2023年03月23日
スマホ ・ ラーメン ・ オオタニサン
「巨人・大鵬・玉子焼き」
といえば昭和の時代、高度成長期の日本人が好きなものを挙げた流行語です。
プロ野球の巨人軍 (ジャイアンツ)、力士の大鵬、そして当時は、まだ高かった卵を贅沢に使った玉子焼き。
子どもから大人まで、国民みんなが大好きでした。
令和の現代、これに替わる3つって、何でしょうね?
まず、ツイッターやユーチューブなどSNS関連ですかね。
アナログ人間の僕は、まだガラケーですが、周りはみんなスマホです。
気が付けば、子どもから年寄りまで、スマホだらけ。
食べ物は、やっぱりラーメンです。
寿司、焼き肉、カレーライスなんかも候補に挙がりそうです。
そして、ヒーローならば絶対に、この人!
“大谷翔平”
なんで、あんなにカッコいいんですかね?
一挙手一投足が、すべて絵になるスーパースターなんて、今まで見たことがありません。
そういえば、今回のワールド・ベースボール・クラシック (WBC) の観客席で、「妻より大谷」 「妻より翔平」 というプラカードを掲げていた人が話題になりました。
思わず笑ってしまいましたが、人を虜にするということは、こういう事なんですね。
熱狂心というのは、「好き」 や 「愛している」 といった平易な言葉では、表現できないということ。
自分の一番大切なものと比較してこそ、伝わるのです。
そういう野球オンチの僕も今回は、オオタニサンの魅力に骨抜きにされました。
なんで今回は、こんなにも夢中になって、野球を観ているんだろう?
と自問自答した結果、野球を観ているのではなく、大谷翔平を観ていることに気づきました。
ヘルメットを脱ぎ捨てて、全力で走る姿。
塁に出ると、ベンチを鼓舞するように雄たけびを上げるパフォーマンス。
そして、優勝が決まった瞬間には、グローブと帽子を放り投げて、チームメイトに駆け寄る姿には、60歳過ぎたオッサンでも胸がキュンとしました。
テレビのコメンテーターが、「同じ時代を生きてて良かった」 と言ってましたが、決して大げさではないと思います。
こんなスーパースターが日本にはいるんだ!
と喜んでみたものの、一抹のさみしさも……
オオタニサンは、日本にはいません。
日本の宝は、世界の宝となって、手の届かないところへ行ってしまったという寂莫感。
それでも日本のために世界と戦ってくれた大谷翔平に感謝!
そして、共に戦った侍ジャパンの全メンバーに、心よりお礼を申し上げます。
感動と幸福な時間を、ありがとうございました。
(今日からは野球嫌いの以前の僕に戻ります)
Posted by 小暮 淳 at 12:51│Comments(0)
│つれづれ