2020年04月10日
コロナウルス VS アマビエラ ~世紀の対決~
<アナウンサー>
いよいよ、世紀の対決が始まります。
現在、世界中で蔓延している新型コロナウイルスの化身 「疫病魔コロナウルス」 と、江戸時代に疫病から人々を救ったといわれている妖怪アマビエの子孫 「妖獣アマビエラ」。
これは全世界が待ち望んでいた一戦ですね。
<解説者>
そーですね。ぜひ、アマビエラが勝って、謎だらけのコロナウルスの実態と目的を暴いてほしいものです。
カーン!
<アナウンサー>
始まりました!
両者、リング上で、にらみ合いが続いています。
コロナウルスは、メラメラと光冠(コロナ) の炎を燃やしています。
一方、アマビエラは、自慢の長い髪を風になびかせながら、クールに静観の構えであります。
おーーーっと!
最初に仕掛けたのは、コロナウルスだーーッ!
アマビエラの下半身めがけて、猛烈なタックルです。
しかーし、なかなか、つかめません!
<解説者>
アマビエラの先祖は、半人半魚の妖怪ですからね。
下半身はウロコで覆われていて、ヌルヌルと滑りやすいんですよ。
<アナウンサー>
なるほど……、コロナウルスは、だいぶ苦戦しているようですね。
おっと! 今度はアマビエラの反撃でしょうか?
長い髪をコロナウルスの体に巻きつけて、グイグイと引き寄せています。
そしてーーーー、おおおおおおーーー!!!!
まさかの脳天攻撃です!
あの鋭いくちばしで、コロナウルスを突っつき出しました。
<解説者>
コロナウルスは、かなり痛がってますね。
この状態が続くと、やがてコロナウルスの脳天は割れてしまいますよ。
<アナウンサー>
セコンドは、タオルを投げるでしょうか?
<解説者>
いえ、それでは国民が、いや全世界が許しませんよ!
それ、いけー、アマビエラー! やれー、そんなヤツの頭は、かち割ってしまえーーー!!!
パッカーン!
<アナウンサー>
割れた!
パックリとコロナウルスの頭が、いや、体全体が、真っ二つに割れました。
あれ、あれれ……?
中から何かが出てきましたよ。
鳥です!
いえ、鳥のようですが、でも見たこともない鳥ですね?
<解説者>
あれは、ドードーですよ。
絶滅した飛べない鳥です。
<アナウンサー>
その後からも、続々と鳥や獣が出てきます。
やはり、見たことのない生き物ばかりです。
<解説者>
あれはクロサイです。ジャワトラもいますね。
モンクアザラシ、ハイイロハマヒメドリ、ハシジロキツツキ、カモノハシガエル……
<アナウンサー>
これは、いったい、何なんでしょう?
<解説者>
すべて絶滅した動物たちです。
それも人類が滅ぼした野生生物ばかりですね。
ほら、ニホンオオカミやニホンアシカもいますよ!
<アナウンサー>
こ、こ、これがコロナウルスの正体ですか?
<解説者>
(ブルブルと震えながら) もしかしたら、これは人類への警告かもしれません。
※この話は数日前に僕が見た夢で、すべてフィクションです。
Posted by 小暮 淳 at 11:42│Comments(3)
│世紀の対決
この記事へのコメント
すばらしすぎます・・・・( ;∀;)
マロパパ先生の・・・頭のなかは・・・どんなことになっているんでしょう・・・。
今日1番のヒットでした(^^♪
ありがとうございます!!(笑)
強制自粛‥中の悲しき都民ムクより。
マロパパ先生の・・・頭のなかは・・・どんなことになっているんでしょう・・・。
今日1番のヒットでした(^^♪
ありがとうございます!!(笑)
強制自粛‥中の悲しき都民ムクより。
Posted by ムク at 2020年04月10日 14:20
これからもウィルスは変異をして、次々と現れてくるかと。増えすぎる人類の間引きじゃねぇかと思います。
Posted by グッチ at 2020年04月11日 05:17
都民のムクさんへ
いまや、日本は東京に限らず、どこでも一触即発寸前です。
地球に暮らす全生物が手と手を取り合って、地球を守るために闘う時が来たのかもしれませんね。
えっ、人間が一番いらない!
そう他の生物から言われないように、慎ましやかに暮らしたいものです。
グッチさんへ
ある種の “自然淘汰” なのかもしれません。
最後は、人間が淘汰されるという地球の歴史だったりして……
いまや、日本は東京に限らず、どこでも一触即発寸前です。
地球に暮らす全生物が手と手を取り合って、地球を守るために闘う時が来たのかもしれませんね。
えっ、人間が一番いらない!
そう他の生物から言われないように、慎ましやかに暮らしたいものです。
グッチさんへ
ある種の “自然淘汰” なのかもしれません。
最後は、人間が淘汰されるという地球の歴史だったりして……
Posted by 小暮 淳
at 2020年04月11日 10:45
