2023年05月14日
装丁会議
毎度、比喩的な表現で恐縮です。
僕は、本の出版は “山登り” に似ていると思っています。
原稿を書いている期間が、登山 (上り) です。
原稿がそろった時点が、山頂 (登頂)。
編集者やデザイナーを交えて、書籍の制作が始まった時点で、下山 (下り) となります。
よって、完成 (出版) は、下山後に制覇した山を仰ぎ見た瞬間に似ていると思うのです。
今年になってから、たびたびブログでも新刊の進捗状況を報告してきました。
1月、まだ原稿は全部そろってはいませんでした。
だから登頂前の八合目あたりに居ると記しました。
(2023年1月6日 「ただ今、八合目」 参照)
4月、すべての原稿がそろい、山頂に居ることを報告。
(2023年4月2日 「『あとがき』 によせて」 参照)
その後、出版関係者と打ち合わせをくり返し、ページ割を行い、本文デザインが仕上がり、着実に下山を続けてきました。
ただ、各人の諸事情もあり作業が遅れ、当初の予定であった今春の発売には間に合いませんでした。
ゴールデンウィーク明け、これまでの遅れを取り戻そうと、出版元の会議室に関係者が集まりました。
いよいよ、本の顔である装丁デザイン案であります。
本文の紙質を決めるとともに、表紙、扉、カバーなどの紙質や色が決められました。
そして肝心要の装丁デザインでは、いくつも意見が出ましたが結果、過去にも数々の僕の著書を手掛けているチーフデザイナーのKさんに、一任することになりました。
さて、どんなデザインが出てくるのでしょうか?
著者としては、提案されるまでのワクワクドキドキ感を楽しみたいと思います。
次回、関係者が集まるのは、帯会議です。
これまた、本の売り上げを左右する大事な会議であります。
読者の皆様、もうしばらくお待ちください。
制作が遅れてはいますが、確実に進んでいます。
夏には、出版されるかな?
著者も一緒に待ちたいと思います。
Posted by 小暮 淳 at 11:37│Comments(2)
│著書関連
この記事へのコメント
出版は山登りに似ている話しは面白いですね。「そこに山があるから登る」とよくいわれますが、小暮さんの著書を出版する情熱はどこからきてますか?
Posted by まいちゃ at 2023年05月16日 00:07
まいちゃさんへ
情熱?
あるのかな?
他にできることがないだけかもしれませんね。
できることをする!
ただ、それだけです。
情熱?
あるのかな?
他にできることがないだけかもしれませんね。
できることをする!
ただ、それだけです。
Posted by 小暮 淳
at 2023年05月16日 11:26
