2021年08月14日
森にクーラーを
「命にかかわる暑さです」
「日中の外出は控えてください」
「クーラーを有効に利用して、屋内で過ごしてください」
連日、テレビのニュース番組では、キャスターが繰り返し視聴者に呼びかけています。
35℃以上の体温を超えるような “猛暑日” が続いています。
昔、昭和の頃は真夏でも30℃を超える日は稀でした。
それが、いつのまにか当たり前となり、40℃に届く勢いです。
気象用語で、25℃以上を 「夏日」 といい、30℃以上を 「真夏日」 といいます。
ということは昔は、どんなに気温が上がっても、すべて 「真夏日」 だったわけです。
いったい、いつから頻繁に35℃を超えるようになったのでしょうか?
調べました!
平成19(2007)年に気象庁が 「猛暑日」 を定めています。
ということは、14、5年前から急激に地球の温暖化がエスカレートしたようです。
過日、国連の 「気候変動に関する政府間パネル (IPCC)」 が報告書を発表しました。
これによると、気候変動は間違いなく “人間の活動が引き起こしたもの” で、世界のあらゆる地域で “異常な豪雨や熱波による山火事の発生” に影響を与えていると説明されています。
地球温暖化の原因は、「人間だ!」 と人間が認めたことになります。
で、僕は思いました。
人間は人間の暮らしを快適に保つために、“クーラー” を発明しましたが、同じ地球に暮らす野生動物たちは、どうしているんだろうと?
動物園で飼育されている動物たちは、人間の管理のもと屋内の涼しい場所で過ごしたり、氷の浮いた水槽で遊んでいる光景を目にします。
でも自然界には、逃げ場はありません。
だから調べました!
当然、野生動物も人間と同じように、気温が体温より高くなると危険な状態になり、夏バテもするし、熱中症にもかかるようです。
たぶん、木陰や水辺、土の中でジッと過ごしているのでしょうが、問題は食事です。
草食動物は問題ないにしても、肉食動物にいたっては死活問題です。
夏バテ、熱中症では、狩りはできません。
地球温暖化の原因をつくった人間は、これら地球上に暮らす、人間以外の生きとし生ける生物に対して、ちゃんと生活を保障してあげられるのでしょうか?
人間だけが快適に暮らせれば良いというものではありません。
(森林火災で焼け出されたコアラの映像には、胸が痛みました)
どうか、人間の手で、元の地球に戻してあげてください!
すぐには元に戻せないなら、森や草原にもクーラーの効いた避難所の設置をお願いします。
まん防で暇を持て余しているため、今日も地球規模の妄想をしてしまいました。
Posted by 小暮 淳 at 12:35│Comments(0)
│つれづれ