大使
老神温泉大使
伊香保温泉大使
四万温泉大使
ぐんまの地酒大使
群馬県立歴史博物館「友の会」運営委員



著書に『ぐんまの源泉一軒宿』 『群馬の小さな温泉』 『あなたにも教えたい 四万温泉』 『みなかみ18湯〔上〕』 『みなかみ18湯〔下〕』 『新ぐんまの源泉一軒宿』 『尾瀬の里湯~老神片品11温泉』 『西上州の薬湯』『金銀名湯 伊香保温泉』 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 『上毛カルテ』(以上、上毛新聞社)、『ぐんま謎学の旅~民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん)、『ヨー!サイゴン』(でくの房)、絵本『誕生日の夜』(よろずかわら版)などがある。

2025年03月15日

明日の口演は中止になりました


 “新” 伊勢崎市誕生20周年記念事業 「国定忠治」 紙芝居口演。

 本日の初演を無事に開催することができました。
 ご来場された方々には、厚く御礼を申し上げます。


 伊勢崎市内5会場開催の初日は、上州名物 焼きまんじゅう屋の 「忠治茶屋」 さんでした。
 先代が国定忠治を好きだったことから名付けられました。
 午前9時の開店から客が並ぶ名店で、最近は県外から訪れる人が増えているそうです。

 その噂は本当でした!
 午前11時と午後2時の2口演、会場にいましたが、ひっきりなしに客がやって来て、店内は常に満席状態。
 さらにテイクアウトの客も並んでいました。


 そんな人気店での初演は、大盛況!
 国定忠治を知らない若い人からシニア層まで、街頭紙芝居という昭和の大道芸に酔いしれました。
 伊勢崎市長まで駆けつけてくれました!
 また上毛新聞社の記者さんも、念入りに取材をしてくれました。
 (明日の新聞が楽しみです)

 みなさん。本当にありがとうございました。


 で、ここからが本題です。
 明日、伊勢崎神社の境内で開催が予定されていた口演は、悪天候のため中止になりました。
 来場を予定していた方には、お詫びを申し上げます。
 残念ですが、残りの3会場へお越しください。
 3会場は、すべて屋内開催なので、悪天候でも中止にはなりません。

 スタッフ一同、たくさんの方のお越しをお待ちしています。 

 

     伊勢崎市誕生20周年記念事業
    初披露! 「国定忠治」 紙芝居口演

 3月20日(木)  境赤レンガ倉庫 14:00~ 15:00~
 3月22日(土)  スマーク伊勢崎 (3Fスマークホール) 11:00~ 14:00~
 3月23日(日)  赤堀公民館 11:00~ 13:00~
 ※入場無料

 ●口演/石原之壽 (上毛だがしや楽校 校長)
 ●主催/上毛だがしや楽校
 ●問合/公式Facebook 上毛だがしや楽校 jyoumoudagashiya@gmail.com

 ※僕もプロジェクトに監修役として参加しています。
  


Posted by 小暮 淳 at 16:51Comments(0)神社かみしばい

2025年03月14日

明日初演! 伊勢崎市内5会場9口演


 国定忠治 (本名:長岡忠次郎)

 文化7(1810)年、上野国佐位郡国定村 (旧・佐波郡東村、現・伊勢崎市) 生まれ。
 17歳の時に賭博でのけんかがもとで人を殺めたと伝わり、上州を逃れて川越 (埼玉県) の大親分、大前田英五郎や百々(どうどう)村 (旧・境町、現・伊勢崎市) の博徒、紋次親分 (木枯し紋次郎のモデルといわれている) の世話になりながら、やがて何百という子分を従える国定一家の大親分となる。

 その後の武勇伝や波瀾万丈の人生は、講談、文学、演劇、映画、歌謡にもなり、誰もが知ることとなります。


 平成17(2005)年1月1日、“平成の大合併” により伊勢崎市は、赤堀町、佐波東村、境町と合併し、“新伊勢崎市” が誕生しました。
 今年は合併から、ちょうど20周年です。
 これを記念して伊勢崎市では、“新伊勢崎市” 誕生20周年事業を行います。

 その事業の一環として、“新伊勢崎市” が生んだスーパーダーティーヒーロー、国定忠治の紙芝居口演が市内5会場で開催されます。
 入場無料!
 各会場では、先着100名様限定のプレゼントがあります!

