2023年02月18日
好奇心を刺激する知の宝庫
火曜日の夜9時~、群馬テレビで放送している 『ぐんま!トリビア図鑑』。
ご覧になってますか?
僕は、この番組のスーパーバイザー (監修人) をしています。
放送開始は2015年4月ですから、もうすぐ8周年になります。
放送された回数は、今週の僕がリポーターを務めた回で、なんと!316回になります。
なぜ、こんなにも、この番組が続いているのでしょうか?
これには、有能なスタッフらによる地道な調査と英知を駆使した、並々ならぬ努力があるからなのです。
昨日は、番組の企画・構成会議でした。
僕も末席にて、参加してきました。
出席者の内訳は、以下の通りです。
ディレクター6人、放送作家2人、プロデューサー1名、スーパーバイザー2人。
もう一人のスーパーバイザーは、先日 『ブラタモリ』 にも出演した群馬地域学研究所の手島仁さんであります。
会議では、まず放送日順に担当ディレクターが割り当てられます。
次に、そのディレクターから提出された資料をもとに、ネタの選択が始まります。
過去に同じようなテーマの放送はなかったか?
映像としての被写体は十分にあるか?
リポーターは誰を起用するのか?
季節感、話題性はあるか?
などなど、時に厳しく、忌憚のない意見が飛び交います。
「○○カードという不思議なカードを配布している自治体があります」
「前橋市が発展しなかったのは、ある女の怨念が今も続いているからという、まことしやかなウワサが」
「特定の地域だけに、ある動物を信仰した神社が、いくつも点在しています」
「ヘンな形をした石室のある古墳があります」
「いまでも県内には、マタギがいます」
テーマが提案されるたびに、会議室には 「へー」 とか 「ほー」 とか、驚きの声が飛び交います。
そして、侃侃諤諤、喧喧囂囂、言いたい放題に突っ込みが入り、ディレクターは資料を読み上げながら内容を詳しく説明します。
採用するか、ボツになるかは、最終的にはチーフディレクターとプロデューサーが決定します。
あっという間の2時間半なのであります。
僕は3か月に1回開かれる、この会議が楽しみでなりません。
とにかく、みなさん、知識の幅が広い!
歴史あり、文化あり、民俗あり。
「よくもまあ、こんなにもマニアックなネタを拾ってきたなぁ~」
と、感心することしきり。
まさに、ここは “知の宝庫”。
毎回、好奇心を刺激されています。
今年、番組は9年目に突入します。
ますますパワフルに、そしてトリビアるに番組をお届けします。
今後もご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
Posted by 小暮 淳 at 12:31│Comments(0)
│テレビ・ラジオ