2015年11月16日
湯上がりポカポカ あたたまりの湯
朝晩、めっきり寒くなりました。
ますます温泉が恋しくなる季節です。
「そんなに温泉に入っていても、まだ恋しくなるのか?」 ですって?
そりゃあ~、そうですよ。
温泉が大好きだから、この仕事をしているんですからね。
でもね、本音を言うと、夏場の取材は、ちょっぴりキツイんです。
「ああ、今日も温泉に入るのか~」 って弱音を吐きそうになることもあります。
やはり、のぼせてしまうんですね。
でも、これからの季節は、毎回、取材が楽しみになります。
では、なんで温泉は、あたたまるのだと思いますか?
水道水を沸かした家の風呂とは、てきめん、湯上がりが違います。
いつまでもポカポカと肌がほてって、湯冷めをしにくいですよね。
やはり温泉の成分に関係があるのですが、一番の要因は塩分です。
この塩分濃度が濃い温泉のことを 「塩化物泉」 といいます。
(旧泉質名は 「食塩泉」 です)
塩分が皮膚に付着すると、毛穴からの発汗を抑えるため保温効果があるのです。
別名 「あたたまりの湯」 とか 「熱の湯」 などとも呼ばれています。
昔から殺菌効果があるため、切り傷ややけど、皮膚病などに効能があるとされてきました。
群馬県内では、圧倒的に西上州(県の南西部) に多く湧いています。
そのほとんどは温度の低い冷鉱泉ですが、その特効から “薬湯” と呼ばれる霊験あらたかな古湯が多いのも特徴です。
と、いうことで、僕がコメンテーターを務めている群馬テレビの 「ニュースジャスト6」 では、“西上州の薬湯” をテーマに、この良くあたたまる塩化物泉の温泉を紹介します。
ぜひ、ご覧ください。
●放送局 群馬テレビ(地デジ3ch)
●番組名 「ニュースジャスト6」
NJウォッチのコーナー
●放送日 11月20日(金) 18:00~18:35
●ゲスト 小暮 淳 (温泉ライター)
●テーマ 「湯上がりポカポカ あたたまりの湯」
Posted by 小暮 淳 at 18:06│Comments(0)
│温泉雑話