 ぜひ、お越しください。


    初披露! 「国定忠治」 紙芝居口演

 3月15日(土)  忠治茶屋本舗 (悪天候中止) 11:00~ 14:00~
 3月16日(日)  伊勢崎神社 (悪天候中止) 13:30~
 3月20日(木)  境赤レンガ倉庫 14:00~ 15:00~
 3月22日(土)  スマーク伊勢崎 (3Fスマークホール) 11:00~ 14:00~
 3月23日(日)  赤堀公民館 11:00~ 13:00~

 ●口演/石原之壽 (上毛だがしや楽校 校長)
 ●主催/上毛だがしや楽校
 ●問合/公式Facebook 上毛だがしや楽校 jyoumoudagashiya@gmail.com

 ※僕もこのプロジェクトに監修役として参加しています。
  


Posted by 小暮 淳 at 10:48Comments(2)神社かみしばい

2025年03月13日

第28回 群馬の地酒フェスタ


 今日は 「ぐんまの地酒大使」 からのお知らせです。

 今年もやって来ます!
 のん兵衛の祭典 『第28回 群馬の地酒フェスタ』。
 今年は、下記の県内19銘柄の蔵元が参加します。


 「赤城山」 近藤酒造 (みどり市)
 「巌」 高井 (藤岡市)
 「大盃」 牧野酒造 (高崎市)
 「桂川」 栁澤酒造 (前橋市)
 「かんとうのはな」 聖酒造 (渋川市)
 「観音櫻」 岡村合名会社 (高崎市)
 「貴娘」 貴娘酒造 (中之条町)
 「群馬泉」 島岡酒造 (太田市)
 「左大臣」 大利根酒造 (沼田市)
 「清嘹」 町田酒造 (前橋市)
 「利根川育ち」 山川酒造 (千代田町)
 「利根錦」 永井本家 (沼田市)
 「秘幻」 浅間酒造 (長野原町)
 「船尾瀧」 柴崎酒造 (吉岡町)
 「分福」 分福酒造 (館林市)
 「鳳凰聖徳」 聖徳銘醸 (甘楽町)
 「誉國光」 土田酒造 (川場村)
 「水芭蕉」 永井酒造 (川場村)
 「流輝」 松屋酒造 (藤岡市)
 ※五十音順


 そして、もちろん今年もオール群馬の地酒 「舞風」 のお披露目会も開催します。

 「舞風(Maikaze)」 とは?
 酒米や酵母、仕込み水など群馬県産にこだわった地酒です。
 群馬県酒造組合では、「舞風」 のおいしさを味わってもらうために、製造する酒造りのルールを定めています。
 ●酒米は、群馬県産酒造好適米 (オリジナル酒米) 「舞風」 を100%使用すること。
 ●精米歩合60%以下の 「特定名称酒」 とすること。 (純米吟醸酒、吟醸酒、純米酒、本醸造酒)
 ●群馬県産の 「酵母」 を使用すること。

 これらの基準を満たした日本酒だけが 「舞風」 のシンボルマークを揚げて販売されます。
 令和6年産 「舞風」 を使用し、製造した 「オール群馬の地酒」 が4月18日に発売されます。


 僕も当日は、「ぐんまの地酒大使」 委嘱式に参加するため会場にいます。
 のん兵衛のみなさ~ん、一緒に群馬の地酒を浴びるほど呑みましょうね!



     第28回 群馬の地酒フェスタ

 ●日時/2025年4月19日(土) 16:00~19:00
 ●会場/Gメッセ群馬 2階 メインホール
 ●対象/一般、酒販店、飲食店
 ●定員/先着500名
 ●料金/一般3,500円 大学生・専門学生2,500円
 ●申込/「イープラス」 「JRE MALL チケット」、または 「事前申込書」 に必要事項を記入の上FAXまたは郵送にてお申し込みください。
 ●問合/群馬県酒造協同組合 TEL.027-261-3131
   


Posted by 小暮 淳 at 12:02Comments(0)大使通信

2025年03月12日

四字熟語のような芸能人


 いつもの居酒屋でのこと。
 常連客らと、昭和のアイドル話で盛り上がっていました。
 話題が、天地真理になると……

 「あまちまり? 知らな~い!」
 と、この店には珍しく30代の女性客。
 「そりゃ~、知らないでしょう! 50年以上前のアイドルだもの」
 と、僕。
 「“てんちしんり” って書くんだよ」

 「てんちしんり? なに、それ? 四字熟語みた~い!」
 彼女の、ひと言で大爆笑。
 これをきっかけに話題は、四字熟語のような昭和の芸能人になりました。


 「竹脇無我っていう俳優、いたよね」
 「いたいた、四字熟語だと思っていたよ(笑)」
 といった具合です。

 で、僕は思いました。
 「四字熟語のような芸能人」 が、もしも、そのまま四字熟語になったら!


