2014年05月26日
会いに行ける恐怖
「小暮さんも気をつけてくださいね。サイン会とか」
今日の午前中のこと。
薬局で、薬剤師の女性に言われました。
何のことかというと、アイドルが襲われた事件です。
“会いに行けるアイドル” だなんて!
僕は、いつか、こんな事件が起こるんじゃないかと危惧していたんですよ。
だって昔は、スターやアイドルって手の届かない雲の上の存在で、会いたくても会えないところに価値があったわけですからね。
時代は、変わりました。
それにしても、相手はアイドルですよ!
会いに行けても、「触れる」 というのは、いかがなものでしょうか?
セキュリティーの問題が問われる事件であります。
「ちょっとちょっと、僕はアイドルじゃありませんから、ご心配なく!」
と、思わぬ薬剤師の言葉に、返答に困ってしまいました。
だって、僕のサイン会に来る読者って、けっこう年配の方が多いですからね。
それに、今までに危険を感じたこともありませんって。
でもね、僕はライターといえども、名前と顔を出して仕事をしている身です。
ときには、ゾッとすることもあります。
突然、道で見知らぬ人に声をかけられたり、スーパーのレジで著書を出されてサインを求められたこともありました。
その程度ならば想定内でありますが、時には常識を超えた読者もいたりします。
新聞や雑誌に記事が掲載された日は、要注意です。
どこで調べたのか、自宅に読者を名乗る人から電話がかかってくることがあります。
と、思えば、これまたどうやって調べたのか、直接、自宅に訪ねて来た読者もいました。
※(当ブログの2013年1月10日 「予期せぬ来訪者」 を参照)
今は、調べれば、何でも分かってしまう時代なんですね。
怖い時代になりました。
アイドルのみなさん、くれぐれも気をつけてくださいね。
読者のみなさん、おどかさないでくださいね。
Posted by 小暮 淳 at 18:01│Comments(0)
│執筆余談