2025年02月20日
夢をあきらめきれない君へ
30歳というのは、夢のターニングポイントなのかもしれません。
役者や芸人の卵が、「30歳までやって芽が出なかったら、スッパリとあきらめて故郷に帰るよ」 などと言うセリフを、よく聞きます。
かくいう僕も、30歳を境に第一志望の夢に見切りをつけて、現在の仕事の出発点となる編集の世界に飛び込みました。
先日、20代後半の女性と話をする機会がありました。
彼女は、この3月で会社を退職して、単身、東京へ行くと言います。
「なんで、また今になって?」
僕から見ると、今の仕事でも十分に輝いて見える女性です。
新卒で入社し、ある意味、花形の仕事を手に入れました。
なのに、なぜ、今になって……
彼女には10代の頃から夢に見続けていた世界がありました。
それは、“声” の仕事。
学生時代は放送部や演劇部に所属し、“声” で表現する楽しさを知ったといいます。
「やっぱり、あの頃の夢を捨てきれませんでした」
と30歳を前に、再度挑戦することを決意しました。
「まだ、そんな私を雇ってくれる所があったんです」
と、嬉々と話す彼女。
声優やナレーションの仕事を専門に扱う、東京の芸能事務所に所属することになったといいます。
「すごいじゃないか!」
「ありがとうございます」
「応援しているよ」
「がんばります!」
彼女の瞳は、いつも以上にキラキラと輝いていました。
僕は30歳手前で挫折をしてしまったけど、彼女なら大丈夫。
うまくやるさ!
ガンバレー!
目いっぱいのエールを送りました。
Posted by 小暮 淳 at 10:46│Comments(0)
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