2020年06月06日
くう ねる あるく
「どうですか?」
「ええ、おかげさまで、変わらずです」
「お仕事のほうは? コロナの影響は?」
「大ありですよ。“サンデー毎日” です」
「温泉地は、きびしいようですものね」
聴診器を僕の胸と背中に当てながら、医者の問診が続きます。
「では、血圧を測りましょう」
かれこれ10年以上になります。
高血圧気味の僕は、月に一回、実家の近くのかかりつけ医に通っています。
「はい、大きく深呼吸をして」
「ふーーーーっ」
「……?」
「もう一回、測りますか?」
いつもなら血圧が高いため、何度か測り直すのです。
が、今回に限って、
「とっても、いいですね。何か、始められましたか?」
数値を見ると、上が120台、下が70台と、僕としては、ここ数年なかった好数値であります。
「仕事がなくなって、ストレスが無くなりましたか?(笑)」
と、皮肉を言われてしまいましたが、そもそも仕事のストレスは抱え込まない性格です。
「ヒマすぎて、よく食べて、よく寝ています。それとウォーキングかな?」
「どのくらい歩きますか?」
「毎日、1時間半~2時間です」
「素晴らしい!」
「食事も睡眠も、とれている?」
「はい、きちんと三食。しっかり、8時間は寝ています」
「手本のような生活ですね(笑)」
これって、ほめられているのでしょうか?
「手本ですか?」
「はい、元気な老人の(笑)」
やっぱり!
これは、いかん!
1日も早く、以前のような不摂生で自堕落な生活に戻さないと、このまま人生が終わってしまうぞ!
ただただ、コロナの終息を願うばかりであります。
Posted by 小暮 淳 at 11:35│Comments(0)
│つれづれ