2024年10月10日
冷たい雨の日に
一昨日、10月8日は二十四節気の一つ 「寒露(かんろ)」 でした。
冷たい露が下りて、冷え込みが増す時季とのこと。
まさにその通りの日々が、始まりました。
昨日は前橋市内の会議所にて、温泉をテーマにした講演会があり、僕は講師として壇上に立ちました。
主催は、町の社会福祉協議会。
町内に回覧版が回ったこともあり、申込者は50名以上もあったとのことです。
ところが昨日は、朝からの雨。
しかも大降りです。
気温は17度。
会場へ向かう車の中で、せわしなく動くワイパーを見ながら、ため息をついてしまいました。
すべてのイベントは、天候に左右される……
「おはようございます。お待ちしておりました。今日はよろしくお願いいたします」
自治会長の出迎えを受け、会場内へ。
すでに受付が設けられていて、スタッフが2名、手際よく講演会の配付資料をセッティングしていました。
「よろしくお願いします。あいにくの雨ですけど」
今度は僕から声をかけました。
「ええ、欠席者が増えるかもしれませんね」
と一人が答えると、もう一人が、
「K町の人はまじめな人が多いから、雨でも来ると思いますよ」
午前10時、開演。
開けてみれば、なななんと! 来場者は60名を超えていました。
なんでも、予約なしに当日参加した人が何人もいたとのことです。
「えっ、この雨にもかかわず」
驚く僕に、会長は、
「はい」
「ありがたいことですね」
「先生の人気ですよ(笑)」
途中、10分間の休憩をはさんだものの、たっぷりと2時間にわたる講演を終えることができました。
「温泉に行きたくなった人?」
講演終了後、司会者が訊くと、
「ハーイ!」
と全員が手を挙げていました。
ジーンと胸に込み上げて来るものがあります。
ああ、温泉ライターをやっていて良かった。
講演活動を続けてきて良かった。
一人でも多くの人が温泉の魅力を知って、温泉に行ってくれたら、こんなに嬉しいことはありません。
「入って残そう、群馬の温泉」
これからも僕は、そう語り続けていきます。
次は、あなたの町へ行きます。
Posted by 小暮 淳 at 11:06│Comments(0)
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