2015年08月30日
逃げろ! 子どもたち!! ② 不登校のすすめ
いじめられ蝉の時雨を聴けず逝く
2学期の始業を前に、全国で子どもの自殺が止まりません。
日本という国は戦争をしていないのに、毎年3万人もの命が自らの手で失われています。
その数は交通事故死の5倍!
約半数を中高年男性が占めています。
うち未成年の割合は約2%です。
「な~んだ少ない」 と思われますか?
僕は思いません。
毎年、600人以上のもの子どもたちが、学校へ行けずに死を選んでいるのですから・・・
冒頭の句は、中学生俳人といわれる小林凛君の作品です。
先日(8月28日) の東京新聞の記事で、彼は、このように話しています。
<先月、岩手県で十三歳の男の子がいじめを苦に自殺した事件が起きました。僕と同じ中学二年でした。その後梅雨が明けて、蝉が鳴き始めました。「ああ、亡くなった彼は、この蝉時雨を聴くことができなかったんだ」 と思った。蝉の声でいっぱいの近所の雑木林で句を詠んだ後、涙が流れました。>
また彼は、俳句との出合いについて、こんなエピソードを語っています。
<僕は小さく生まれて小学生の時からいじめっ子の標的になり、危険を逃れるために不登校になりました。そんな僕を支えてくれたのは俳句を詠むことでした。>
そーだよ! 学校へ行かなければいいんだ!
ズルと言われようが、卑怯と言われようが、命あっての自分だもの。
学校は “組織” なんだよ。組織に向かない人間だって、この世の中にはゴマンといるのだ。
かくいう僕も、そうだった(いや、今でもそうだけど)。
幸いにも不登校にはならなかったけど、ズル休みなら日常茶飯のこと。
学校へ行くふりをして、友だちの家にこもって、一日中、音楽を聴いていたものです。
でも、その時の音楽との出合いが、その後の人生をつくるきっかけになったのです。
おい、子どもたち! 死ぬことはないぞ!
いずれ時期が来れば、ちゃんとお迎えが来るのだからさ。
それまでは、逃げて、逃げて、逃げ続ければいいんだよ。
おっちゃんを見てみい!
いまだに、イヤなことから逃げ切ろうとしているんだぞ。
大丈夫、学校なんて、行くことはないんだよ。
逃げろ! 子どもたち!!
Posted by 小暮 淳 at 11:18│Comments(4)
│つれづれ
この記事へのコメント
そうですね。無理やり登校させなくてもいいと思います。でも、親が子どもの異変に気付かなければ学校へ行かせようとするでしょう。親子のコミュニケーションも大事ですね。私は長男の中学入学を機会に交換ノートを始めたんです。口には出しにくいこともノートには書けるかも。書いたことで、親子のコミュニケーションにつながれば…と思って。
Posted by 優・寛の母さん at 2015年08月30日 13:10
優・寛の母さんへ
まずは親が気づくこと。
そして世間体を気にしないこと。
しっかり抱きしめて、「お前は一人じゃない。こんなにも愛されているんだ」 ということを伝えるしかありませんね。
まずは命を守ること、そして命の大切さを教えてあげてほしいと思います(勉強なんて、二の次、三の次でいい)。
だって、家族なんだから!
まずは親が気づくこと。
そして世間体を気にしないこと。
しっかり抱きしめて、「お前は一人じゃない。こんなにも愛されているんだ」 ということを伝えるしかありませんね。
まずは命を守ること、そして命の大切さを教えてあげてほしいと思います(勉強なんて、二の次、三の次でいい)。
だって、家族なんだから!
Posted by 小暮 淳
at 2015年08月31日 00:05

とても感銘を受けました。
学校なんて、たいしたことない、小さな世界でしかないことを、伝えたいですね。
わたしも、中学から不登校で、(もう50近くのおばちゃんですが)
そのおかげで、ROCKや映画や、サプカルチャーの洗礼を受けて、不良のおとなたちからいろんなことを教わりました。
あのころは、先生たちもおおらかだったし、親には心配をかけてしまったけど、
楽しかったな~!と。
結局、やりたいことがあったので、遅れたけど大学にもいって思い切り勉強させていただきました。ただ、あいかわらず、いまだ組織には所属できませんけど♪ いろんな人がいていいですよね。
いのちより、心より、大事なものってあるんでしょうか?
(非社会人だけど、とっても楽しく生きてきた者より)
学校なんて、たいしたことない、小さな世界でしかないことを、伝えたいですね。
わたしも、中学から不登校で、(もう50近くのおばちゃんですが)
そのおかげで、ROCKや映画や、サプカルチャーの洗礼を受けて、不良のおとなたちからいろんなことを教わりました。
あのころは、先生たちもおおらかだったし、親には心配をかけてしまったけど、
楽しかったな~!と。
結局、やりたいことがあったので、遅れたけど大学にもいって思い切り勉強させていただきました。ただ、あいかわらず、いまだ組織には所属できませんけど♪ いろんな人がいていいですよね。
いのちより、心より、大事なものってあるんでしょうか?
(非社会人だけど、とっても楽しく生きてきた者より)
Posted by ムク at 2015年09月01日 19:56
ムクさんへ
僕の場合、人生のヒントは、すべて学校の外で見つけましたね。
ただ学校で見つけたものもあります。
それは、友だち!
40年以上付き合っている友人が、何人もいますもの。
なかには50年以上になる腐レンもいます。
僕の場合、人生のヒントは、すべて学校の外で見つけましたね。
ただ学校で見つけたものもあります。
それは、友だち!
40年以上付き合っている友人が、何人もいますもの。
なかには50年以上になる腐レンもいます。
Posted by 小暮 淳
at 2015年09月02日 10:43
