2010年11月18日
赤岩温泉 「誠法館」
先日の出版祝賀パーティーには、たくさんの温泉関係の方々が臨席してくださいました。
県の温泉協会をはじめ、温泉地の協会や組合、各旅館のご主人や女将さんたち……
一堂に、こんだけの関係者が集まることも珍しいようで、「こういう場を持つことを長年、望んでいました。群馬の温泉に新しい息吹を吹き込んでくださり、感謝にたえません」と、群馬県温泉会長の岡村興太郎氏もおっしゃっていました。
某温泉地の協会長さんは、「いやぁ、小暮さんの本は、温泉関係者が読んでも目からウロコです。書かれているように、実際、群馬県民でも、群馬の温泉を10コと言えないですよ」と、声をかけてくださいました。
また、某温泉地の一軒宿のご主人は、「恥ずかしい話、知らない温泉がありました。赤岩温泉、知らなかったなぁ~」と頭をかきかき、話してくれました。
いやいや、赤岩温泉は、群馬の中でも超マニアックな温泉地です。
僕だって、こんな仕事をしていなければ、訪ねることはなかったと思います。
群馬県内には、“赤岩” と名の付く温泉が2つあります。
1つは、旧六合(くに)村の六合赤岩温泉。日帰り入浴施設の「長英の隠れ湯」が知られていますが、宿泊施設はありません。
元祖、赤岩温泉「誠法館(せいほうかん)」は、みなかみ町須川。国道17号沿いにポツネンと建つ一軒宿の温泉旅館です。
確かに、気づかないかもしれませんね。
いや、国道沿いですから、看板は目にしたことはあるかもしれませんが、でも、僕はまだ、ここの湯に入ったという人に会ったことがありません。
「赤岩」の名の由来は、国道が通る、ずっとずっと前のこと。
ここが、かつては「赤岩の景」と呼ばれる景勝地だったからです。
今でも一部が残って見えますが、宿の隣に大きな赤色の岩がそびえ立っています。
宿の創業は、昭和34年。
現主人の冨沢房一さんの祖父が、敷地内に源泉を掘りました。
泉質は、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉。
アルカリ性のやわらかい湯は、リウマチや神経痛に良く効くといわれ、今でも長期滞在する湯治客が多い宿です。
僕は、ここの浴室と浴槽が、好きです。
小さいながら、昔なつかしい湯小屋風のスギ丸太風呂なのです。
湯舟は2槽に分かれていて、熱い湯とぬるい湯が交互に楽しめます。
源泉の温度が約30℃ですから、当然沸かしているのですが、驚くことに、湯は完全かけ流しです。
ぜひ、機会があったら、一度、昭和ノスタルジーな湯治場風情を体感してみてください。
ただし、日帰り入浴は受け付けていません。宿泊客のみの至福体験ですので、あしからず。
県の温泉協会をはじめ、温泉地の協会や組合、各旅館のご主人や女将さんたち……
一堂に、こんだけの関係者が集まることも珍しいようで、「こういう場を持つことを長年、望んでいました。群馬の温泉に新しい息吹を吹き込んでくださり、感謝にたえません」と、群馬県温泉会長の岡村興太郎氏もおっしゃっていました。
某温泉地の協会長さんは、「いやぁ、小暮さんの本は、温泉関係者が読んでも目からウロコです。書かれているように、実際、群馬県民でも、群馬の温泉を10コと言えないですよ」と、声をかけてくださいました。
また、某温泉地の一軒宿のご主人は、「恥ずかしい話、知らない温泉がありました。赤岩温泉、知らなかったなぁ~」と頭をかきかき、話してくれました。
いやいや、赤岩温泉は、群馬の中でも超マニアックな温泉地です。
僕だって、こんな仕事をしていなければ、訪ねることはなかったと思います。
群馬県内には、“赤岩” と名の付く温泉が2つあります。
1つは、旧六合(くに)村の六合赤岩温泉。日帰り入浴施設の「長英の隠れ湯」が知られていますが、宿泊施設はありません。
元祖、赤岩温泉「誠法館(せいほうかん)」は、みなかみ町須川。国道17号沿いにポツネンと建つ一軒宿の温泉旅館です。
確かに、気づかないかもしれませんね。
いや、国道沿いですから、看板は目にしたことはあるかもしれませんが、でも、僕はまだ、ここの湯に入ったという人に会ったことがありません。
「赤岩」の名の由来は、国道が通る、ずっとずっと前のこと。
ここが、かつては「赤岩の景」と呼ばれる景勝地だったからです。
今でも一部が残って見えますが、宿の隣に大きな赤色の岩がそびえ立っています。
宿の創業は、昭和34年。
現主人の冨沢房一さんの祖父が、敷地内に源泉を掘りました。
泉質は、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉。
アルカリ性のやわらかい湯は、リウマチや神経痛に良く効くといわれ、今でも長期滞在する湯治客が多い宿です。
僕は、ここの浴室と浴槽が、好きです。
小さいながら、昔なつかしい湯小屋風のスギ丸太風呂なのです。
湯舟は2槽に分かれていて、熱い湯とぬるい湯が交互に楽しめます。
源泉の温度が約30℃ですから、当然沸かしているのですが、驚くことに、湯は完全かけ流しです。
ぜひ、機会があったら、一度、昭和ノスタルジーな湯治場風情を体感してみてください。
ただし、日帰り入浴は受け付けていません。宿泊客のみの至福体験ですので、あしからず。
Posted by 小暮 淳 at 17:56│Comments(0)
│温泉地・旅館