2019年12月14日
街を渡る酔っぱライター
今年4月、僕は群馬県酒造協同組合より 「ぐんまの地酒大使」 に任命されました。
任命されるきっかけとなったのが、高崎市のフリーペーパー 「ちいきしんぶん」(発行・ライフケア群栄) に不定期連載している 『群馬の地酒 ほろ酔い街渡(ガイド)』 という旅エッセイでした。
このエッセイは、ただの酒蔵紹介ではありません。
必ず試飲をするため、車では行きません。
電車とバス、徒歩で訪ねます。
これだけだと、ただの “タダ酒飲み” に思われそうですが、さにあらん!
まだ続きがあります。
酒蔵で試飲をした後、その試飲した酒が置かれている高崎市内の居酒屋へ移動します。
もちろん移動手段は、電車とバスと徒歩です。
途中に入浴施設があれば立ち寄り、ひと汗流して、湯上がりのビールで喉をうるおします。
いざ、夜の街へ!
街から街へ、酔っぱらいながら取材をするので 『ほろ酔い街渡』 とネーミングしました。
昨日は久しぶりに、このエッセイの取材に出かけてきました。
場所は、県南西部の街の中。
最寄の駅から歩いて、蔵元を目指しました。
代表より創業からの歴史や酒造へのこだわりを聞いた後、お約束の試飲タイムへ!
代表のはからいにより、試飲のレベルを超えた量の新酒をグラスで一杯!
かんらかんら! 五臓六腑に染み渡ります。
テンション上げ上げのまま、電車に飛び乗り、日没前に高崎市内の居酒屋へ。
迷わず、同銘柄の日本酒を注文。
メニューはおまかせで、「この酒に合う肴を」。
酔えば酔うほどに、頭が冴えて、文章が浮かび上がってきます。
まるで、ジャッキー・チェンになったよう。
酔えば酔うほど強くなる 「酔拳」 ならぬ、ライターの必殺技 「酔筆」 であります。
2軒目からは、もう仕事ではありません。
同行のカメラマン氏と肩を組みながら、夜の街へと消えましたとさ。
めでたし、めでたし。
※次回 「ほろ酔い街渡」 は、新年1月10日発行の 「ちいきしんぶん」 に掲載されます。
Posted by 小暮 淳 at 11:19│Comments(0)
│取材百景