2016年04月21日
2度目の春に
“温泉宿 ←→ 介護・障害者施設”
“「湯治場」 再生へタッグ”
“ライターの小暮さんら”
“NPO設立で活用法を提案”
これは2014年12月11日の上毛新聞に掲載された記事の見出しです。
5段ぶち抜きの破格のサイズで、大々的に報道されました。
記事は、こんな書き出しで始まっています。
<経営不振や後継者不足により年々姿を消している本県の温泉地を守ろうと、前橋市の温泉ライター、小暮淳さんら有志がNPO法人 「湯治乃邑(とうじのくに)」 の設立に向けて準備を進めている。>
そうなんです。
まだこの時は申請中であって、“準備を進めている” 段階でのスクープ記事だったのであります。
正式に認証を受けたのは翌2015年1月でした。
あれから2度目の春を迎えました。
その後は大手新聞社や他のメディアにも取り上げられ、鳴り物入りでの旗揚げとなりましたが、現状は遅々として改善されていません。
賛同して支援してくださる人たちが多いだけに、発起人であり、理事長である僕の力不足を感じています。
現在、会員スタッフは10人。
毎月第3水曜日に役員会議を開いています。
昨日も高崎市内の仮会議室に集まりました。
抱えている案件の進捗状況と、来月行われる総会の準備内容が報告されました。
案件は3つ。
1件は、小さな温泉郷の湯治場再生プロジェクトで、近在住民とのコンタクトを取りながら町おこしに参加しています。
1件は、廃業して10年以上経つ温泉宿の復活事業で、オーナーの希望に添いながら行政や他のNPO団体に協力をお願いしているところです。
残る1件は、「温泉コミュニティー計画」 です。
これは使われていない源泉を会員制の共同浴場として開放して、高齢者や障害者に利用してもらおうという、当法人の根幹を成す事業であります。
現在、いくつかの候補地が上がっています。
NPOという運営団体のため、専従スタッフはいません。
会員全員が本業を持ちながらの手弁当活動であります。
原動力は、情熱のみ!
まだ何も形にはなっていませんが、2度目の春を迎えて、スタッフに情熱だけは失せてないことを確認しました。
これからも、みなさんの 「湯治乃邑」 へのご理解とご支援をお願いいたします。
Posted by 小暮 淳 at 12:54│Comments(0)
│湯治乃邑