2012年11月08日
四万温泉 「なかざわ旅館」③
昨年秋に出版した 『あなたにも教えたい 四万温泉』(上毛新聞社) の企画は、この旅館から始まりました。
今日、四万温泉へ行ってきました。
まさに、全山紅葉!
絵にも描けない美しさを存分、目に焼き付けてまいりましたよ。
訪ねたのは、新湯地区にある 「平成の旅籠 なかざわ旅館」 です。
「小暮さーん、お久しぶりです。その節は、大変お世話になりました。四万の人たちは、みんな喜んでいますよ」
と、満面の笑みで迎えてくれた2代目女将の中沢まち子さん。
まち子さんは、現在、四万温泉協会の 「地域づくり委員会」 の委員長でもあります。
話題になった 「スイーツめぐり」 や 「温泉ガイド」 「提灯さんぽ」 などのイベントを企画して、積極的に四万温泉のPR活動を行っているパワフルウーマンであります。
そうそう、実は僕が 『あなたにも教えたい 四万温泉』 を書くきっかけとなったのも、まち子さんとの会話からでした。
2年前の9月のこと。
僕は、JRから依頼された雑誌の取材で、「なかざわ旅館」 に泊まっていました。
食後、食事処に残って、まち子さんと呑みながら話しているときでした。
「四万温泉の全部の旅館を取材して、1冊の本にしたら面白いよね」
と僕が言うと、
「大賛成! それ、絶対作りましょうよ!」
と、まち子さんも賛同して、大盛り上がりしたでした。
(その時の様子は、当ブログ2010年9月3日の「四万温泉 なかざわ旅館」参照)
そしたら、なななんと、本当に1年後には、本になってしまったのです。
まさに “ヒョウタンから駒” であります。
なんでも、思いついたことは、言ってみるものですね。
今日は、そんな思い出話から始まり、旅館の歴史や女将の苦労話、そして現在の委員会活動などを聞いてまいりました。
いゃ~、それにしても、まち子さんは、いつお会いしても明るいですねぇ~!
取材中も笑顔が絶えることがありません。
これだもの、全国からファンが訪ねてくるのですね。
もちろん、僕もファンの1人ですよ。
取材が終われば、お待ちかねの入浴タイム。
ここの湯がまたいいんですよ!
4つある浴室の湯舟は、すべて源泉かけ流し。
でも、それだけじゃ、ないんです!
湯口(源泉の注ぎ口) が、湯縁と湯床の2カ所にあるという超高度な技が効いているんですね。
初めて入ったときは、その感動から鳥肌が立ったくらいです。
これは、湯を知り尽くした湯守がいる証拠です(まち子さんのお父さんが湯を守っています)。
えっ、どういうことかって?
なぜ、湯口が2つあるのか?については、僕の著書 (または当ブログの2011年1月15日「四万温泉 なかざわ旅館②」) をお読みください。
六角窓を持つ、名物の展望風呂から望む四万川対岸の山並みは、それはそれは美しい眺めであります。
「あ~、やっぱり四万の湯はいいなぁ~」
と、しばし極上の湯の中で、紅葉狩りを楽しんでまいりました。
Posted by 小暮 淳 at 20:44│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
四万の紅葉は最高ですよね!大好きな季節です!
休みは紅葉狩りにでも行きたくなります!
第三日曜は、旧六合村へ行く予定ですし、どこかで♨もはいれたらもう言うことなしですが、ワタシの人生甘くないので、期待しないで過ごします(笑)
休みは紅葉狩りにでも行きたくなります!
第三日曜は、旧六合村へ行く予定ですし、どこかで♨もはいれたらもう言うことなしですが、ワタシの人生甘くないので、期待しないで過ごします(笑)
Posted by ぴー at 2012年11月09日 10:02
ぴーさんへ
そーですか、“甘くない人生” を歩んでいるんですね。
でも、たまには自分の人生を “甘く見てやる” ことも必要ですよ。
「人生なんて、チョロイもんだ」 と言いながら、出かけてみてください。
全山紅葉の群馬の秋が、ぴーさんを受け止めてくれるはずです。
そーですか、“甘くない人生” を歩んでいるんですね。
でも、たまには自分の人生を “甘く見てやる” ことも必要ですよ。
「人生なんて、チョロイもんだ」 と言いながら、出かけてみてください。
全山紅葉の群馬の秋が、ぴーさんを受け止めてくれるはずです。
Posted by 小暮 at 2012年11月09日 17:27