2013年03月15日
どこかで 誰かが
思わぬときに、思わぬところで、自分のことが書かれた記事を見つけました。
「渡良瀬通信」 2013年3月号
栃木県足利市のタウン情報誌です。
この雑誌に、毎号、編集長の野村幸男さんが 「たんたん」 というコラムを書いています。
3月号のタイトルは、『温泉が、恋しい』。
<温泉といえば、知人(友人というと怒られそうで) の温泉ライターK氏は、群馬県内のすべての温泉を踏破していて、これまでに 「ぐんまの源泉一軒宿」 をはじめ、4冊の群馬の温泉ネタ本をものにしている。>
という書き出しで、僕のことが延々と書かれています。
“友人というと怒られそう” だなんて、とんでもありませんって!
だって、野村幸男さんといったら、僕にとっては、業界で尊敬する大先輩なのですから・・・
「渡良瀬通信」 と雑誌名を改名したのは2002年10月です。
それ以前は、「みにむ」 という名前のタウン誌でした。
創刊は1980年ですから、歴史と伝統のある北関東を代表する老舗タウン誌であります。
僕が20代に、群馬のタウン誌 「上州っ子」 に入社したのが1988年ですから、すでに発行人で編集人をしていた野村さんは、先輩を通り越して “雲上人” でありました。
当時は、「関東タウン誌会」 なんていうのがありましてね(今でもあると思いますが)。
毎年、総会があり、関東内のタウン誌の編集者たちが一堂に会するのであります。
その中で、僕なんて、駆け出しですから、ぺーぺーの存在ですが、野村さんはすでに幹部でしたから。
口を聞いてもらえるだけでも、ありがたい存在だったのです。
だって、確か当時、「みにむ」 は全国のタウン誌大賞を受賞するくらいの、それはそれは立派な雑誌でしたもの。
「僕らも早く、ああいう雑誌を作れる編集者になりたい」 なんて、羨望の眼差しで見ていたお方なのであります。
その野村さんがコラムの中で、こんなことを書いてくださいました。
<彼の温泉記事は 「ヨイショ原稿」 はない。だからといって粗さがしもしない。ただただ、その温泉の良いところを自分の感じたままに綴っているだけだ。うらやましくなるほど、実にたのしそうに、読み手を温泉地に、旅館に誘ってくれるのである。>
く~~~っ、なんと、うれしいお言葉!
ライターにとって、これ以上のホメ言葉があるでしょうか!
しかも、書いてくださったのが、僕にとっては雲上人だった業界の大先輩なのですから、ただただ恐縮しながらも感動に震えていたのであります。
ありがとうございます。
それもプロの編集者ならではの目線で分析していただき、まさに、僕が目指している取材方法、執筆姿勢を言い当てていただき、光栄の極みであります。
この言葉に恥じないよう、これからも精進しながら、ライター活動を続けて行きたいと思います。
で、野村さんは最後に、こんな一文を寄せていました。
<日常を綴ったブログも、これまた面白い>
ひぇぇぇ~~~!
なななんと、このブログを読んでいただいていたんですね。
そ、そ、そんな、急に背筋が伸びきってしまうではありませんか!
いえ、あの、その・・・・・・ありがとうございます。
どこで、誰が、見ているか分からないものです。
だもの、いい加減なことは、書けません。
今日から、ピーンと背筋を伸ばしたまま生きて行くことにしました(ウソです)。
Posted by 小暮 淳 at 18:21│Comments(2)
│つれづれ
この記事へのコメント
OH~♪渡良瀬通信は我が足利のタウン誌でございまする
足利を中心とする両毛地区の情報を掲載しています
足利以外に太田・佐野・館林・桐生の店舗等も取り上げています
渡良瀬通信で足利の小料理 室町は僕の隠れ家であります
女将さんが作る料理は絶品ですよ♪
足利を中心とする両毛地区の情報を掲載しています
足利以外に太田・佐野・館林・桐生の店舗等も取り上げています
渡良瀬通信で足利の小料理 室町は僕の隠れ家であります
女将さんが作る料理は絶品ですよ♪
Posted by うえちゃん at 2013年03月15日 20:26
うえちゃんへ
そうでしたね。
うえちゃんは、足利の人でした。
ぜひ、「渡良瀬通信」 の3月号もお読みください。
そうでしたね。
うえちゃんは、足利の人でした。
ぜひ、「渡良瀬通信」 の3月号もお読みください。
Posted by 小暮 at 2013年03月16日 15:19