2010年06月15日
上牧温泉 「大峰館」
上牧温泉には、現在5軒の温泉宿があります。大峰館は利根川の右岸、高台に建つ一軒宿風の小さな旅館です。
上牧温泉には今年の2月に入り込み、取材をしたのですが、その日はあいにく3代目主人の石坂欣也さんが不在でした。お湯だけもらって帰ったのですが、一瞬にして僕は、ここの湯のとりこになってしまいました。
上牧温泉といっても、源泉はさまざまです。ここ大峰館は、自家源泉を所有しています。その湧出量は、なななんと毎分約280リットル! 到底、小さなお宿一軒では使い切れない量ですから、湯舟からはザバー、ザバーと勢いよく湯があふれ出ています。それも湯縁全体からですから、豪快です。「ああ、もったいない…」と思いながらも、これが地球の恵みを丸ごといただく“源泉ひとりじめ”の醍醐味というもの。甘露!甘露!の至福の時間を堪能しました。
いい湯との出会いは、恋愛と同じなんですね。もう恋しくて、会いたくて、夢にまでお湯が出てきます。
ということで、また湯に入りに行ってきました。今度は、ご主人のいるときに。
石坂さんは、僕と同年代の方。風貌は、ズバリ平成の若山牧水です。あごヒゲに、「湯を守っているぞー!」という貫禄が宿っています。
ご主人の話を聞いて、ますますここの湯が好きになってしまいました。代々「やけどや切り傷に良く効く湯だから、大切にしろ!」と言い伝えられている湯で、石坂さんの子供たちも、やけどやケガをすると風呂に入れて治したといいます。
泉源から浴槽の距離は、たったの10メートル。充分に鮮度が保たれている理想的な湯舟です。
帰りにもう一度、湯をもらいました。ツーっと染み入る感覚がたまりません。「湯が生きている」と実感します。
湯上りに、冷たい温泉水をいただきました。トロリと舌にからまる薄塩スープのよう。
水分と塩分の補給に、もってこいの水です。
※本当にいい湯は、湯量と浴槽の大きさが合っています。チェックしてみてください。
上牧温泉には今年の2月に入り込み、取材をしたのですが、その日はあいにく3代目主人の石坂欣也さんが不在でした。お湯だけもらって帰ったのですが、一瞬にして僕は、ここの湯のとりこになってしまいました。
上牧温泉といっても、源泉はさまざまです。ここ大峰館は、自家源泉を所有しています。その湧出量は、なななんと毎分約280リットル! 到底、小さなお宿一軒では使い切れない量ですから、湯舟からはザバー、ザバーと勢いよく湯があふれ出ています。それも湯縁全体からですから、豪快です。「ああ、もったいない…」と思いながらも、これが地球の恵みを丸ごといただく“源泉ひとりじめ”の醍醐味というもの。甘露!甘露!の至福の時間を堪能しました。
いい湯との出会いは、恋愛と同じなんですね。もう恋しくて、会いたくて、夢にまでお湯が出てきます。
ということで、また湯に入りに行ってきました。今度は、ご主人のいるときに。
石坂さんは、僕と同年代の方。風貌は、ズバリ平成の若山牧水です。あごヒゲに、「湯を守っているぞー!」という貫禄が宿っています。
ご主人の話を聞いて、ますますここの湯が好きになってしまいました。代々「やけどや切り傷に良く効く湯だから、大切にしろ!」と言い伝えられている湯で、石坂さんの子供たちも、やけどやケガをすると風呂に入れて治したといいます。
泉源から浴槽の距離は、たったの10メートル。充分に鮮度が保たれている理想的な湯舟です。
帰りにもう一度、湯をもらいました。ツーっと染み入る感覚がたまりません。「湯が生きている」と実感します。
湯上りに、冷たい温泉水をいただきました。トロリと舌にからまる薄塩スープのよう。
水分と塩分の補給に、もってこいの水です。
※本当にいい湯は、湯量と浴槽の大きさが合っています。チェックしてみてください。
Posted by 小暮 淳 at 12:51│Comments(0)
│温泉地・旅館