2021年02月06日
知的好奇心を刺激する謎学の旅へ
<縁を結ぶ? 縁を切る?>
<運命を分ける2つの森>
高崎市内に配布されているフリーペーパー 「ちいきしんぶん」(ライフケア群栄) の2月5日号に、拙著 『ぐんま謎学の旅 民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) の広告が掲載されました。
なんとも好奇心をそそられるコピーが躍っています。
冒頭の見出しに続き、こんな物語が始まります。
<国道をはさんで、うっ蒼と生い茂る2つの森。>
<でも、この2つの森は、運命をまっぷたつに分ける真逆の森。>
起承転結の 「起」 の部分を、さりげなく読者に知らせています。
「はたして、どんな森なのだろう?」
こう続きます。
<恋の願いを叶えたいなら迷わず南の森へ。>
「えっ、1つは願いが叶う森なの?」
「では、もう1つの森は?」
好奇心は、さらに刺激されます。
そしてコピーは、起承転結の 「承」 を投げかけてきます。
<もし、断ち切りたい縁があるならば……。>
お見事です!
ここまで読まされたら、絶対に続きを読みたくなってしまいます。
実は、このコピーは、本書に収録されている 『添うが森 添わずが森』 という民話の謎を追った話の書き出しの部分なのです。
もちろん、文章は著者である僕が書きました。
その僕が読んでも、この広告のコピーは惹き込まれます。
もう、これは、デザイナーのセンスが光っているとしか言いようがありません。
「マイッタ!」
というのが、広告を見ての僕の第一声でした。
昨日、出版元の担当者から電話がありました。
声が、うわずっています。
「B堂書店から、また大口の発注が来ました!」
なんでもコロナ禍の自粛による “巣ごもり現象” が、書店に追い風を吹かせているといいます。
B書店は群馬県内に何店舗も支店を持つ大型書店です。
昨年の新型コロナウイルス感染拡大が始まってから、2度目の大口発注です。
もし、本当に読書ブームが来ているのだとすれば、活字大好き人間としては、大変喜ばしい現象であります。
そして、読後に知的好奇心を刺激されて、民話と伝説の舞台を探しに出かけたとしたら!
それは 「3密」 を避けた、謎学の旅の始まりです。
ぜひ、みなさんも本を片手に、謎学を探しに出かけてみてください。
Posted by 小暮 淳 at 11:35│Comments(0)
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