2020年04月18日
さよなら! グラフぐんま
昨日、群馬県のグラビア広報誌 「グラフぐんま」 の最新刊が届きました。
2020年4月号(第54巻3号通巻622号) です。
創刊から54年経った年の3号目ということになります。
そして、最終号です。
この号をもって、54年の長い歴史を閉じました。
※(廃刊理由については、当ブログの2020年3月14日 「残念ながら最終回」 参照)
最終号では、「表紙でみる グラフぐんま 伝えた54年」 と題した特別企画が巻頭を飾りました。
<1967(昭和42)年の創刊以降、群馬に関するさまざまな話題を伝えてきたグラフぐんま。今なお県民の心に深く刻まれている出来事の数々を、表紙で振り返る。>
碓氷バイパス開通(1971)、上越新幹線開業(1982)、あかぎ国体・愛のあかぎ大会開催(1983) など、県民には懐かしい写真(表紙) が紹介されています。
中には、平成3(1991)年の 「琴錦が幕内初優勝」 なんていう表紙もあります。
群馬県出身の力士の優勝は初めてということで、県民が大いに祝ったことを思い出しました。
さてさて、僕も少なからずや 「グラフぐんま」 には、お世話になっていました。
平成29(2017)年の5月号から毎号、『温泉ライター小暮淳の ぐんま湯けむり浪漫』 という温泉の紀行エッセイを書かせていただきました。
最終回の第27回では、「尻焼温泉」(中之条町) を旅しています。
おかげさまで 「グラフぐんま」 は、書店売りだけではなく、図書館や公民館、銀行などの公共スペースに置かれていることが多く、非常に知名度の高い雑誌です。
そのため、県内での講演やセミナーに講師として呼ばれる場合、<「グラフぐんま」 でお馴染みの温泉ライター> などと紹介されることもありました。
僕は過去に、いくつもの雑誌の廃刊を見てきました。
その中には、僕が廃刊を決断した雑誌もあります。
時代の流れとはいえ、継続されていたものが途切れるというのは、さみしいものです。
その悲しみが分かるからこそ、そっと見送ろうと思います。
さよなら! グラフぐんま
ありがとう! グラフぐんま
Posted by 小暮 淳 at 13:02│Comments(0)
│執筆余談