2015年01月27日
貝掛温泉 「貝掛温泉館」
今日は月に1度の野外温泉講座日でした。
僕はNHK文化センター前橋教室で、温泉講座の講師をしています。
早いもので、今年で7年目を迎えます。
なんでも、全国にあるNHKのカルチャースクールの中で、温泉講座があるのは群馬県だけなんですって!
さすが、湯の国群馬! 温泉大国ぐんま! だと思いませんか?
(こんな講座の講師を引き受けるヒマ人は、僕のほかにはいないということかも・・・)
と、いうことで、新年第1回目の野外講座は、お隣新潟県の貝掛(かいかけ)温泉へ行ってきました。
毎年この時季は、「ドカ雪の露天風呂に入りたい!」 という受講生らの要望から豪雪地帯の温泉へ行くのが恒例となっています。
関越自動車道を北へ走り、新潟県へ。
トンネルを抜けると、一面の銀世界です。
湯沢I.Cを下りて、国道17号を走ること約20分。
貝掛温泉の入口に着きました。
バスが行けるのは、ここまでです。
宿からの送迎車で、数回に分けてピストン輸送をしていただきました。
「先生、凄いところですね」
「まさに秘湯という感じがします」
と受講生らは口々に、雪深い渓谷美を眺めながら叫びます。
積雪は、優に2mは越えていました。
貝掛温泉は、一軒宿です。
開湯は鎌倉時代と伝わり、かの上杉謙信の将兵が傷を癒やしたことから 「謙信の隠し湯」 とも呼ばれています。
また、源泉の成分に眼病に効くホウ酸が多く含まれているため昔から 「目の温泉」「目の湯」 として知られています。
実際に、昭和初期までは 「貝掛の目薬」 も生産され一般に販売されていたそうです。
源泉の温度は約37度。
熱い湯が苦手な僕としては、大歓迎であります。
炭酸を含んでいるため全身に泡が付くのが特徴です。
「温度といい、泡の付き具合といい、川古温泉(群馬県みなかみ町) に似ていますね」
と、Tさん。
言われてみれば、似ているかもしれませんね。
ただこの時季は、ロケーションが違います。
グルリと露天風呂のまわりを雪の壁がおおっています。
「ヒートショックに気をつけてくださいね! 内風呂で十分に温まってから外へ出てくださいよ」
一応、講師として呼びかけましたが、みなさん元気に極寒の露天風呂へ出て行かれました。
もちろん僕もチャレンジしましたが、その時は、すでに雪が舞っていました。
「カンパーイ!」
湯上がりのビールを飲みながら、また温泉談義が始まりました。
受講生のみなさん、また今年もよろしくお願いいたします。
1年間、楽しく秘湯&名湯をめぐりましょうね!
Posted by 小暮 淳 at 23:03│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
この時期は 積雪が半端なく 宿の方の苦労は 想像を超えます。
栃尾又の自在館に行くと 雪を 捨てる所が少く
物凄い 高さでした
それでも 宿の位置は 絶妙の位置に建築されていて
自然災害には 巻き込まれない。
栃尾又の自在館に行くと 雪を 捨てる所が少く
物凄い 高さでした
それでも 宿の位置は 絶妙の位置に建築されていて
自然災害には 巻き込まれない。
Posted by momotaka at 2015年01月29日 15:14
momotakaさんへ
確かmomotakaさんも、ぬる湯好きでしたね。
この時季、露天風呂はちょっと厳しかったですけど、内風呂を存分に堪能してきました。
確かmomotakaさんも、ぬる湯好きでしたね。
この時季、露天風呂はちょっと厳しかったですけど、内風呂を存分に堪能してきました。
Posted by 小暮 淳
at 2015年01月29日 19:32
