2011年10月26日
湯の小屋温泉 「洞元荘」②
鬼の霍乱(かくらん) か!?
突然の発熱に本人唖然!
いゃ~、10数年ぶりに熱を出しました。
日曜日頃から体がダルイ、体の節々が痛いとは、思っていたのですよ。
でも、フリーランスは休んでなんか、いられませんって。
ところが、ついにダウン!
体温を測ると37.6度。
どーしよう・・・
取材ならば、なんとか言い訳をして、取材日の変更を申し出るのだが、講座となると変更がきかない。
受講する身ならばともかく、僕は講師である。
行くしかない。
と、いうことで、ダルイ体を叩き起こし、風邪薬と栄養ドリンク剤を飲み干して、
いざ、湯の小屋温泉へ!
前橋駅を出発したバスは、関越自動車道を北へと走ります。
もうろうとした頭で、車内の先頭へ立ち、マイクを握り締めて、あいさつをする僕・・・。
この日を心待ちにしていた受講生らに、体調不良であることを悟られぬよう、なんとか講師としての役目を果たしました。
NHK文化センターのこの講座は、今月から秋の追加講座となり、キャンセル待ちで入ってきた4名の新受講生が加わりました。
「先生の本を持ってきたんですけど、サインしていただけますか?」
と新受講生の1人から声をかけられ、気分は少しずつ上昇気流に乗りつつあります。
寒風の中、八木沢ダムサイトの上に立ち、奥利根湖を見学。
昭和42年のダム完成以前に、この湖の下に、湯の花温泉という群馬県最北端の温泉地があったことを説明。
バスは引き返し、現在の群馬県最北の温泉地、湯の小屋温泉へ。
「洞元荘」を訪れるのは、これで3回目。
拙著 『群馬の小さな温泉』 の取材以来ですから、1年半ぶりとなります。
今回も、船越英一郎似の福地支配人が、満面の笑みで出迎えてくださいました。
「先生、温泉入って、汗かいて、酒飲めば、熱なんて下がっちまうよ!」
「そーだよ、さあ、行こう行こう!」
年配の男性受講生らに、せき立てられながら、とりあえずは内風呂へ。
源泉の温度が70度以上あるため、多少加水をしているようですが、それでもやや熱めです。
ツルンとしたアルカリ性の湯が、よく肌にまとわり付いてきます。
「ああ、いい湯だね先生」
「極楽、極楽」
「月に一度のこの講座が、楽しみでね。自分へのご褒美なんですよ」
そんな受講生たちの言葉を聞けば、熱なんていっぺんに吹っ飛んじゃいますよ!
午後は休憩の後、名物の混浴大露天風呂へ。
さすがに女性陣は入ってきませんでしたが、男連中はここでも自由奔放に振る舞います。
「はい、先生にも、おすそ分けね」
と言って、Nさんが湯舟に浮かべた桶を、ツツツーっと僕の方へ押してよこしました。
これぞ洞元荘名物 「升酒」 です!
桶の中には、冷酒の入った竹筒と、升が2つ。
「ほら先生、これをやれば、熱なんか下がって、元気快復よ!」
キュ~ッとやれば、カーッと腹の底から元気の源が湧いて来るようです。
「うまいねっ」 と僕。
「景色はいいし、温泉に浸かりながら飲めば、2級酒だって大吟醸酒に化けちまう。ウワッハハッ」 と豪快に笑うNさん。
見渡す限り山々は、錦の衣をまとっています。
全山紅葉の絶景を肴に、プカリプカリと漂いながら、美酒に酔いしれました。
その甲斐あってか、夕方、前橋へ着く頃には体調は完全に快復!
逆に絶好調となってしまい、昨晩は、そのまま夜の街へ消えてしまいましたとさ。
あれあれ、まったく懲りない “温泉先生” であります。
Posted by 小暮 淳 at 13:21│Comments(4)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
その後、熱は上がっていませんか?
普通の風邪であれば、温泉+お酒=特効薬でも
体の節々が痛いのはインフルエンザかも?
お大事になさって下さい。
普通の風邪であれば、温泉+お酒=特効薬でも
体の節々が痛いのはインフルエンザかも?
お大事になさって下さい。
Posted by masa at 2011年10月26日 23:42
masaさんへ
ありがとうございます。
おかげさまで、なんだか絶好調ですよ!
今日も朝から通常に仕事をこなし、先ほどまでハイボールと冷酒にて、通常どおりの晩酌をしました。
ありがとうございます。
おかげさまで、なんだか絶好調ですよ!
今日も朝から通常に仕事をこなし、先ほどまでハイボールと冷酒にて、通常どおりの晩酌をしました。
Posted by 小暮 at 2011年10月27日 01:19
奇遇ですね
私も日曜に、38度の熱を出してました(鬼の撹乱とも言われます)
風邪はほとんどひかないタイプなんですが、ストレス・疲れかなと思ってます。次の日から通常業務を ケロッと、バンバン
弱い 振り してると、家族が家事を可哀そうがってしてくれます(笑)
師匠の場合は、アルコール消毒が功を奏すですか?
私も日曜に、38度の熱を出してました(鬼の撹乱とも言われます)
風邪はほとんどひかないタイプなんですが、ストレス・疲れかなと思ってます。次の日から通常業務を ケロッと、バンバン
弱い 振り してると、家族が家事を可哀そうがってしてくれます(笑)
師匠の場合は、アルコール消毒が功を奏すですか?
Posted by ぴー at 2011年10月27日 09:25
ぴーさんへ
“百薬の長” とは、よく言ったものです。
酒は、万病に効くんですね。
飲酒療法で、完治いたしました。
“百薬の長” とは、よく言ったものです。
酒は、万病に効くんですね。
飲酒療法で、完治いたしました。
Posted by 小暮 at 2011年10月28日 01:07