2023年05月16日
不思議な寿命
先週、厚生労働省が市町村別の平均寿命 (2020年時点) を発表しました。
これによると最も長寿だったのは、男女ともに川崎市麻生区で、男性84.0歳、女性89.2歳でした。
2~5位は、以下の通りです。
<男性>
横浜市青葉区、長野県宮田村、愛知県日進市、京都府木津川市
<女性>
熊本県益城町、長野県高森町、滋賀県草津市、兵庫県芦屋市
う~ん、2位以下は男女とも全国の市町村がバラバラなのに、なぜ、川崎市麻生区だけ男女ともに最長なのでしょうか?
ただ一つ言えることは、関東以南であるという共通性があるということです。
以北の寒い地域は、上位には入っていません。
ということは、長寿は気候が左右するの?
と思いきや、さにあらん。
これが、ワースト5を見ると驚きの結果が……
ワースト1位は、男女ともに大阪市西成区で、男性73.2歳、女性84.9歳です。
なんと男性は、1位の川崎市麻生区との差が10歳以上もあったのです!
これがワースト2~5位を見てみると……
<男性>
大阪市浪速区、大阪市生野区、青森県東通村、青森県六ヶ所村
<女性>
青森県今別村、青森県田舎館村、青森県大鰐村、青森県むつ市
ほーらね、寒い地方が上位を占めています。
でも、同じ寒い地方でも、なぜ青森県以外の東北地方や北海道はワースト5に入らないのでしょうか?
ということは、気候だけが問題ではないんでしょうね。
食生活や生活習慣といった条件が加わっているのだと思います。
それにしても、なぜ、寒くもない大阪市西成区だけが男女ともに青森県よりも平均寿命が短いのでしょうか?
でも、なんとなく分かります。
気候、食生活以外にも寿命を左右する大きな条件があるのですね。
それは、環境です。
西成区には、通称・ドヤ街と呼ばれる低所得者層が集まる地区があります。
ワースト1の背景には、きっと、そんな環境が反映しているのかもしれませんね。
では、なぜ、川崎市麻生区は男女ともに平均寿命が日本一なのでしょうか?
これについては厚労省も 「明確な要因は分からない」 とコメントしています。
ただ、調べてみると麻生区という所は、多摩丘陵の里山が連なる地区で、坂道が多い街のようです。
よって、住民は足腰が丈夫になり、健康を維持できているという推測もできます。
が、坂の多い街なんて、日本全国どこにだってあります。
なぜ、なんでしょう?
分かる人がいたら、教えてください。
Posted by 小暮 淳 at 12:45│Comments(2)
│つれづれ
この記事へのコメント
マロパパ先生
びっくり( ゚Д゚)
いま、まさに自分は大阪市西成区の定宿に滞在しているとこです。。
でも、長生きされている方もいます。
平均寿命を下げるのは、やはり若くして他界される方もいらっしゃるから。
なのかなと。
川崎市麻生区には、親友が長年住んでいますが、
彼女は、すこしだけお姉さんですが、
「まったく年を取りません」。
これも不思議ですね・・・(≧▽≦)
教えてほしいです。
ムク
びっくり( ゚Д゚)
いま、まさに自分は大阪市西成区の定宿に滞在しているとこです。。
でも、長生きされている方もいます。
平均寿命を下げるのは、やはり若くして他界される方もいらっしゃるから。
なのかなと。
川崎市麻生区には、親友が長年住んでいますが、
彼女は、すこしだけお姉さんですが、
「まったく年を取りません」。
これも不思議ですね・・・(≧▽≦)
教えてほしいです。
ムク
Posted by ムク at 2023年05月17日 00:14
ムクさんへ
あらら、それは奇遇ですね。
確かに平均寿命を下げる理由は、2通りありますね。
長生きする人が少ないのと、亡くなる若い人が多いのと。
でも麻生区の場合は、川崎市の中でもダントツらしいのです。
なぜなんでしょう? 謎です。
あらら、それは奇遇ですね。
確かに平均寿命を下げる理由は、2通りありますね。
長生きする人が少ないのと、亡くなる若い人が多いのと。
でも麻生区の場合は、川崎市の中でもダントツらしいのです。
なぜなんでしょう? 謎です。
Posted by 小暮 淳
at 2023年05月17日 10:57