 天地真理 (歌手)
 【読み】 てんちしんり
 【意味】 天と地、すなわち自然界で起こる森羅万象には、すべて意味があること。
 【表現】 「地震や津波などの天変地異は、天地真理による人類への警告だよね」

 竹脇無我 (俳優)
 【読み】 たけわきむが
 【意味】 凛とそびえる竹林のように、心を無にすること。
 【表現】 「剣道の試合で竹刀を構えると、竹脇無我の境地に至った」

 大鶴義丹 (俳優)
 【読み】 おおつるぎたん
 【意味】 大きなタンチョウヅルが舞うように、堂々として美しいさま。
 【表現】 「フィギュアスケートの○○選手の演技は、まさに大鶴義丹の舞いだね」


 四字熟語が出たので、ついでに三字熟語も2つほど紹介します。

 笠智衆 (俳優)
 【読み】 りゅうちしゅう
 【意味】 衆人環視の前で、笠に着る態度をとること。「虎の威を借る狐」 に同じ。
 【表現】 「父親が有名な政治家だからって、彼のあの態度は笠智衆だな」

 利重剛 (俳優)
 【読み】 りじゅうごう
 【意味】 どっしりとしていて、重厚で磐石な状態が続くこと。
 【表現】 「あの力士は土俵際で、微動だにしないね。利重剛の下半身だ」


 いやいや、昭和の芸能人って、面白いですね。
 みなさんも昭和を懐かしみながら、思い出してみてください。
   


Posted by 小暮 淳 at 11:01Comments(2)つれづれ

2025年03月11日

沼田で呑んだ酒は?


 現在、僕は県内6つの “大使” に任命されています。
 内訳は、「温泉大使」 が4カ所、「観光大使」 が1カ所、それと 「地酒大使」 です。

 なぜ?
 と問われれば、察するに、僕が温泉好きで、酒が好きだからだと思います。
 それも、群馬限定です。


 歴史上の偉人で、群馬の温泉と酒を愛した人がいます。
 歌人の若山牧水 (1885~1928) です。
 群馬を8回も旅しています。

 もっとも長く旅をしたのが大正11年10月でした。
 ご存じ、『みなかみ紀行』 です。

 僕は長年、温泉と酒の大先輩である牧水氏の軌跡を追い続けています。
 ついに昨年は、終焉の地を訪ね、墓参りをする夢を叶えました。
 (2024年4月19日 「あくがれの墓参り」 参照)


 で、令和の時代に 『みなかみ紀行』 の全行程をたどってみたいと思ったわけです。
 題して、「令和版 みなかみ紀行 牧水が愛した群馬の地酒と温泉」。

 不定期ながら2023年11月から高崎市のフリーペーパー 「ちいきしんぶん」 にて、連載が始まりました。
 『みなかみ紀行』 を忠実に再現するため、牧水が大正11年10月14日未明に、静岡県沼津市の自宅で目覚めるシーンから始めました。
 現在までに、下記の4話が連載されています。

 第1話 沼津~佐久~軽井沢
 第2話 嬬恋~草津~六合
 第3話 花敷~沢渡~四万
 第4話 渋川~沼田~法師


 ということで昨日、第5話の取材に行ってきました。
 前回、牧水は沼田から法師温泉までの約9里 (約36キロ) を1日で歩き通しました。
 実に健脚です。

 が、さしもの牧水も長旅の疲れが出たようで、復路は途中、湯宿温泉で1泊します。
 そして翌日、また沼田に帰ってきました。


 牧水は、沼田で2軒の旅館に投宿しています。
 行きは 「鳴滝館」、帰りは 「青池屋」 です。
 すでに現存はしていませんが、跡地なら分かります。

 ということは、一番近い酒蔵を探し出すことで、その晩に牧水が呑んだ酒が分かるかもしれません。
 はたして牧水は、何という酒蔵の何という酒を呑んだのでしょうか?
 牧水ファンとしては、気になるところです。


 そして、その酒蔵が判明しました!
 大正11年当時、2つの旅館から最も近い場所にあった酒蔵とは?

 僕はカメラマンとともに、“あくがれ” の酒を追って、川場村へと飛びました。
 ※(あくがれ=憧れ)


 なぜ、僕は川場村へ向かったのでしょうか?
 その真相は、4月4日発行の 「ちいきしんぶん」 紙上にて掲載されます。

 乞う、ご期待!
   


