2024年03月15日
じっさんずラブ? ふたたび
モテます!
モテまくっています!
人生最大のモテ期が到来したようであります。
でも、やっぱり、異性ではありません。
全員、“じっさん” です。
昨日、高崎市内で講演を行ってきました。
テーマは、温泉。
会場に着くなり、職員が、
「先生と写真を撮りたいという人がいるんですが、よろしいですか?」
断る理由もないので、職員に導かれてホールの中へ。
まだ開演30分前だというのに、7~8人の受講者が席に付いていました。
「こちらの方です」
と紹介されたのは、年の頃、どうみても70歳以上の男性です。
「ありがとうございます。どうしてもと知り合いに頼まれたものですから」
と男性は、職員にスマホとデジカメを渡しました。
「?」
僕が不思議そうな顔をしていると、
「カメラは知人のもので、スマホが私のです」
「ハイ、チーズ!」
すると今度は、手に新聞を持った男性が近寄ってきました。
やはり、シニア男性です。
「先生、この記事、読みました。今日、お会いできるのを楽しみにしていました」
男性が持っていたのは、先月から連載が始まった読売新聞の記事でした。
するとすると、間髪を入れず、もう一人の男性が、
「トリビア、観ています。今回は鹿沢温泉でしたね」
と、これまた高齢者です。
トリビアとは、ときどき僕がリポーターをしている群馬テレビ 『ぐんま!トリビア図鑑』 のことです。
とにかく、会場に着くなり、その熱烈歓迎ぶりに、少々面食らってしまいました。
が、この手のファン(?)なら珍しくありません。
でも、ここまでは、まだ序奏に過ぎなかったのです。
このあと、極め付きの 「じっさんずラブ」 が登場します。
(じっさんずラブについては、2024年2月19日の 「じっさんずラブ?」 をご覧ください)
開演時刻になり、僕は壇上に立ちました。
小さなホールは、満席状態です。
定員30名のところ、50人近い応募があったといいます。
主催者は、イスを増やして対応したようです。
うれしい限りであります。
講師冥利に尽きます。
見渡せば、女性は全体の3分の1~4分の1です。
大半が男性。
しかも、ほとんどが60代以上のシニア層です。
と……
ギェッ、ギェギェギェーーー!!!
最前列、左側の席。
今日もいます!
前回もいました。
前々回も、そのまた前も……
昨年秋頃から高崎市内で講演やセミナーがあると、必ず会場にいるシニア男性です。
前回、お会いした時に少しだけ話をしました。
「いつもありがとうございます」
「はい」
「確か、前回も来られていましたよね?」
「はい」
「今日の話も内容は、前回と同じですよ」
「はい」
「いいんですか?」
「はい」
かなりシャイな方です。
うれしいんですけどね、僕には不思議でなりません。
だって、毎回毎回、同じ話を聞きに来るんですよ。
しかも会場が毎回違うのに、どうして、講演場所が分かるんでしょうか?
「今日ここで講演することが、よく分かりましたね?」
「はい、……調べました」
たぶん、ネットの検索を駆使したんでしょうね。
これまた講師冥利に尽きます。
ただただ頭が下がります。
講演中、僕は、その男性が気になって仕方がありません。
もしかして、じっさんずラブ?
いえいえ、そんなんじゃありませんって!(汗)
男性は、今回も黙々とメモを取っていました。
とっても熱心な方です。
それだけ、温泉が好きなんでしょうね。
今年の講演活動は、まだ始まったばかりです。
どんな出会いが待っているのでしょうか?
次回の講演が楽しみです。
Posted by 小暮 淳 at 11:56│Comments(0)
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