2022年04月26日
チャーハンの極意
JR信越本線、「北高崎駅」 下車。
徒歩約2分。
住宅街の中の一軒家。
築は30~40年くらいでしょうか。
ここが、NPO法人 「湯治乃邑(とうじのくに)」 の事務所兼会議室であります。
空き家を解体する話があり、だったら貸してほしいと所有者に掛け合い、数名の有志でシェアオフィスとして利用しています。
その一人が、当法人の副理事長だったこともあり、「湯治乃邑」 も間借りすることになりました。
このシェアオフィスのリビングスペースで、月に1回、役員による月例会議を開いています。
時間は午前11時~午後1時まで。
そうなんです、ランチをしながらの会議なんです。
そして、そのメニューというのが、すべて手作り!
誰が作るのかって?
もちろん僕ではありませんって!
(自慢じゃないけど僕が作れるのは、カップ麵とレトルトカレーだけですから)
副理事長のA氏であります。
この人の料理の腕は、並外れています。
プロでもおかしくないというか、料理へのこだわりはプロ以上かもしれません。
(変人に近いと思います)
だって、ラーメンならスープはもちろんのこと、麺だって手打ちです。
それだけではありません。
チャーシューやメンマ、ラー油にいたるまで手作りという徹底したこだわりよう。
(その極意については、当ブログの2020年12月27日 「100%手作り」 参照)
で、今月のランチメニューは?
中華の王道、「チャーハン」 でした。
見た目は、ふつうのチャーハンです。
具も、チャーシューに玉子にネギ……
おや? と思ったのは、その色でしょうか?
なんとなく全体が茶色いのですが、しょう油で焦がした色ではありません。
とにかく、一匙、口の中へ。
「う、う、うま~い!」
米のパラパラ加減が、絶妙です。
というか、ふだん店で食べているチャーハンとは、食感、特に歯ごたえが違います。
「こんなチャーハン、食べたことがない!」
そう絶賛すると、Aさんいわく、
「何が違うか、分かります?」
料理のできない僕には、難問過ぎます。
何が違うって、チャーハン全体の味が違います。
しいて言うならば、隠し味というよりは、そもそも米からして違うんじゃないの?
そう告げると、
「その通り! 玄米なんです」
「えっ、これ玄米のチャーハンなの?」
驚いている僕に、A氏は極意を教えてくれました。
玄米を、ふつうの白米時間で炊き、芯を残したまま、炒めるのだといいます。
溶き卵も、炒める前の米と、炒めてからの米に、2度がけするようです。
「分かった?」
と言われても、料理は食べるのが専門ですからね。
僕には、馬の耳に念仏であります。
料理を作るのが好きな方、ぜひ、チャレンジしてみてください。
絶品のチャーハンが食べられますよ!(上手くできればの話ですが)
来月の会議が楽しみな、理事長でした。
Posted by 小暮 淳 at 11:30│Comments(0)
│湯治乃邑