2017年12月15日
老神温泉 「金龍園」②
老神温泉(群馬県沼田市) へ行って来ました。
前回、祭りにバンドのメンバーとして参加したのが8月ですから、約4ヶ月ぶりになります。
今回は、温泉大使としての公務であります。
僕は2015年に 『尾瀬の里湯』(上毛新聞社) という著書を出版しました。
このとき、1年間かけて老神温泉へ通い、15軒すべての宿を取材しました。
これが縁となり、老神温泉の観光協会や旅館組合のみなさんと親しくなり、なにかとイベントに呼ばれるようになりました。
そして今年の5月、名誉ある“温泉大使” の称号をいただいたのでありました。
昨日は、観光協会主催による忘年会が開催されました。
それにあたり、協会員や組合員を対象とした講演会が行われ、僕が講師として招かれました。
今回の演題は、『効能あつき湯の国ぐんま』 であります。
「脚気(かっけ) 川場に瘡(かさ) 老神」 という言葉は、ご存知ですか?
これは群馬の北部、利根地方に伝わる温泉の効能です。
昔から川場温泉(利根郡川場村) は脚気患者が集まり、老神温泉は瘡(皮膚病) に効き目がある温泉場として湯治客でにぎわっていました。
戦後、経済成長とともに日本の温泉地は、どんどん観光化されてしまいました。
でも、温泉は湧き続けているのです。
もう一度、原点にもどって、温泉自体が持つ “湯力(ゆぢから)” を見直してみませんか?
そんなテーマで、お話をさせていただきました。
たかだか50分の講話でしたが、乾燥していたこともあり、ノドはカラカラです。
早く飲みたい! でも、その前に温泉も入りた~い!
ということで、宴会場となっている 「金龍園」 へ直行!
知る人ぞ知る、温泉ファンには全国的に有名な宿であります。
なにが有名かというと、男性専用風呂がありません。
あるのは女性専用風呂と混浴の大浴場と露天風呂です。
女性は混浴風呂へ行く場合、女風呂で入浴衣に着替えて移動します。
男性は男性専用脱衣場から、そのまま混浴風呂へ入りますが、但し書きがあります。
<婦人が入浴中は、これを腰に巻いてください>
トランクスのような入浴衣が用意されてます。
おそるおそる、中をのぞき込みましたが、女性らしき姿は見当たりません。
先ほどの講演を聴講されていた協会関係者の男性が入っているだけです。
と、いうことで、腰巻きは付けずに、生まれたままの姿で、堂々と湯をいただくことにしました。
泉質は、単純温泉とアルカリ性単純硫黄温泉の2種類の浴感を楽しむことができます。
しかも、加水なし、加温なしの完全放流式です(露天風呂は加温あり)。
老神温泉の中でも、1、2を競う良質な湯を提供していることで知られる宿です。
宴会は、ご想像にお任せします。
毎度毎度のことですが、ビールから焼酎、日本酒と流れ、2次会場のスナックではウィスキーをあおり、カラオケで舞い上がり、最後は宿にもどり、締めに、また日本酒をいただきました。
老神温泉のみなさん、今年も大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。
Posted by 小暮 淳 at 18:51│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
う・ら・や・ま・し~~~~~~
老神温泉では牧水苑には2回宿泊しました。
景色とお風呂と人情に熱い宿でした。
今度行くときは「金龍園」に泊まってみたいと思います。
それにしても、う・ら・や・ま・し~~~~~~
私は近くの日帰り温泉です・・・・・・・ナミダ・・・・・・・・
老神温泉では牧水苑には2回宿泊しました。
景色とお風呂と人情に熱い宿でした。
今度行くときは「金龍園」に泊まってみたいと思います。
それにしても、う・ら・や・ま・し~~~~~~
私は近くの日帰り温泉です・・・・・・・ナミダ・・・・・・・・
Posted by 気まぐれ爺さん at 2017年12月18日 10:53
気まぐれ爺さんへ
うらやしい、ですか?
仕事柄、温泉へ行くのは日常なんですけどね。
逆に、プライベートでは、もう何年も温泉へ家族を連れて行ってません。
“温泉=仕事場” のイメージがあって、僕が敬遠してしまっているようです。
金龍園さん、いい宿ですよ。
ぜひ、おでかけください。
うらやしい、ですか?
仕事柄、温泉へ行くのは日常なんですけどね。
逆に、プライベートでは、もう何年も温泉へ家族を連れて行ってません。
“温泉=仕事場” のイメージがあって、僕が敬遠してしまっているようです。
金龍園さん、いい宿ですよ。
ぜひ、おでかけください。
Posted by 小暮 淳
at 2017年12月18日 17:11
