2020年07月20日
テレハラ上司に倍返し!
“部下は選べても、上司は選べない”
世のサラリーマンのうっ憤を晴らす人気ドラマが、7年ぶりにお茶の間に帰って来ました。
ご存じ、『半沢直樹』 であります。
前回同様、ご多分にもれず、僕も拝見いたしました。
相変わらず、俳優陣の演技が冴えわたっています。
しかも前回より増して、このドラマの売りである “顔芸” 豊かな役者が増えているような気がします。
また、しばらくは、半沢ワールドに浸れそうです。
ただ僕は、サラリーマン生活が短かったものですから、今一つ、感情移入ができないところがあります。
そもそも僕には、上司に “復讐する” という発想がありません。
すぐに、「イヤだったら、辞めれば」 という現実逃避を考えてしまう性分なもので、その会社に残って、上司と闘うという人生の選択肢がないのです。
でも、現実社会は、どうも違うようであります。
「辞める」 という選択肢もないわけではないのでしょうが、会社に残るとなれば、選択肢は2つです。
「従う」 か 「反発する」 の二者択一。
この場合、従えばストレスがたまり、反発すれば敵を作ります。
まあ、辞めれば、それ以上の過酷な人生が待ち受けているのですけど……
それが分かってる上でのドラマだからでしょうね。
みなさん、半沢の 「倍返しだ!」 の一言を待っているわけです。
さてさて、“サラリーマンは、つらいよ” 話は、このコロナ禍でも尽きないようであります。
テレワーク (在宅勤務) によるハラスメントが、横行しているようです。
略して 「テレハラ」。
もしくは 「リモハラ」(リモートハラスメント) とも呼ぶそうです。
いわゆるウェブ会議で映るプライベート空間の映像に対して、ネチネチとハラスメント発言をする上司が問題となっているとのこと。
「今日は、すっぴんなの?」 「部屋の間取りは?」 「今そこに彼氏はいるの?」
などなど、まさに女性にとってはセクハラもはなはだしい。
と思えば、男性社員には、
「ろくに働かないのに、いい暮らししているな」 とか 「子どもが、うるさい。黙らせろ!」 「奥さんは何をやっているんだ?」 など、土足で家の中を歩き回られるような暴言が、飛び交っているようです。
この現象について、コンサルティング会社の研究員は、このように指摘しています。
「自宅だと上司も気が緩み、部下のプライベートに立ち入りがちだ。1対1のウェブ会議は周囲の目が届かないため、特にテレハラが起きやすい」
ご時世なんでしょうか?
さっそく大手保険会社では、セクハラやパワハラに加え、新たにテレワークに関する保険の発売を始めたといいます。
いやはや、サラリーマン社会のストレスは、エスカレートする一方ですね。
ああ、フリーランスで良かった!
(別の問題が山積みですが……)
Posted by 小暮 淳 at 10:46│Comments(0)
│つれづれ