Posted by 小暮 淳 at 11:20Comments(0)取材百景

2025年03月09日

今月は 「秘湯の一軒宿」


 昨年4月からスタートしたエフエム群馬、夕方のニュース番組 「newa ONE」。
 僕は毎月第2水曜日に、生出演しています。


 温泉ソムリエの資格を持つ岡部アナウンサーと毎回、1話完結の温泉話をしています。
 今までには、下記のテーマで話しました。

 4月 「4つある日本三美人湯」
 5月 「温泉発見伝説 御三家」
 6月 「ぬる湯の楽しみ方」
 7月 「色を楽しむ “変わり湯”」
 8月 「動物発見伝説の温泉」
 9月 「太宰治ゆかりのの温泉宿」
 10月 「消えたガラメキ温泉」
 11月 「ヒートショックに御用心!」
 12月 「冬にあたたまる “塩” の付く温泉」
 1月 「熱いぞ! 火山性温泉」
 2月 「大蛇が発見した老神温泉」 


 さて、今月のテーマは?

 「一度は行きたい秘湯の一軒宿」 です。
 群馬は言わずと知れた全国屈指の温泉大国です。
 県内には名湯と呼ばれる歴史ある温泉地から、歓楽施設や大型ホテルが立ち並ぶ大温泉地まで、大小約100カ所の温泉地があります。

 でも実は、その約半数は、たった一軒で湯と温泉地名を守り続けている小さな温泉地なのです。

 一軒宿の温泉地には、もちろん温泉街はありません。
 ただ、ひっそりと山の中で旅人を出迎えてくれる宿が、ポツンと建っているだけです。
 でも、そこには、良質の湯が湧いています。
 それは、一軒宿のほとんどが自家源泉を保有しているからです。
 そして必ず、その湯を代々守り継ぐ 「湯守(ゆもり)」 がいます。


 では群馬には、どんな秘湯の宿があるのでしょうか?
 そして、その魅力は?

 ラジオで、お会いしましょう!



 ■放送日  3月12日(水) 18:37 頃~
 ■放送局  FM GUNMA (86.3MHz)
 ■番組名  『news ONE』 月~水 18:00~18:55
 ■出演者  岡部哲彦 (アナウンサー)、小暮 淳 (温泉ライター)
  


Posted by 小暮 淳 at 11:26Comments(0)テレビ・ラジオ

2025年03月08日

今夜のスターは 「あじまん」


 東京へ出るまで、「今川焼き」 という名称を知りませんでした。
 だって、前橋っ子が食べていたのは、見た目は同じだけど、「甘太郎焼き」 だったからです。

 “ご当地あるある” っていうやつです。


 朝目覚め、その日の気分で 「今日はオフ日にしょう」 と決めます。
 そんな日は、午後の早いうちからバスに乗って、行きつけの店に顔を出します。
 ご存じ、酒処 「H」 です。

 昨日も4時前に着いたんですけどね。
 すでに先客がいました。
 5時を過ぎた頃には、カウンター席しかない小さな店内は、ほぼ満席です。
 残りは、あと一脚……


 というときに、大きな包みを抱えた常連のK君が登場。
 「あじまん、買って来たよ~!」

 「あじまん? 何それ?」
 店内はざわつきましたが、僕だけは、
 「ええええーーーーー! もしかして、あの、あじまん!?」
 と、歓声を上げていました。

 「そうですよ! 昨日 『秘密のケンミンSHOW』 でやっていた、あの、あじまんです」


 ちょうど前の日、テレビで “ご当地あるある” を紹介していたのです。
 山形県では、今川焼きのことを 「あじまん」 と呼ぶことを。
 しかも、僕らが慣れ親しんでいる今川焼きとは、ちょっと見た目が違うこと。
 さらに、中のあんこの量が半端でないこと。
 そして、そのあんこが甘くないこと。

 食べてみたいけど、ご当地限定で、しかも冬季だけの期間限定商品だと番組は伝えていました。


 「K君、山形まで行ってきたの?」
 「それが、売ってるんですよ! 前橋でも」

 なんでも群馬県内では、前橋市と館林市の2カ所だけで、冬季限定販売しているとのことです。

 「でも、よく買えたね!? テレビで、あれだけ紹介されたら、買うの大変だったんじゃないの?」
 「はい、50分並びました」
 「ごじっぷ―――――ん!!!」


 ということで、ラッキーな常連客限定8名+ママだけが、その幻の 「あじまん」 を食せることになりました。

 「うまい!」 「おいしい!」 「すごい、あんこ」 「甘くなくて、ちょうどいいね」 「これなら2個は食べられる」
 と、左党の輩からも大絶賛の声が飛び交いました。


 一見、見た目はふつうの今川焼きです。
 でも、ちょっと高さ (厚み) が違います。
 山高帽のような形をしています。
 そのぶん、中はあんこがたっぷりなんです。
 薄くてフワフワの皮と絶妙なバランスで、口の中をバラ色に満たしてくれます。

