2023年03月14日
情けないハナシ
「奥歯が無いから、前歯に負担がかかっているんですよ」
「あ゛い゛」
「根っこが残っているか、レントゲン写真を撮りますね」
「あ゛い゛」
立て続けに、2本の差し歯が抜けました。
ともに上の前歯です。
以前は、すべて自前の歯が揃っていることが自慢だったんですけどね。
ところが還暦を過ぎてから、次々と歯が抜けて、差し歯のオンパレードになってしまいました。
確実に、老化の波が押し寄せています。
「残っていますね。大丈夫そうですよ」
「よ゛がっだ」
「もう一度、芯を入れなおして、新しく作り直しましょう」
「よ゛ろ゛じぐお゛ね゛がい゛じま゛ず」
「では、型を取りますね」
「あ゛い゛」
なんとか、再生可能なようでホッとしました。
ところが、型を取り終わった後、歯科医は、こんなことを言いました。
「今回は、なんとかなりましたが、これ以上進むと、入れ歯になりますよ」
ぎっ、ぎきぎぎぇーーーー!
いっ、いいい入れ歯ーーー!
まさか、我が人生に “入れ歯” という文字が登場するとは、思いもよりませんでした。
「入れ歯」 = 「老人」
いやだ!いやだ!いやだ~!
老いは、知らず知らずのうちに、忍び寄って来るのですね。
みなさ~ん、歯は大切にしましょうね。
ハナシのハナシでした。
Posted by 小暮 淳 at 11:39│Comments(0)
│つれづれ