2019年02月12日
ご褒美の行方
定年退職を迎える友人が、新車を購入しました。
なんでも、長年勤め上げた自分への “ごほうび” なんだそうです。
驚いたのは、その金額です。
600万円!
ま、価値観は人それぞれですから、その金額が高いのか、安いのかは、一概には申しません。
が、「車は動けばいい」 と中古車を日々乗り回している僕からしたら、ただただ驚くばかりであります。
もう、何年も昔のことですが、法要の席で、いとこの男性から、こんな話を聞きました。
彼は定年退職を機に、新しい趣味を始めることにしました。
「若い頃さ、カメラが好きだったんだよね」
と退職金をつぎ込んで、最新のカメラと機材一式をそろえたと言いました。
それから数年経った法要の席でのこと。
「そういえば、カメラはどうなりました。撮ってますか?」
と問えば、意外や意外。返ってきた言葉は、
「いやね、始めてはみたんだけどさ。何を撮ったらいいのかが分からなくてね」
結局、2、3回撮影に出かけただけで、趣味は終わってしまったとのことでした。
時間とお金はあっても、“情熱” は手に入れられなかったということでしょうか?
はてさて、気になるのは、友人です。
ピカピカの新車に乗って、どこへ行くのでしょうか?
Posted by 小暮 淳 at 11:45│Comments(0)
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