2016年02月27日
月夜野温泉 「みねの湯 つきよの館」⑬
<若葉に萌える頃もいいが、ホタル舞う夜もいい。紅葉は見事だし、雪景色も格別である。おすすめは季節に関係なく、大空が鮮やかな緋色に燃え上がる日没時。刻々と色を変える “日暮らしの景” は、いつまで眺めていても飽きることがない。> ( 『新ぐんまの源泉一軒』 より)
もう何度も何度も訪れているのに、いつも新鮮な感動がある。
お気に入りの “天空の湯舟” もしかり、全天周映画を観ているような絶景もしかり、そして、何よりも女将をはじめとするスタッフの人柄に癒されるのだと思う。
昨日は仕事ではなく、プライベートでもなく、バンドの一員としてコンサートに出演してきました。
スーパーローカルオヤジバンド 「KUWAバン」。
結成から約20年。平均年齢は58歳と高齢化が進んでいますが、いえいえ、どうして、老いてますます円熟味が増して、ファンも急増中であります。
「つきよの館」 でのライブは3年ぶりとなります。
前回は雪の日にもかかわらず、60席のチケットは完売し、当日は立ち見も含め約80名の観客が来てくれました。
さて、今回は?
おそるおそる女将に尋ねると、
「おかげさまで、チケットは90枚売れましたよ」
さらに問い合わせがあり、当日券の予約が入っているとのこと。
メンバーは、やる気満々で、開演の時間を待ったのであります。
控え室となった2階の客室からは、まさに僕が本に著したような夕景が始まっていました。
月夜野盆地を黄金色に染めています。
「カンパーイ! 今日はよろしく!」
と、恒例のライブ前の成功を誓う儀式が行われました。
1本が2本、3本と、ライブ前とは思えないハイピッチで缶ビールが空いていきます。
これが、バンドが長続きする秘訣であります。
アンコールも含め、約2時間にわたるステージは無事終了。
満席のお客さんたちも満足して帰られました。
ライブが終わると、汗びっしょり!
まずは、ひと風呂浴びてから……。
とロビーを抜けて、浴室へ向かおうとしたら、
「小暮さーん、良かったよ。まあ、こっちへ来て」
と、知らないオジサンに呼び止められ、宴会客の輪の中へ。
「さあ、座って、座って!」
と、いきなり日本酒をコップに注がれてしまいました。
でも、その飲み干した一杯のうまかったこと!
もちろん、その後、夜景を眺める “天空の湯舟” を満喫してから、本格的に打ち上げ会が始まったことは言うまでもありません。
女将さん、スタッフのみなさん、大変お世話になりました。
そして、たくさんの観客のみなさん、ありがとうございました。
また、会いましょう!
Posted by 小暮 淳 at 18:49│Comments(0)
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