2024年08月08日
K&Gの真夏休み ~真実の証明~
Kは中学2年生の男子。
僕の孫です。
前々からの約束で、2人だけで1泊2日の温泉旅に出かけてきました。
(きっかけは昨日のブログをご覧ください)
孫から見て、祖父って、どんな存在なのでしょうか?
特に中学生ともなると、難しい年頃です。
親よりも、さらに年齢が上の大人に対して、どんな感情を抱いているのか?
思い返せば、僕が中学生の時には、すでに2人の祖父はいませんでした。
母方の祖父は、僕が生まれてすぐに亡くなっているため記憶にありません。
父方の祖父も、僕が小学4年生の時に亡くなりました。
記憶に残っている思い出は、畑に連れて行ってもらい、イチゴを摘んだくらいのものです。
だからKにとって僕が、どのように映っているのか?
興味津々の2日間でした。
「ああ見えて、しっかり反抗期ですからね」
と出発前に、娘 (Kの母親) から釘を刺されました。
“中二病” なんていう言葉があるくらいです。
とにかく難しい年頃であることには間違いありません。
だからといって、はれ物に触るような付き合いでは面白くありません。
Kにとっては、親よりも偉い、威厳のある祖父でなければいけないのです。
ダメなものはダメ、間違っていることは間違っていると、ビシッと言って聞かせようと心に誓い、今回の旅に臨みました。
ところが、さにあらん。
実際のKは、素直で純粋で、好奇心旺盛な健全な男の子でした。
学校の授業や成績のこと、夏休みの宿題のこと。
友だちのこと、部活動のことなどなど、僕から訊くまでもなく、自ら率先的に話してくれました。
僕は 「へー、そうなんだ」 「がんばってるじゃないか」 と、感心しながら聞いてました。
おかげで道中の車中では、音楽やラジオを一度もかけませんでした。
(誰に似たのか、おしゃべりだけは天下一品です)
そんな彼から、こんなことを言われました。
「ジイジ、お願いがあるんだけど……」
「なんだい?」
「絶対、絶対、叶えてほしいんだ」
「だから、言ってごらん?」
「僕をテレビに出してよ!」
その意表を突いた願い事に、面食らいました。
もしかして、こいつも誰かさんに似て、出たがりの目立ちがり屋なのか?
ところが理由を聞くと、ちょっと事情が違うのです。
彼なりに深刻な問題を抱えていました。
「みんな信じないんだよな……。僕がジイジの孫だって」
「えっ、どういうことだい?」
「ジイジは時々、テレビに出るでしょ。僕は先生や友だちに、そのことを自慢しているんだ」
「そう、ありがとう。、それで?」
「先生は、すごいね!って言ってくれた」
「友だちは?」
「……」
理由は、こうでした。
Kは娘の子です。
なので、娘の嫁ぎ先の名字です。
「小暮」 ではないということで、友だちからは 「名字が違う」 「信じられない」 「証拠を見せろ」 と言われたようです。
「だからさ、ジイジと僕が一緒にテレビに映ったら、僕がジイジの孫だってことを証明できるでしょう」
この場合、祖父として、なんと答えればいいのでしょうか?
「いいよ、今度、出してやるよ」 なんて、軽はずみのことは言えません。
とりあえず、この場では約束せずに、こう答えておきました。
「今度、テレビ局のディレクターさんに話してみるよ」
すると、
「本当!? やったー! 絶対、絶対、お願いしまーす!」
でもね、たぶん彼の願い事は叶わないでしょうね。
だったらKよ、お前が部活で活躍して、テレビに出て、G(ジー)をカメラの前に呼べばいい。
今年の夏の大会、必ずGは応援に行くからな!
まずは県大会優勝だ~!
Posted by 小暮 淳 at 11:38│Comments(3)
│つれづれ
この記事へのコメント
小暮淳さん、お誕生日おめでとうございます!!
母から本日お誕生日だと聞きました!!
今年の年賀状、ありがとうございました!!
素敵な一年になりますように!!
一歌
母から本日お誕生日だと聞きました!!
今年の年賀状、ありがとうございました!!
素敵な一年になりますように!!
一歌
Posted by 一歌 at 2024年08月08日 13:35
一歌さんへ
ありがとうございます。
ビックリしまた。
お母様は、僕の誕生日を覚えていてくださったのですね。
よろしく言ってください。
ありがとうございます。
ビックリしまた。
お母様は、僕の誕生日を覚えていてくださったのですね。
よろしく言ってください。
Posted by 小暮 淳
at 2024年08月08日 13:50

小暮淳さんへ
ありがとうございます!!
かしこまりました!!
改めまして、おめでとうございます!!
一歌
ありがとうございます!!
かしこまりました!!
改めまして、おめでとうございます!!
一歌
Posted by 一歌 at 2024年08月08日 18:23