2011年10月23日
やさしさは髪の長さに比例する
まずは、お詫びを申し上げなくてはなりません。
昨日(10月22日) に開催が予定されていた 「なかんじょ 湯けむりツアー」 が、定員に満たなかったため中止となってしまいました。
これはすべて、自分の力不足と僕の知名度の低さが招いた結果であります。
関係者の方々、およびツアーに申し込まれていながら中止報告を受けた参加希望の方々には、謹んでお詫び申し上げます。
誠に、申し訳ありませんでした。
必ず、また、どこかでリベンジしますね!
でも、もう1つのイベントは、予定通り開催されましたよ。
昨晩、四万温泉の老舗旅館で行われた、「積善館ライブ」です。
おかげさまで、たくさんのお客さんに集まっていただき、会場に用意されたイスは満席となりました。
積善館でのライブは2回目ということもあり、バンドのメンバーも全員リラックスムード。
さらに今回は、黒澤社長のはからいで、会場ではビールや酎ハイ、ソフトドリンクの販売がされ、それも現金なしでも部屋番号で購入できるようになりました。
演奏する側も、お客さんも、温泉地でのライブならではの “湯上がりほろ酔いコンサート” となりました。
拙著 『あなたにも教えたい 四万温泉』 の発売後、最初の四万でのコンサートということもあり、ライブ終了後は本の販売&サイン&握手会となりました。
いやぁ~、並んだ並んだ!
ありがたいことです。
遠く関西や九州からのお客さん、1人で複数冊買っていかれた方、「四万温泉に、この本を買いに来たんですけど、まさか著者に会えるとは思いませんでした」 という嬉しい言葉をかけてくれた若夫婦などなど、本当にたくさん方に本を買っていただき、声をかけていただきました。
そうそう、このブログの読者という方も何人かいましたね。
わざわざ四万温泉まで来てくださって、本当にありがとうございました。
なんとも印象的だったのは、息子さんを生まれて初めて温泉へ連れてきたというお父さん。
「あのう……、息子のために言葉を書いてもらってもよろしいですか?」
息子さんの年齢は聞きませんでしたけど、まだ小さいんでしょうね。
コンサートが終わったのは夜の10時過ぎですから、部屋で寝ているのでしょう。
「息子さんのお名前は? なんて言葉を入れましょう?」
そして、僕がサインの隣に書いた言葉は・・・
“○くんへ 温泉デビュー おめでとう!”
でした。
お父さんは、息子の温泉デビューをどこの温泉にするか迷ったそうです。
「四万温泉にして良かったです。こんな素敵な思い出ができましたから」
と、言ってくださいました。
サイン会が終了して、あわててステージへもどると、もうすっかり楽器も機材も片付いていました。
メンバーのみんな、スタッフのみなさん、ありがとうございます。
僕だけ楽をしてしまい、すみませんね。
で、ライブが終われば、その後は決まっています。
ひたすらに、酒、酒、酒、酒……を浴びるだけです。
部屋にもどり、まずはビールで、カンパーイ!
「キーーーーッ、うまいっすね」
「いやぁ~、ライブの後のビールほど、うまいものはないッ!」
と、口々に、充実した1日を振り返りながら、宴の始まりです。
その後は、ドーンと日本酒の一升瓶がテーブルに置かれました。
気の置けない、ゆかいな仲間との酒は、ススムススム!
あれよあれよのうちに、一升瓶がカラになり、気が付けば四合ビンもカラです。
テレビモニターでは、先ほどのコンサートの様子が、ビデオで流されています。
「小暮さん、相変わらず、髪長いよな」 とギター担当のKさん。
僕は高校時代から今日まで、ずーっとロン毛なんです。
「でもさ、やさしさは髪の長さに比例するって言うからね」 と、またしてもKさん。
とたん、メンバー全員が大爆笑です。
「確か、泉昌之の劇画の主人公のセリフだよね」 と言ったまま、僕は笑いのツボに入ったまま、抜けられなくなってしまいました。
「それって、本当かね」 と僕。
「だって、小暮さん、やさしいじゃん」 とKさん。
とたん、またしても全員が爆笑の渦の中へ!