 「田舎のあんこだね」
 「そうそう、ばあちゃんが作ったあんこの味だ」
 と、完全に今夜のスターの座は、すべて 「あじまん」 が持って行ってしまいましたとさ。


 まだの人は、ぜひ一度、ご賞味を!
 ただし期間限定です。
 3月いっぱいぐらいは販売しているらしいですが、行列覚悟でお買い求めください。
   


Posted by 小暮 淳 at 11:54Comments(0)酔眼日記

2025年03月07日

生涯画家


 <久保繁はデザイナーでもあるが、画家でもある。彼の父親は名のある洋画家である。父親が情熱的な極彩色で天衣無縫な生きざまをキャンバスにぶつける画家であるならば、彼の絵は 「動」 を 「静」 の中に包み込む淡彩の世界である。>
  (拙著 『ヨー!サイゴン』 より)


 昨年秋から変形性関節症を患い、整形外科クリニックに通院しています。
 ある時、待合室の壁に、見慣れたタッチの絵が飾ってあることに気づきました。
 それも1点ではなく、何点も……。
 診察室へ続く廊下の壁にも、展示されていました。

 「これ、久保の絵だ!」
 と思い、受付で訊いてみると、
 「ちょっとお待ちください」
 と看護師は、席を立ちました。

 やがて、品の良い婦人が現れました。
 その女性は、院長婦人でした。
 「この絵は、久保繁の絵ですよね?」
 「ええ、久保先生の絵が、私も主人も大好きなものですから」
 それから長い立ち話が始まりました。


 <久保繁は中学時代の一年間だけクラスを共にしたことのある同級生である。卒業後は別々の人生をたどり、音信もまったく途切れていた。今から三年前、偶然居酒屋で再開した。実に二十三年振りの再会であったが、その日以来、何かにつけて公私を共にする付き合いが始まった。> 
  (同著より)


 1999年春、僕と久保はベトナムを旅をした。
 目的は、個展と本の出版。
 ライターとして、画家として、同じテーマで作品を制作しようという試みでした。

 帰国後、僕らは2つの夢を叶えました。


 そんな畏友の画家、久保繁の個展が開催中だというので、顔を出してきました。
 「おう!」
 「おう!」
 互いに手を挙げて、まずは生存確認。
 そして、互いの白髪頭を見て、笑い合いました。

 まず会場に入って、驚きました。
 絵がデカい!
 僕には、何号という詳しいことは分かりませんが、以前のサイズとはケタ違いにサイズが大きくなっていました。

 タッチも違う!
 以前の漂うような水彩画ではありません。
 大胆かつ、洗練された色彩に変貌していました。
 「変わったな~! 油絵?」
 「いや、アクリルで描いた」
 「へー、心境の変化か?」
 「なんだろうね、描いてて楽しいからかな」


 絵については、そこまでで終わり。
 すぐに近況報告に話の花が咲いた。
 彼も孫ができて、おじいちゃんになったという。
 めでたい、めでたい!

 思えば中学の同級生だった僕らも、前期高齢者です。
 定年退職した同級生の話になれば、
 「俺たちには退職金なんてないもんな」
 「国民年金で、しかも介護保険料引かれているし」
 「ああ、お互い、死ぬまで書 (描) くしかないな」
 「だね」

 生涯画家、生涯ライターを誓い合って、僕は会場を後にしました。



    久保繁展 RICOMINCIA 旅・色彩の記憶

 ●会期/2025年3月4日(火)~9日(日) 11:00~17:00
 ●会場/詩季画材 2Fギャラリー 前橋市南町4-47-6
 ●問合/詩季画材 TEL.027-224-5196


 【くぼしげる】
 1959年生まれ。日本大学芸術学部デザイン学科卒業。
 <個展> 画廊翠巒 (前橋)、ギャラリーアートもりもと (銀座)、大塚文庫 (自由が丘)、ギャラリーg/ 鎌倉彫会館など。
   


Posted by 小暮 淳 at 11:16Comments(0)ライブ・イベント

2025年03月06日

便利の過渡期


 最近は、どこで買い物をしても、食事をしても、会計はセルフレジです。
 最初は戸惑っていたアナログ人間の僕でさえ、今ではスムーズに使いこなしています。

 さらに便利を覚え、重宝までしています。
 たとえば、ペットボトルの飲料を1本だけ買うときなど、セルフレジなら手間と時間がかからず、自動販売機感覚で購入できます。
 また、少額の買い物なのに小銭がなくて、仕方なく1万円札を出す場合、セルフレジなら店員に気を遣う必要はありません。

