2012年12月21日
温川温泉 「白雲荘」②
浅間隠温泉郷へ行くときは、いつも悩みます。
渋川市経由で行くべきか?
高崎市経由で行くべきか?
榛名山をはさんで西にある浅間隠温泉郷と、東に位置する僕の暮らす前橋市は、どちらのルートで行っても等距離なのです。
ためしにカーナビに両方のルートを入力してみると、ドンピシャ!到着時刻は同じでした。
で、悩んだ末に今回は、渋滞のなさそうな渋川市経由の北回りルートで、浅間隠温泉郷の一軒宿、温川(ぬるがわ)温泉 「白雲荘」 へ行ってきました。
※(浅間隠温泉郷の詳細および温川温泉の歴史にいては、当ブログ2010年11月1日の 「温川温泉 白雲荘」 を参照ください)
いゃ~、なんだか久しぶりなのであります。
最後に取材したのは、3年前に出版した 『ぐんまの源泉一軒宿』(上毛新聞社) でした。
その後に、温泉講座で訪ねたことがありましたが、それでも2年ぶりになります。
「お元気でしたか?」
と、変わらぬ笑顔で出迎えてくれた女将の葉木沢愛子さん。
あいにく今日は、5代目主人の本間輝幸さんは、体調をくずしたとのことで不在でした。
葉木沢さんは、岩手県盛岡市の出身。
なぜ、群馬の山奥の一軒宿の女将になったのか?
その波乱万丈な人生ストーリーを、お茶をすすりながら、じっくりと聞いてきました。
お約束の入浴シーンの撮影は、宿から歩いて2~3分のところにある温川沿いの露天風呂へ。
露天風呂の入口には、茶屋があります。
いや、ブティック?
湯上がりに 「お茶でも、いかがですか?」 と声をかけてくれた店主の唐沢貴子さんの名刺には、
“浅間隠温泉郷 温川温泉 白雲荘 目の湯”
“プチブティック White Snow”
と書いてありました。
「へ~、ブティックなんだ~」
と店内を見渡すと、確かに洋服が売られています。
でも、ビールも売っています。
不思議なお店であります。
「一緒に写真を撮ってもらえますか? 友だちに自慢します」
なーんて、若くて美人の店主に言われて、記念撮影をパチリ!
そこへ女将が登場。
「ご苦労様です。お腹が空かれたでしょう」
と、焼きおにぎりを持ってきてくれました。
これが、うまいのなんのって、絶妙の焼き加減と味加減であります。
外はパリパリ、中はシットリ。
しっかり、おしょう油が中心までしみていて、最後まで飽きさせません。
ペロリと2個、完食してしまいました。
と思ったら、今度は、僕の目の前に色紙が2枚。
「えっ?」
「サインをお願いします」
ナヌ?
これって、すっごくニガテなんですよね。
著書へのサインなら慣れていますが、色紙はねぇ・・・
でも、最近は頼まれることがままあって、断りきれずに無謀にも汚い字で書かせていただいております。
色紙の場合、いつも頭を抱えてしまうのは、言葉です。
芸能人ならグチャグチャって大きなサインを書いて、紙面を埋めることができますけど、僕はライターですからね。
そんなサインは、持っていません。
と、いうことは、何か言葉を書いて紙面を埋めるしかありませんって。
悩んだ末に、今日は、以前講演会のタイトルで使っていた言葉を書きました。
“守り継ぐ湯 語り継がれる宿”
ま、こんなんでよければ、これからも書かせていただきますけど。
女将さん、貴子さん、ごちそうさまでした。
間違っても色紙を館内や店内には、飾らないように!
ひっそりと、引き出しの奥にしまっておいてくださいね。
Posted by 小暮 淳 at 18:26│Comments(3)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
寒いクリスマス休暇になるようですね
温泉言霊ライター って思っちゃいました
今、自分も肩書の最終形を考案中です!
日々忙殺されてますが、それでも前へ半歩づつでも歩めるように
温泉言霊ライター って思っちゃいました
今、自分も肩書の最終形を考案中です!
日々忙殺されてますが、それでも前へ半歩づつでも歩めるように
Posted by ぴー at 2012年12月22日 11:02
ぴーさんへ
肩書きは、シンプルがいいですよ。
凝り過ぎてしまうと、自分でも何屋か分からなくなってしまいますからね。
名刺を渡されたとき、どんな仕事か、すぐに分かる肩書きがお勧めです。
肩書きは、シンプルがいいですよ。
凝り過ぎてしまうと、自分でも何屋か分からなくなってしまいますからね。
名刺を渡されたとき、どんな仕事か、すぐに分かる肩書きがお勧めです。
Posted by 小暮 at 2012年12月22日 19:54
ぴーさんへ
肩書きは、シンプルがいいですよ。
凝り過ぎてしまうと、自分でも何屋か分からなくなってしまいますからね。
名刺を渡されたとき、どんな仕事か、すぐに分かる肩書きがお勧めです。
肩書きは、シンプルがいいですよ。
凝り過ぎてしまうと、自分でも何屋か分からなくなってしまいますからね。
名刺を渡されたとき、どんな仕事か、すぐに分かる肩書きがお勧めです。
Posted by 小暮 at 2012年12月22日 19:56