“やさしさは、髪の長さに比例する”
か……。
70年代の真っ只中をフォークソング一色で生きてきた僕には、似合いの言葉かもしれませんね。
髪の毛をのばすことが、自由の象徴だったんですよ。
もしかしたら僕は、今でも自由でありたいがために、髪を長くしているのかもしれませんね。
Posted by 小暮 淳 at 21:15│Comments(5)
│ライブ・イベント
この記事へのコメント
積善館ライブお疲れ様でした。
たくさんのお客様でしたが、一番前の席で拝見出来ましたので、ライブの熱気が直に伝わって来ました。
ライブ終了後には、新作だけでなく、私の温泉バイブルである前作にもサインをして頂き、ありがとうございました。
また、「湯けむりツアー」にも申込していたので残念でしたが、次回リベンジに期待しています。
たくさんのお客様でしたが、一番前の席で拝見出来ましたので、ライブの熱気が直に伝わって来ました。
ライブ終了後には、新作だけでなく、私の温泉バイブルである前作にもサインをして頂き、ありがとうございました。
また、「湯けむりツアー」にも申込していたので残念でしたが、次回リベンジに期待しています。
Posted by masa at 2011年10月23日 23:10
お疲れさまでした。あのまま四万温泉にいれば良かった!と後悔した夜になってしましました。次回は平日に開催してくださるそうなので楽しみです。小暮さんとの2ショットもさっそくツイッターで呟かせていただきました。もちろん本の写真も!生の小暮さんと桑原さんに犬の写真家さんとお逢いできて嬉しかったです。
Posted by 草津っ娘? at 2011年10月23日 23:12
masaさんへ
ありがとうございました。
会場でも、お話しましたが、本当に初めてお会いした気がしませんでした。
リハーサルの時から、会場の隅で聴いてくださっていましたよね。
昨日は、ほんの数秒しか話せませんでしたけど、また声をかけてくださいませ。
次に、お会いできる日を楽しみにしています。
草津っ娘?さんへ
いゃぁ~、本当にありがとうございました。
コンサート前に、本の購入のためだけに来ていただいて、しかも差し入れまでしてもらって、感謝!
バンドのメンバー全員、次回のお越しをお待ちしております。
積善館亭主さんの話では、年内に「年忘れライブ」を行いたいとのことですよ。
ありがとうございました。
会場でも、お話しましたが、本当に初めてお会いした気がしませんでした。
リハーサルの時から、会場の隅で聴いてくださっていましたよね。
昨日は、ほんの数秒しか話せませんでしたけど、また声をかけてくださいませ。
次に、お会いできる日を楽しみにしています。
草津っ娘?さんへ
いゃぁ~、本当にありがとうございました。
コンサート前に、本の購入のためだけに来ていただいて、しかも差し入れまでしてもらって、感謝!
バンドのメンバー全員、次回のお越しをお待ちしております。
積善館亭主さんの話では、年内に「年忘れライブ」を行いたいとのことですよ。
Posted by 小暮 at 2011年10月24日 01:19
あの当時、運動部と応援団以外はみんなロン毛だったよなあ〜
就職が決まって髪を切ってきた〜
じゃなくて、就職難の時代だったので就職活動のために髪を切ったと
あの頃の写真を見ると肩まで髪の毛が。
今では、一本一本が愛おしい髪の毛です。

就職が決まって髪を切ってきた〜


あの頃の写真を見ると肩まで髪の毛が。
今では、一本一本が愛おしい髪の毛です。
Posted by ヒロ坊 at 2011年10月24日 12:07
ヒロ坊さんへ
僕の髪が肩までのびて、君と同じになったら~♪ 結婚しちゃた人も当時は、大勢いたようです。
本家本元の拓郎さんは、3回も結婚しちゃっていますが……
僕の髪が肩までのびて、君と同じになったら~♪ 結婚しちゃた人も当時は、大勢いたようです。
本家本元の拓郎さんは、3回も結婚しちゃっていますが……
Posted by 小暮 淳
at 2011年10月24日 18:58
