2015年05月18日
BURAI
♪ 無頼なれ君よ 心震わす日のために
無頼なれ君よ 君が君でいるために ♪
(『BURAI』 by アリス)
好きな作家は?
と訊かれると、たくさんいて困るのですのが、時代に関係なく、昔からこの2人の名前を挙げています。
檀一雄と立原正秋。
10代~20代前半にかけて、むさぼるように読んだ記憶があります。
今でも、なつかしくなると 『火宅の人』 や 『冬の旅』 を書架から引っ張り出してきて、読んだりします。
2人の作家に共通しているのは、“無頼派” ということでしょうか。
無頼とは、
正業につかず、無法な行いをする者。<広辞苑>
定職がなくて、法を無視した行動をすること(人)。<新明解国語辞典>
という意味ですが、僕の中では、まったく別のニュアンスで解釈してきました。
アウトローには違いないのですが、不良やならずものとも違う。
一匹狼で、大勢にこびず、時代に流されず、一本筋の通った自分の信念を貫いている人間。
それが、僕が10代から抱いている “無頼感” です。
今の時代、自分は正しいと思っても、なかなか人と違った生き方を通すことが難しい世の中ではあります。
だからこそ、男は、無頼な男にあこがれるのかもしれません。
無頼な男にあこがれ、無頼な生き方を模索し続けて40年・・・
まだまだ無頼きれずにいる自分を、持て余している今日この頃であります。
Posted by 小暮 淳 at 17:16│Comments(0)
│つれづれ