2010年06月19日
谷川温泉 「旅館たにがわ」
今日、6月19日は太宰治の命日「桜桃忌」です。
一昨日、「旅館たにがわ」を訪ねたら、ちょうど「桜桃忌」の供養(太宰研究家による講演)をやっていました。
「旅館たにがわ」は、太宰治ゆかりの宿です。
太宰治は昭和11年に、谷川温泉を訪れています。翌年、水上温泉で自殺未遂をしています。この2つの温泉地での出来事を題材にした小説が、昭和13年に書かれた『姥捨(うばすて)』です。
昭和11年8月、太宰は川端康成に勧められ、薬物中毒と肺病治療のために、谷川温泉の「川久保屋」に1ヶ月間滞在しました。川久保屋があった場所は、現在の「旅館たにがわ」の駐車場。前身の「谷川本館」があった場所です。
小説『姥捨』には、川久保屋の老夫婦のことが書かれています。
また滞在中に執筆した『創生記』は、のちの『人間失格』を書くきっかけになったといわれています。
「旅館たにがわ」を訪ねるのは、いったい何回目でしょうか?
もう思い出せないくらい、雑誌の取材や温泉講座などで、たびたび、お世話になっています。
支配人の大野芳雄さんは、僕と同じ年。勤続30年になるベテランです。谷川温泉の生き字引のような人ですから、いつもいろんなことを教えていただいています。
今回も、太宰の話や谷川温泉の歴史、水上温泉郷の現状など、話の内容は多岐にわたり盛り上がりました。
旅館前に建つ太宰治の石碑には、たくさんの生花が手向けられていました。我も合掌!
※ちなみに「桜桃忌」の『桜桃』とは、死の直前に太宰治が書いた作品のタイトルです。
一昨日、「旅館たにがわ」を訪ねたら、ちょうど「桜桃忌」の供養(太宰研究家による講演)をやっていました。
「旅館たにがわ」は、太宰治ゆかりの宿です。
太宰治は昭和11年に、谷川温泉を訪れています。翌年、水上温泉で自殺未遂をしています。この2つの温泉地での出来事を題材にした小説が、昭和13年に書かれた『姥捨(うばすて)』です。
昭和11年8月、太宰は川端康成に勧められ、薬物中毒と肺病治療のために、谷川温泉の「川久保屋」に1ヶ月間滞在しました。川久保屋があった場所は、現在の「旅館たにがわ」の駐車場。前身の「谷川本館」があった場所です。
小説『姥捨』には、川久保屋の老夫婦のことが書かれています。
また滞在中に執筆した『創生記』は、のちの『人間失格』を書くきっかけになったといわれています。
「旅館たにがわ」を訪ねるのは、いったい何回目でしょうか?
もう思い出せないくらい、雑誌の取材や温泉講座などで、たびたび、お世話になっています。
支配人の大野芳雄さんは、僕と同じ年。勤続30年になるベテランです。谷川温泉の生き字引のような人ですから、いつもいろんなことを教えていただいています。
今回も、太宰の話や谷川温泉の歴史、水上温泉郷の現状など、話の内容は多岐にわたり盛り上がりました。
旅館前に建つ太宰治の石碑には、たくさんの生花が手向けられていました。我も合掌!
※ちなみに「桜桃忌」の『桜桃』とは、死の直前に太宰治が書いた作品のタイトルです。
Posted by 小暮 淳 at 14:34│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
谷川岳の麓は良い温泉がたくさんありますね。
「旅館たにがわ」は初めて聞きましたが、どんな旅館なのか興味のあるところです。
話は違いますが、6月18日付ちいきしんぶんで小暮さんの記事を拝見させていただきました。
銭湯への思いが私にも伝わって、改めてその大切さを思い知らされました。
まだまだ知ってるようで知らないことばかりですね。
「旅館たにがわ」は初めて聞きましたが、どんな旅館なのか興味のあるところです。
話は違いますが、6月18日付ちいきしんぶんで小暮さんの記事を拝見させていただきました。
銭湯への思いが私にも伝わって、改めてその大切さを思い知らされました。
まだまだ知ってるようで知らないことばかりですね。
Posted by 堀 智幸(CFP認定者) at 2010年06月19日 15:52
堀 智幸 さま
いつもありがとうございます。
そうですね、確かに谷川岳の麓には、いい温泉が多いですね。
温度が高くて、湯量が豊富な温泉が多いんですよ。
ぜひ、時間を作って、訪ねてみてください。
まずは、群馬の人が群馬の温泉の素晴らしさを知ってください。
温泉は、群馬の宝ですから!
いつもありがとうございます。
そうですね、確かに谷川岳の麓には、いい温泉が多いですね。
温度が高くて、湯量が豊富な温泉が多いんですよ。
ぜひ、時間を作って、訪ねてみてください。
まずは、群馬の人が群馬の温泉の素晴らしさを知ってください。
温泉は、群馬の宝ですから!
Posted by 小暮 at 2010年06月19日 20:11