2021年12月02日
東の町から届いた手紙
<先生の軽妙な語り口に笑顔が絶えず、そして心に響く内容に、長引く新型コロナウイルス感染症で疲弊していた受講生に潤いを与えていただきました。また、厳しい時代を生きた先人達が民話や伝説を通し、何を伝えようとしていたのかということに触れ、私たちの生きる現代社会に改めて目を向ける温故知新の大変有意義な時間となりました。>
こんな丁寧な文面のお手紙をいただきました。
送り主は、大泉町教育委員会です。
過日、僕は群馬県東部、邑楽郡大泉町の2つの会場で、4日間にわたり計8回の講座を行いました。
演題は 「ぐんま謎学の旅~民話と伝説の裏舞台」。
副題は 「99%のウソと1%のマコト」。
拙著 『民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) の取材裏話や民話や伝説、言い伝えの “嘘と真” についてお話をさせていただきました。
送られてきた手紙には、あいさつ文のほか、A4の用紙4枚に及ぶ、受講生によるコメントのプリントが同封されていました。
<とても聞きやすい声と動作で、楽しくすごせました。新しく興味を覚え書物を読むのが楽しみです。>
<昔からの言い伝えの真相、民話の謎とか興味深く聞かせていただき、脳の活性化ができました。特に地元に関係しているお話が中心で良かったと思います。>
<民話の講座、初めて聞いたが良かったです。本を読んでみたくなりました。>
と、みなさん、楽しく聞いてくださったようです。
ぜひ、本も買って読んでくださいね。
<温泉と民話の話、大変おもしろく楽しく聞かせてもらいました。>
<温泉の考え方見方を学ばせていただきました。>
<2年前までは温泉めぐりをやってました。何気なく入っていましたが、湯の出る事、温度の違い、今度温泉に行ったら、今回のお話を思い出します。>
あれれ、民話と伝説の講座なのに、しっかり温泉の話もしていたんですね。
当然ですが、8回の講座では毎回、話が脱線して、内容も微妙に変わってしまうんです。
こんなコメントもありました。
<今夜、テレビ見ますよ。>
<楽しかったです。今日のテレビも楽しみです。>
ちょうど、この日は、僕がリポーターを務めた群馬テレビ 『ぐんま!トリビア図鑑』 の放送日だったんですね。
ですからテレビのバンセン (番組宣伝) を兼ねて、トリビアネタも紹介しました。
と思えば、こんな具体的なコメントもありました。
<夜つめを切るな。新しい履物は外に出てから履け。など、子どもの頃からよく言われました。その理由もわからず、「そういうものかなぁ」 ぐらいにしか思っていませんでした。今日はお話を聞いて、「あ~そうだったのか」 と納得できました。>
<私はミョウガが大好きなので、変に納得しました。>
これらは、“言い伝え” についての感想ですね。
「ミョウガを食べるとバカになる」 など、その言葉の本当の意味やルーツを紹介しました。
やっぱり、みなさん、民話や伝説の話をすると、子どもの頃を思い出されるようです。
<子どもの頃に聞いた話の分からない所が 「そうだったのか」 と理解できました。楽しかったです。>
<子どもの頃に、おばあちゃんから言われた事などが、今解ったような。>
僕の講義を受講された大泉町の168名のみなさん、本当にありがとうございました。
そして、たくさんのコメントをいただき、感動しています。
また、教育委員会の職員のみなさん、大変お世話になりました。
いい仕事をさせていただきました。
心よりお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
Posted by 小暮 淳 at 10:11│Comments(0)
│講座・教室