 どんどんと便利な世の中に、慣れ親しんでいる自分がいます。


 一方で、ちょっぴり、寂しさも感じています。
 以前は、有人レジだったラーメン店が、最近、セルフレジに替わってしまいました。

 途端、「ありがとうございました」 の店員の元気な声が消えてしまいました。
 厨房の中に、入ったきりです。
 客は、食事が終わると、伝票を持って、レジへ。
 印字されているバーコードをスキャンします。
 パネルに金額が表示され、「現金」 をタッチ。
 お金を入れて、精算終了。
 そのまま、店を出ます。

 お腹は満ちるのですが、なんだか食事をした気分にはなれません。


 最近、日帰り入浴施設に行きました。
 下駄箱にクツを入れ、100円玉を投入。
 カギをフロントの女性に渡しました。

 ここまでは以前と同じです。
 この後が違いました。
 ブレスレットのようなモノを渡されました。

 以前なら入浴料を支払い、カギと引き換えに渡されるのは、番号が書かれたカードでした。
 館内で食事をした場合は、この番号を告げます。
 そして帰りにカードを返し、精算すると、下駄箱のカギが返ってくるというシステムでした。


 「これ、なんですか?」
 とスタッフに、ブレスレットについて聞きました。
 「それを精算機に、かざしてください」
 というので、カウンター横に設置された機械へ移動すると、
 「お客様、帰りにお願いします」

 あれ、だって、以前は、先に入浴料を払ったでしょ?
 なんだ、帰りになったんなら、先に言ってよ!
 と昭和オヤジは、戸惑いを隠せません。


 言われたとおり、帰り、精算機へ直行しました。
 ピッ!
 音ともに、入浴料が表示され、難なく支払いを終えました。

 あれ?
 この後、どうするの?
 このブレスレットのようなモノは?
 ていうか、下駄箱のカギは、どうしたら返してもらえるのよ?

 あたふたと、おろおろと、昭和オヤジは機械の前で、またもや立ちすくむばかり。


 「お客様、こちらへ」
 見かねたスタッフに呼ばれ、カウンターに戻ると、ブレスレットとカギを交換してくれました。

 えっ、そこはアナログなんかい!
 だったら最初っからスタッフが対応すれば、いいじゃん!
 カウンターと精算機を行ったり来たりする、このシステムって何?

 つい、スタッフに嫌味を言ってしまいました。
 「これって便利なようで、不便だね」
 すると、彼女いわく、
 「人手不足なもので」


 結局、そこなんですね。

 この国の少子高齢化は、歯止めがききません。
 どこもかしこも人手不足です。
 コンビニも外食チェーンも、店員は片言の外国人ばかり。
 だもの、無人化に拍車がかかります。


 便利になるって、なんて不便なんでしょうね。
   


Posted by 小暮 淳 at 11:44Comments(0)つれづれ

2025年03月05日

なぜキュウリを食べないのか?


 高崎市在住の某有名企業の社長さんから、直々にメールが届きました。
 <私もキュウリが大嫌いで、食べられません>
 という内容でした。

 何のことかって?
 これだけでは、意味不明ですよね。
 簡単に説明します。


 僕は高崎市のフリーペーパー 「ちいきしんぶん」 (ライフケア群栄) に、コラムの連載をしています。
 タイトルは 『ちょこっと小耳に』。
 「小暮淳の取材こぼれ話」 と、サブタイトルが付いています。

 そうなんです。
 どうでもいいような、過去に記事にはならなかった事柄を、勝手気ままに適当に、面白おかしく書いている超私的なコラムなのであります。
 で、前回 (2月21日号) では、「キュウリを食べない人」 について書きました。


 以前、虚空蔵様の化身だからという理由で、ウナギを食べない神社の氏子たちを取材したことがありました。
 そのとき、一人の老人が声をかけてきました。
 「うちのほうじゃ、キュウリを食べんけどな」

 後日、テレビのニュースで、祭礼中はキュウリを食べない氏子たちのいる神社が、全国にあることを知りました。
 僕は、老人から聞いた町名から群馬県内にも同名の神社が存在することを突き止め、突撃取材をしたという内容です。


 結論からは言えば、現在の氏子たちは、みんなキュウリを食べていました。
 が、一人だけ、こんなことを言った氏子がいました。
 「うちのじいちゃんは死ぬまでキュウリを食べなかったけどね。でも、キュウリが嫌いだっただけかも」

 社長さんは、この話のオチが面白かったようで、わざわざメールをくださいました。


 そしたら昨日、発行元の 「ちいきしんぶん」 からも連絡がありました。
 読者からメールが届いているとのことです。
 <その神社の場所を、ぜひ、教えてほしい> と。

 なぜ、そんなにも気になるのでしょうか?
 だって、キュウリですよ?
 書いた本人には、その感覚が分かりません。
 それともキュウリには、何か人知れぬ魔力がひそんでいるのでしょうか?

