2012年03月22日
『…里山 てくてく…』 改訂版
昨年の1月に、上毛新聞社より出版した拙著 『ぐんまの里山 てくてく歩き』 が、このテの本にしては異例のスピードで売れているようです。
このたび、早くも改訂版が増刷されることになりました。
この本は、2006年12月~2010年8月に高崎市のフリーペーパー 『ちいきしんぶん』(ライフケア群栄) に連載された 「里山をゆく」 と 「ぶらり水紀行」 に、加筆・訂正し、新たに書き下ろしを付け加えて出版されました。
当然、最初の取材から5年以上も経っていますので、必要に応じて内容の改訂をしなくてはなりません。
とはいっても、本文はドキュメントなので、内容を変えるわけにはいきません。
今回、改訂版を出版する理由は、巻末に記載されている 「温泉&入浴施設」一覧の改正です。
たかだか1年の間に、休業や廃業してしまっている日帰り入浴施設が、いくつかあるのですよ。
先日、出版部より電話があり、「増刷ではなく、重版することにしました」 との連絡を受けました。
増刷とは、読んで字のごとく、追加して印刷をすることです。重刷とも言います。
この場合、初版とまったく同じものを刷ります。
重版とは、版を変えて刷ることをいいます。
ですから、出版社は、増刷よりも経費がかかるのです。
で、今回、ただの増刷ではなく、重版となりました!
通常、初版本の場合、奥付には 「初版第1刷発行」 と記載されます。
増刷されると、「初版第2刷」 と刷数が変わります。
これが重版になると、「第2版」 となります。
いやいや、これは、我が文筆人生で、初の “重版” となりますぞ!
(おかげさまで 『ぐんまの源泉一軒宿』 は、現在、第3刷まで刷りを重ねていますが、版は初版のままです)
増刷の場合は、著者はタッチしませんが、重版となると、そうはいきません。
原稿が変わるわけですからね。
現在、出版部と 「あーする」「こーする」 と細かなやりとりをしている最中であります。
来月中には、改訂版の 『ぐんま里山 てくてく歩き』 が、書店に並ぶことでしょう。
まだ買って持ってない人は、この機会に、ぜひ1冊買い求めください。
また、すでに持っている人は、どこがどう変わったのか手にとってチェックしてみてくださいな。
これから春を迎え、新緑の美しい季節がやってきます。
この本を手に、お弁当を持って、里山ハイクへお出かけください。
Posted by 小暮 淳 at 18:51│Comments(0)
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