2024年09月29日
やっぱ、山廃でしょ!
<今日の上毛新聞に群馬泉の記事がありましたね。群馬泉ファンとしては、うれしい限りです。>
一昨日、酒好きの “呑み友” からメールが届きました。
そーなんです!
快挙であります!
「やったー!」 と自分のことのように、僕も小躍りして喜びました。
新聞によりますと、香港で開催されたアジア最大級の日本酒コンクール 『ORIENTAL SAKE AWARDS (オリエンタルサケアワード)』 で、島村酒造 (太田市) の 「群馬泉 超特選純米」 が、純米酒の旨味濃醇(うまみのうじゅん)の部門でチャンピオン酒に選ばれました。
群馬県の日本酒がチャンピオン酒になるのは初めてです。
同アワードの開催は今年で3回目。
全9部門に143蔵から503点が出品され、各部門の金賞に33点が選出され、その中から 「群馬泉」 がチャンピオン酒に輝きました。
新聞記事には、チャンピオン酒を手にした6代目の島岡利宣社長の写真が掲載されていました。
島岡さんとは、過去に2度ほどお会いしています。
最初は10年ほど前、日本酒の本を出版する企画があり、編集者とともに打ち合わせに伺いました。
その時、うれしいことに島岡さんは温泉ファンであり、僕の著書を持っていることを知りました。
2度目は3年前、酒蔵をめぐる新聞記事の取材で訪ねました。
そのとき、島岡さんから並々ならぬ酒造りへの情熱とこだわりを聞くことができました。
チャンピオン酒になった部門は、米と米こうじのみで作られた純米酒を審査します。
この部門で、蔵付きの天然乳酸菌と自然の力を巧みに利用して酵母を育てる日本古来の伝統的な製法 「山廃酛(やまはいもと)」 にこだわった同蔵の日本酒がチャンピオンになったことは、酒好きとしては本当に喜ばしいことであります。
山廃酛とは、「生酛(きもと)系山廃造り」 のこと。
山廃とは、 「山卸(やまおろし)廃止」 の略です。
昔ながらの自然の力を活用した酵母 「生酛(きもと)」 で造る伝統製法の中で、米をすりつぶす山卸という工程を省いた独特な醸造です。
乳酸菌を人工的に添加する 「速醸(そくじょう)」 が主流の現代でも、あえて多くの手間と時間、経験と技術が必要な手法にこだわり続ける同蔵ならではの醸造が、今回の栄光へとつながりました。
苦労は報われるということですね。
島岡社長、おめでとうございます。
なんて書いていたら、無性に群馬泉が呑みたくなってしまいました。
「群馬泉 超特選純米」
直営店や県内の酒販店などで販売しているそうです。
ちなみに一升3,410円、四合1,727円。
今晩は、いつもの酒より、ちょっぴり奮発して受賞を祝いますかね。
Posted by 小暮 淳 at 12:58│Comments(2)
│大使通信
この記事へのコメント
非常に嬉しいおめでたいニュースですね!(^^)!
値段上がる前に買っておかなくては(^_^)
値段上がる前に買っておかなくては(^_^)
Posted by みわっち at 2024年09月30日 11:49
みわっちさんへ
群馬泉は、県内より県外で人気の日本酒だと聞いたことがあります。
全国に誇る銘酒なのですね。
今度、群馬泉で乾杯しましょう!
もちろん、温泉で。
群馬泉は、県内より県外で人気の日本酒だと聞いたことがあります。
全国に誇る銘酒なのですね。
今度、群馬泉で乾杯しましょう!
もちろん、温泉で。
Posted by 小暮 淳
at 2024年09月30日 23:37