 たかがキュウリ、されどキュウリなんですかね?
   


Posted by 小暮 淳 at 10:52Comments(2)執筆余談

2025年03月04日

「ありがとうございます」 の意味


 以前、イベント会場で僕の著書を購入してくださった読者の男性と、名刺交換をしたことがありました。
 その人の名刺を見ると、お勤め先は、某有名スーパーマーケットチェーンでした。

 「うちの近くにもあり、よく利用しています」
 「ありがとうございます」
 「でも、行くのが夜遅いので、買うのは、いつも半額シールが貼ってある見切り品ばかりですけどね」
 と、僕は笑いを取ろうとしたのですが、さにあらず!

 その人は、深々と頭を下げて、
 「ありがとうございます。フードロス対策に、ご協力をいただきまして」
 と言ったのであります。

 え?
 感謝されちゃった?
 得をしているのは、こっちなのに?

 でも、消費者が考えている以上に廃棄処分されている食品の量は多く、深刻な問題なのかも……
 と、その時は漠然と受け止めていたのであります。


 先日、某スーパーマーケットで買い物をしました。
 時間は夜の8時過ぎ。

 お惣菜のコーナーは、すべて半額シールが貼られていました。
 酒のつまみにと、2品ほど手に取り、カゴの中に入れました。


 レジにて。
 女性の店員が、バーコードをスキャンし始めました。

 ピッ、ピッ、ピッ・・・
 「ありがとうございます」

 ピッ、ピッ、ピッ・・・
 「ありがとうございます」

 会計の途中に2度、店員は 「ありがとうございます」 と言ったのです。


 えっ?
 今のなに?

 そーなんです!
 店員は、半額シールが貼られた商品をスキャンしたときだけ、「ありがとうございます」 と言っていたのです。

 わ~!
 感動で、思わず鳥肌が立ってしまいました。


 読者の男性が言っていたことは、本当だったんですね。
 半額シールが貼られた商品を買った “お客様” は、フードロス対策に協力した “神様” だったのです。

 ということなので、みなさーん!
 これからは半額シールが貼られた商品は、堂々と買ってくださいね。

 決して、ケチでも、貧乏人でもありませんよ~!
 フードロス対策の貢献者なのです。
   


Posted by 小暮 淳 at 10:50Comments(3)つれづれ

2025年03月03日

目と指の至福


 あなたにとって、至福の時間とは?

 好物を食べているとき、寝ているとき、風呂に入っているとき、趣味に没頭しているとき……
 人それぞれだと思います。
 でも、至福の時間があるからこそ、それ以外の時間を過ごすことができるわけです。

 いわば、至福の時間は、自分から自分への “”ごほうび” ということになります。


 では、僕にとっての至福の時間とは?
 やっぱり、真っ先に思い浮かべるのは、酒ですね。
 1年365日、生きている限り欠かせない必要不可欠なアイテムであります。

 じゃあ、毎日、至福の時間があるかというと、そうでもありません。
 ほとんどの場合、仕事終わりに、ただなんとなく習慣で呑んでいることが多いですね。
 もちろん、“至福” だとも感じていません。


 僕にとって、至福の時間は、「酒+読書+音楽」 がマッチングしたときに訪れます。
 これって、週に一日あるかないかの貴重な時間です。

 読書には、ウィスキーが似合います。
 水割りの氷をカラカラと揺らしながら、好きなピアノ音楽をBGMに、本のページをめくります。
 その日読む本は、朝から決めてあります。

 最近買った新刊本だったり、何年も積んだままになっている文庫本だったり……
 小説だったり、エッセイだったり……
 時には、仕事で使う資料本だったりもしますが、なんでもいいんです。
 その日の気分に似合った本を用意します。

 酔いに任せながら、やがて眠りにつくまで、ゆっくりとゆっくりとページをめくる自分に酔いしれてるわけです。


 えっ?
 酒以外に、楽しみはないのかって?
 それが、あったんです!
 “しらふ” でも感じる至福の時間が!

