2016年10月25日
法師温泉 「長寿館」⑦
今日は、法師温泉(群馬県みなかみ町) へ行って来ました。
えっ、「おとといも行っていただろう」 って?
ええ、おとといは “温泉大使” としてですが、今日は “温泉講師” として行って来たのです。
僕は8年前からNHK文化センターの野外温泉講座の講師をしています。
その2016年度後期講座が、今日からスタートしました。
で、後期講座の1回目の温泉が、法師温泉だったというわけです。
でもね、講座日のほうが半年以上先に決まっていたんですよ。
みなかみ町から温泉大使に任命されたのは今年の5月。
さらに 「みなかみ牧水まつり」 に招待されたのは、数ヶ月前のことです。
本人も、まさか、こんなにもすぐに法師温泉へ行くことになるとは思いませんでした。
※( 「みなかみ牧水まつり」 については昨日のブログをお読みください)
ところが、受講生らとバスから降りて、ビックリ!
なななんと、「長寿館」 の玄関前に若山牧水が立っているではありませんかーーーッ!!!
本当に一瞬、目を疑いましたよ。
だって、和服の尻をからげて、脚絆(きゃはん) に草鞋(わらじ) を履いて、杖代わりのこうもり傘を持った姿は、僕らが良く知っている牧水の旅支度そのものだったのです。
しかも、ヒゲをたくわえた顔までが、そっくり!
あれれ、牧水のことが好き過ぎて、ついに幻覚が見えてしまったのか!?
と思ったら、まわりにも同じような格好をした人がいて、カメラを担いだ人までいました。
なーんだ、撮影だったのか!
そうです。
すでに新聞報道などで、ご存知の方もいるかもしれませんが、現在、若山牧水の著書 『みなかみ紀行』 を原作とした映画 『牧水~あくがれのみなかみ~』(監督:桜井顕) の撮影が、群馬県内で始まっていたのです。
それにしても、牧水役の俳優・伊嵜充則さんは、牧水に良く似ています。
映画は来春公開予定とのこと。
今から、とても楽しみであります。
今さら、法師温泉の湯について語ることはないと思いますが、受講生のほとんどが今回 “足元湧出泉” を初体験しました。
また混浴自体が初挑戦の婦人方もいたりして、それはそれは大盛況となりました。
もちろん湯上がりには、みんなで地酒をいただきましたよ。
(今日は肌寒かったので、生ビールとはいきませんでした)
1杯が2杯、2杯が3杯……
またもや僕に、湯と酒を愛した牧水さんが乗り移ってしまったようです(笑)。
Posted by 小暮 淳 at 22:00│Comments(0)
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