2014年07月21日
イジメられる自信
僕的に、ちょっとショッキングなことがありまして・・・
先日、バッタリと中学時代の同級生に会いました。
彼は、僕と同様にフリーランスで仕事をしています。
ま、自営業というか、自由業といいますか、自分の才能と技術だけで、今日まで生きてきた人です。
「久しぶり。その後、どう?」
と、互いに、近況報告をしました。
「相変わらずだよ。何冊本を書いても、一向に生活は変わらないね」
と、僕。
「同じだ。ついには、バイトに出るハメになっちまったよ」
「えっ、バイトしているのか?」
と驚く僕に、彼は、
「いや、今は、もうしていない。というか、3ヶ月で辞めたんだ」
「どうしてさ?」
この後、彼が話した話に、中高年が抱える悲しい現実を叩きつけられたのであります。
彼は今年の初め、生活の足しになればと、週3日だけ配送業のバイトを始めたといいます。
「仕事自体は、新鮮で、面白かったんだよ」
と言うものの、職場では針のムシロ状態だったといいます。
「イジメにあってしまってね」
えーーーーーっ、イジメだーーーーっ!
「なに、それ?」
「オレも理由は分からないよ」
何でも、バイト仲間から執拗に、嫌がらせを受けたといいます。
「それもさ、息子のような若い連中だぜ」
??????
もう、僕は訳がわかりません。
もしかして、職場内オヤジ狩り?
その時、僕は、他人事でないと、怖気(おぞけ)だったのであります。
もし、僕がこの歳で、仕事がないからと、軽い気持ちでバイトに出たら・・・
<なんだよ、このオッサン!>
<邪魔なんだよ>
<いい歳こいて、バイトに来るなよ>
<どうせ、落ちこぼれなんだろ>
<世の中、甘く見るなよ>
とかなんとか言われて、やっぱり、イジメられる自信がありますもの!
僕は、彼と別れてから、暗い気持ちで別のフリーランスの知人を訪ねました。
そして、“中高年の悲劇” 話をしました。
すると、彼も、
「ああ、オレも絶対、イジメにあうな! 間違いない」
とのこと。
情けないけど僕らフリーランスは、1つの事しかできない、つぶしの利かない不器用者なんですね。
だから社会との順応性が欠如しているんです。
普通にしているつもりでも、どこか周りの人たちからみれば、“真剣でない” ゆる~い生き方をしているように見られてしまうのかもしれません。
だもの、意固地にもなりますって!
この人生に、しがみ付いて生きて行くしかないのです。
K君、僕も同じだよ。
自分で選んだ人生だもの、頑張るしかないよね。
ネバー・ギブ・アップ!
Posted by 小暮 淳 at 20:39│Comments(0)
│つれづれ