2014年09月10日
老神温泉 「牧水苑」②
2年2ヶ月ぶりに、老神(おいがみ)温泉の 「牧水苑」 を訪ねてきました。
前回は新聞記事の取材で、女将の桑原球(たまき) さんにインタビューしました。
あの時は日帰り取材でしたが、今回はゆっくり泊まって、じっくりと取材をしてきました。
「牧水苑」 の牧水とは、もちろん歌人の若山牧水のことです。
大正11年10月、牧水は老神温泉を訪れています。
その時に泊まった宿なのかって?
いえいえ、そんなことはありません。
「牧水苑」 の創業は、昭和57年ですからね。
では、なんで 「牧水苑」 なのか?
実は、女将さんと牧水とに、深~い接点があるのです。
※(いわれについては、当ブログの2012年7月7日 「老神温泉 牧水苑」 参照)
夕食の席では、これまた牧水ゆかりの名前が付いた 「たまゆら」 という同館オリジナルの地酒をいただきました。
そして食後は、女将さんとご主人の朝吉さんも同席して、老神温泉の歴史や牧水のこと、牧水の著書 「みなかみ紀行」 についてなど、時が経つのも忘れて、楽しい楽しい温泉談義に花が咲きました。
何年か前のこと。
東京在住の牧水のお孫さんが訪ねて来たそうです。
「思いがけない祖父の足跡をたどることができた」 と言って、涙をこぼされたとのことでした。
ロビーには、牧水の掛け軸や写真、関連書籍などが展示されています。
牧水ファンは、ぜひ一度、訪ねてみてください。
Posted by 小暮 淳 at 20:14│Comments(0)
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