2024年10月16日
4.8%のオタク
物心ついたときには、いつも身近なところに新聞がありました。
10代~20代に東京で一人暮らしをしていた時も、欠かさずに新聞を取っていました。
そして現在は、もう何十年と全国紙と地方紙の2紙を購読しています。
今週は 「新聞週間」 です。
みなさんは、新聞を読んでいますか?
新聞通信調査会によれば、現在の新聞購読率 (2023年調べ) は、58.1%です。
10年前 (2013年) が81.2%ですから、この10年で一気に新聞離れが進んだことになります。
同時期に普及したものはスマホですから、たぶんこれが新聞離れの一番の要因だと思われます。
さらに調査によれば、購読している58.1%のうち、1紙のみの購読は95.2%。
2紙以上となると、わずか4.8%です。
僕は、かなり少数派ということになります。
自他ともに認める 「新聞オタク」 であります。
気になるのは、新聞離れの理由です。
アンケートによれば、まず新聞を読む理由は?
●情報や話題が豊富
●自分のペースで読める
●仕事や生活に役立つ
●習慣だから
では、逆に新聞を読まない人の理由は?
●インターネットのニュースで十分
●テレビのニュースで十分
●購読料が高い
●習慣がない
ここで僕は、ハタと気づきました。
新聞を読む人と読まない人では、新聞に求めているものが違うということです。
読まない人は、新聞を “ニュース” を知る媒体だと思っているんですね。
だからテレビやインターネットで十分だと。
でも新聞を読んでいる人の視点は違います。
“役立つ” ところに重きを置いています。
そして、何よりも一番の違いは 「習慣」 の有無です。
僕が毎日、新聞を読むのは、子どもの頃からの習慣だからなんですね。
毎日、顔を洗ったり、歯を磨くのと同じことです。
朝起きたら、まずは郵便受けから新聞を取り、コーヒーを飲みながら新聞を開く……
これが毎日のルーティーンです。
以前、このブログでも令和になって、長文が読めない人が増えていることを書きました。
(2024年9月20日 「長文が読めない令和人」 参照)
世の中には、僕のような活字中毒者もいますが、反対に活字アレルギーの人もいます。
長い文章を見ただけで、拒絶する人たちです。
でも、これって、やっぱり習慣なんですよ。
早起きだったり、ジョギングだったり、習慣になってしまっている人にとっては、なんの苦もありません。
だから僕は、「もっと新聞を読め!」 なんて言いません。
みんな自分の生活スタイルで生きればいいんです。
さしずめ僕は、4.8%のオタク人生を満喫し続けたいと思います。
Posted by 小暮 淳 at 12:07│Comments(0)
│つれづれ