2020年05月04日
ケサ男とパサ子
愛犬のマロが死んで、半年以上が経ちました。
いまだ僕の心には、ポッカリと大きな穴が空いたままです。
「ああ、こんなとき、マロがいてくれたらなぁ……」
ことあるごとに、そう思ってしまいます。
まして今は、コロナ自粛により、家に居ることの多い毎日です。
「もし、マロが、あと一年長く生きていてくれたら……」
家の中で、一緒にテレビを観たり、音楽を聴いたり、昼寝をしたのに。
散歩だって、ただ黙々と歩くだけではなく、途中で出会う “犬友仲間” とのオシャベリを楽しめたのに。
いくら無いものねだりをしてみたところで、マロが帰って来るわけではありません。
しかたなく、“ひとり遊び” の毎日を続けていました。
が!
待てよ!
我が家には、最強のペットがいるではありませんかーーーーっ!!!!
そうです! あの伝説のナゾの生物 「ケサランパサラン」 です。
以前このブログで、子どもの頃に遭遇して以来、生き別れになっていたケセランパセランの情報を求めたところ、心ある方から 「うちで繁殖したから差し上げます」 と連絡があり、2匹いただいたのであります。
※(ケサランパサランが我が家に来た経緯については、当ブログの2020年3月31日 「ようこそ!ケサパサ」 を参照)
ケサランパサラン (ケセランパセランともいう) とは?
江戸時代以降の民間伝承の謎の生物とされる物体で、外観はタンポポの綿毛やウサギの尻尾のようなフワフワした白い毛玉に覆われている。
持ち主に幸運をもたらすとの言い伝えがあり、出合うと幸せになるという。
西洋では 「エンゼル・ヘア」 などとも呼ばれている。
東北地方の方言で 「ケサラーパサラ」 という言葉があり、“毛玉” を意味する。
また広辞苑には 「ヘイサラ・パサラ」 というポルトガル語より転じた言葉が載っていて、これは <牛や馬の腹の中から出る結石のこと> とあり、<解毒剤に用いられた> とある。
ということで、ケサランパサランは大きく分けて3種類あります。
●タンポポの綿毛のような植物性ケサランパサラン
●ウサギの尻尾のような 「毛ん玉」 と呼ばれる動物性ケサランパサラン
●ポルトガル語が語源とされる 「馬ん玉」(牛馬の排泄物) とも呼ばれるヘイサラパサラ
で、我が家にやって来たのは最もポピュラーな植物性のケサランパサランです。
大きいほうは約3cm、小さいほうは約2cm。
ともにビンの中で、無数の細い枝毛を伸ばして、宙に浮いた状態で仲良く暮らしています。
どちらもオスかメスかは分からないのですが、勝手に僕は、大きいほうに 「ケサ男」、小さいほうに 「パサ子」 と名前を付けて呼んでいます。
今のところ2匹は、交尾をした様子もなく、数は増えていません。
でも、大量の繁殖に成功して、コロナ禍が終息したら 「幸運を招くエンゼル・ヘア」 として売り出し、ひと儲けしてやろうと、ひそかにたくらんでいます。
ヒ、ヒ、ヒ、ヒ、ヒ……(ほくそ笑み)
Posted by 小暮 淳 at 12:48│Comments(0)
│謎学の旅