2023年05月27日
5類の恩恵
「○○公民館でお世話になったNです。この春から××公民館の勤務になりました。また、こちらでも講演をお願いできますか?」
「△△公民館の I と申します。□□公民館から先生のことを紹介されました。ぜひ、うちでも、講演をお願いしたいのですが?」
新型コロナウイルス感染症の位置づけが、5類に引き下げられました。
これにより日本列島に、コロナ禍前の活気が戻りつつあります。
今年のゴールデンウィークは、どこの観光地も、数年ぶりににぎわったようです。
5類の恩恵は、僕にも兆しがあります。
コロナ禍で中止になっていた、講演やセミナーの依頼が入るようになりました。
また、各地の読者に会いに行けるんですね!
著者として、ライターとして、こんなにうれしいことはありません。
県外からの依頼は別として、県内で初めての会場の場合は、極力、打ち合わせを兼ねて、事前下見に出かけるようにしています。
昨日は、高崎市南部のY公民館に行ってきました。
「先生の噂は、かねがね聞いていまして、ぜひ、コロナが明けたら、うちでもお願いしたいと思っていました」
と担当者。
「で、講演のテーマは、温泉でよろしいですか?」
最近は、2回、3回と呼ばれる公民館も多く、テーマは温泉に限らず、民話だったり、地酒だったりしますが、Y公民館では、初めての講演になります。
よって、当然、県内数カ所の温泉大使を務める温泉ライターとしての依頼だと思い、そう訊ねました。
ところが……
「温泉の話もいいんですけど、できれば民話で、お願いできますでしょうか?」
聞けば、自身が拙著 『ぐんま謎学の旅 民話と伝説の舞台』(ちいきしんぶん) の読者とのことでした。
「あの本の中にも、Y町の伝説がありますよね。ぜひ、地元の人も知らない民話や伝説の話をしていただけたらと思います」
Y町は、西上州の中でも民話の宝庫であります。
著書に取り上げていない話が、まだまだあります。
「Y町には面白い話が、たくさんあるんですよ。分かりました、民話と伝説でお受けいたします」
ということで、打ち合わせ終了。
その後、会場となる講堂に案内してもらい、演台やホワイトボードの位置、当日に必要な物などの確認をさせていただきました。
来月、ここで2時間の講話をさせていただけるのですね。
想像するだけで、ワクワクしてきました。
何を話そうか?
あれも、これも、話したいことばかりです。
2時間で収まるだろうか?
そんなことを考えているときが、一番楽しいのであります。
これもすべて、5類に引き下げられたおかげです。
感謝、感謝!
少しずつでが、僕の日常もコロナ前に戻りつつあります。
Posted by 小暮 淳 at 12:10│Comments(0)
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