2010年09月19日
書店はステージ
先週金曜日に、新刊 『群馬の小さな温泉』 が無事に発行されました。
通常、書店販売ありきで、コンビニでの販売は後発になるのですが、今回は、どうもコンビニの力が強かったようですね。
すでに連休初日の昨日、セブンイレブンもセーブオンも陳列されていました。
さてさて、書店は……と思い、本日、大手書店をのぞいてきましたが、まだ 『ぐんまの源泉一軒宿』 が単独で販売されていました。新刊は流通都合から、連休明けの陳列になるらしいです。
で、ネットはどうなのかと検索してみると、ヤフーブックスやセブンネットサービスでは、すでに取り扱っていました。
なんだか、時代を感じますね。
書店より先に、コンビニやネットでの販売が先だなんて。昔では考えられなかったことです。
本が好きで、この世界に入って、「いつかは自分も本を書いて、書店や図書館に自分の本を置くんだ!」と目標にして頑張ってきた場所ですからね、本屋さんは。
だから、やっぱり書店への思いは強いですよ。
棚ではなく、新刊本コーナーで、平積みされることが、物書きの夢ですから。
これは、時代に関係なく、あこがれなんです。
今日、コンビニで、自分の本を手にとって眺めてきました。
うれしいことは、うれしいのです。でも、なんだか、書店で出会う感動とは異なりますね。
「なぜだろう?」
と思って、本をラックに置いて、全体をしげしげと眺めました。
やっぱり、存在感が軽いんですね。
週刊誌やコミックや、近くにはアイスクリームが売っていて、なんだか期間限定商品のようです。
当然、ゴミになるということで帯はついてません。なんだか服を脱がされた裸ん坊のようです。
それから、スリップという本の間にはさまっている二つ折りの書店専用注文カードも付いていません。
昔々、苦学生の頃。
都内の書店で永い間アルバイトをしていましたから、このスリップには、思い入れがあるんです。
本が売れるたびに、このスリップを本から抜いて、レジを打ちます。
一日が終わると、スリップの数を数えます。
当時、黒柳徹子の『窓際のトットちゃん』が大ベストセラーでした。スリップの数も一番多かったことを覚えています。
いつか、このスリップの著者欄に自分の名前を刷り込んでみせる!
それが、20歳の淳青年の夢だったのです。
月日は流れて、30数年。
夢が叶ってからも、1冊1冊本を作り上げるたびに、やはり書店は僕のあこがれの場所です。
そして今は、僕のステージだと思っています。
連休が明けたら、書店へ行って、スリップを抜いてもらった本を1冊、買ってこようと思います。
通常、書店販売ありきで、コンビニでの販売は後発になるのですが、今回は、どうもコンビニの力が強かったようですね。
すでに連休初日の昨日、セブンイレブンもセーブオンも陳列されていました。
さてさて、書店は……と思い、本日、大手書店をのぞいてきましたが、まだ 『ぐんまの源泉一軒宿』 が単独で販売されていました。新刊は流通都合から、連休明けの陳列になるらしいです。
で、ネットはどうなのかと検索してみると、ヤフーブックスやセブンネットサービスでは、すでに取り扱っていました。
なんだか、時代を感じますね。
書店より先に、コンビニやネットでの販売が先だなんて。昔では考えられなかったことです。
本が好きで、この世界に入って、「いつかは自分も本を書いて、書店や図書館に自分の本を置くんだ!」と目標にして頑張ってきた場所ですからね、本屋さんは。
だから、やっぱり書店への思いは強いですよ。
棚ではなく、新刊本コーナーで、平積みされることが、物書きの夢ですから。
これは、時代に関係なく、あこがれなんです。
今日、コンビニで、自分の本を手にとって眺めてきました。
うれしいことは、うれしいのです。でも、なんだか、書店で出会う感動とは異なりますね。
「なぜだろう?」
と思って、本をラックに置いて、全体をしげしげと眺めました。
やっぱり、存在感が軽いんですね。
週刊誌やコミックや、近くにはアイスクリームが売っていて、なんだか期間限定商品のようです。
当然、ゴミになるということで帯はついてません。なんだか服を脱がされた裸ん坊のようです。
それから、スリップという本の間にはさまっている二つ折りの書店専用注文カードも付いていません。
昔々、苦学生の頃。
都内の書店で永い間アルバイトをしていましたから、このスリップには、思い入れがあるんです。
本が売れるたびに、このスリップを本から抜いて、レジを打ちます。
一日が終わると、スリップの数を数えます。
当時、黒柳徹子の『窓際のトットちゃん』が大ベストセラーでした。スリップの数も一番多かったことを覚えています。
いつか、このスリップの著者欄に自分の名前を刷り込んでみせる!
それが、20歳の淳青年の夢だったのです。
月日は流れて、30数年。
夢が叶ってからも、1冊1冊本を作り上げるたびに、やはり書店は僕のあこがれの場所です。
そして今は、僕のステージだと思っています。
連休が明けたら、書店へ行って、スリップを抜いてもらった本を1冊、買ってこようと思います。
Posted by 小暮 淳 at 21:14│Comments(0)
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