2013年11月30日
猿ヶ京温泉 「猿ヶ京ホテル」③
今年も、やって来ました~!
忘年会シーズンの到来です。
えっ、もう、とっくに始まっているって?
まあ、そんな気の早い人たちもいるでしょうね。
でも、僕にとっては、昨日が今年の皮切りです。
トップバッターの会場に選ばれたのは、昨年、今年と拙著 『みなかみ18湯』(上毛新聞社) の取材・イベント等で大変お世話になった猿ヶ京温泉の老舗旅館 「猿ヶ京ホテル」 であります。
そして、集まったメンバーは、来春出版予定の温泉シリーズ本第6弾の出版・制作に係わる関係者たち。
出版部長と担当編集者、ディレクターと僕です。
まずは、ひと風呂浴びてから、宴会場へ。
「どうも小暮さん、いつもいつもありがとうございます」
と、満面の笑みで迎えてくれた3代目女将の持谷美奈子さん。
女将には昨年、本の取材とは別に、新聞の連載記事でもインタビューさせていただきました。
秋田県の出身で、大学卒業後に横浜の銀行で同僚だった主人の明宏さんと出会い、結婚。
平成3年の結婚を機に退職して、明宏さんの実家である猿ヶ京ホテルに入りました。
今ではすっかり、大女将の後を継いで、ホテルの顔であります。
「小暮さん、まず、それを召し上がってください」
と、お膳の上に置かれたドリンク剤を指さす女将。
「えっ、これなんですか?」
と手にとって見てみると、“うこん” の文字。
我々が、のん兵衛と知っての、女将のやさしい心遣いなんですね。
ありがとうございます。
これで、心置きなく、飲み放題コースにチャレンジができるというものです。
生ビールで乾杯をするやいなや、
「おいしいお酒をご用意しましたよ」
と、女将自らがお酌をしてくれました。
酒瓶のラベルには、『久保田』 の文字。
それも、「翠寿」 であります。
うま~~い!
幸せの、絶頂であります。
生ビールと冷酒の交互飲みで、俄然、ピッチが上がります。
「で、次回作ですが・・・」
と、ディレクター氏が切り出せば、
「小暮さんには、群馬の温泉を網羅していただきたいですね」
と出版部長も言い出して、話は、もう来年の出版を飛び越えて、再来年2015年の構想で盛り上がります。
そのままテーマは2次会まで持ち込み、熱い熱い出版編集会議へと発展して行ったのであります。
1年を振り返り、互いをねぎらい合う忘年会も良いですが、僕は、こういう発展的な飲み会が一番楽しくて好きです。
来年のことを言うと、「鬼が笑う」 といいますが、再来年のことを言えば、きっと鬼は喜んで手を貸してくれるはず。
素敵なスタッフたちと、大好きな温泉の仕事ができること。
そして、今年も、こうやって温泉地をめぐりながら、一年を終えられることを幸せに思います。
人に感謝、湯に感謝。
Posted by 小暮 淳 at 20:49│Comments(0)
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