 それは、原稿を書いているときです。
 その時は、酒も呑まず、音楽も聴きません。
 全神経をパソコンのキーボードに集中していると、あっという間に2~3時間が過ぎています。

 ある意味、僕にとっては “無” になれる時間なんです。
 書いている原稿の内容以外は、完全にシャットアウトして、その世界に没頭しています。
 脳内にアドレナリンが、バーって出ている感覚です。

 ランナーズハイよろしく、「ライターズハイ」 の状態が続き、どんどん気持ち良くなって行きます。


 で、書き上がったら当然、缶ビールが待っているんですけどね。
 結局、最大のごほうびは、酒ということです。

 でも、これがあるから僕は、この人生を続けられているのです。


 <人の世にたのしみ多し然れども 酒なしにしてなにのたのしみ> 牧水
  


Posted by 小暮 淳 at 11:56Comments(2)酔眼日記

2025年03月02日

中高年の落とし穴


 どっぷり、昭和人間ですからね。
 当然、この手のタイトルは見逃しません。

 石原壮一郎・著 『昭和人間のトリセツ』 (日本経済新聞出版)


 速攻買いして、瞬読しました。
 でもね、これタイトルが間違っています。
 だって、「トリセツ」 って、取扱説明書のことでしょ?

 若い人向けに、昭和人間 (中高年) の扱い方について書かれているのかと思ったら、その逆でした。
 自己啓発書なんですね。
 昭和人間のための令和時代を生き延びるコツが書かれていました。

 もっとはっきり言えば、昭和人間が陥りやすい “落とし穴” についての注意喚起であります。


 昭和と一口に言っても、長いんです。
 64年もありましたからね。
 戦前・戦中派は、すでに存命していない方々も大勢います。

 どの時代を生きた人たちを、“昭和人間” と呼ぶのか?

 本書では、大きく2つに分けています。
 高度経済成長の絶頂期だった大阪万博が開催された昭和45(1970)年を境に、それ以前に生まれた人を 「前期昭和人間」、同46年以降に生まれた人を 「後期昭和人間」 と分類しています。

 年齢でいうと、今年55歳になる人が分岐点です。


 ほほう、そう来ましたか!
 ということは、やはり僕は、どっぷり前期昭和人間ということになりす。
 著者の石原氏は、昭和38(1963)年生まれですから、全体的に前期昭和人間目線で書かれています。

 で、まず本書では、前期昭和人間と後期昭和人間との違いから挙げています。


 後期は物心ついたときからカラーテレビがあり、前期は白黒テレビだった。
 後期は漫画やアニメが好きなことを公言できるが、前期は子どもが見るものと決めつけている。
 後期は男女平等の概念があるが、前期は男尊女卑がベースにある。
 などなどです。

 で、令和の時代に “落とし穴” に陥りやすいのは、圧倒的に前期昭和人間だと、本書は力説します。


 ですよね~!
 分かります、分かります。
 コンプライアンスの時代ですものね。

 「女のくせに」 とか、「女はバカのほうが可愛い」 とか、「まだ結婚しないの?」 とか 、「子どもは、まだ?」 とか……
 今の時代では、即アウト! の価値観の中で育った世代ですからね。

 そんな前期昭和人間たちが陥りやすい “落とし穴” が満載の一冊です。


 くれぐれも申し上げます。
 タイトルは 『昭和人間のトリセツ』 ですが、決して若者向けに書かれた昭和人間の取扱説明書ではありません。
 中高年のための指南書であります。

 特に前期昭和人間のみなさんは、心してお読みください。
 胸に手を当てながら……
   


Posted by 小暮 淳 at 11:24Comments(0)読書一昧

2025年03月01日

今日の読売新聞 「温泉 正しい楽しみ方」


 今日 (3月1日) の読売新聞群馬版に、エッセイが掲載されました。

 僕は昨年2月から 「レンゲツツジ」 という欄に、温泉をテーマにした記事を不定期連載しています。
 今回で5回目となります。


 今回は、講演やセミナーでの講話を再現しました。
 「ようこそ、群馬温泉小暮旅館へ」
 僕が架空旅館の番頭になりきり、シミュレーションしながら館内を案内するという内容です。

 なぜ、客間にはお茶とお菓子が置いてあるのか?
 なぜ、浴室は建物の階下にあるのか?
 なぜ、湯口は浴槽の奥にあるのか?

 その理由や入浴のマナーについても書かせていただきました。


 今朝、目覚めると、さっそくケータイにメールの着信が!
 なんと、高校の同級生からでした。

 <今日の読売新聞に記事が載っていましたね>

 うれしいですね。
 どこかで、誰かが、ちゃんと見ていてくれているのですね。

 こんなとき、「ライターという仕事をしていて良かった」 と、つくづく思います。


 さて、次回のテーマは?
 何にしましょうかね。 
 じっくり考えて、読者が温泉を好きになってくれるような記事を書きたいと思います。

 末永く、ご愛読のほど、よろしくお願いいたします。
  


Posted by 小暮 淳 at 11:06Comments(2)執筆余談